2011年8月21日日曜日

武将が縋(すが)った神仏たち

 安土城考古博物館の今年度の秋季特別展は、「武将が縋った神仏たち」です。会期は10月15日(土)~11月20日(日)までで、東日本大震災復興祈念の思いも込めて、現在、企画の最終段階に入っています。
動乱の時代、命がけのいくさを強いられた武将たちは、さまざまな神仏にその加護と武運長久を祈願しました。この秋季特別展では、このような信仰にスポットを当て、信仰の成立からその展開、さらに天下人の神格化に至る歴史を辿りながら、絵画・彫刻・工芸品にわたる各種の美術作品を中心に、関係する武将の肖像を交えて展示構成します。 本展が、武将による神仏信仰の重要性と歴史的役割を再認識し、その造形的魅力を再発見する機会になれば幸いです。
今の社会状況なども踏まえ、メッセージ性があり、しかもわかりやすい展示に努めるとともに、皆さんよくご存じの静岡大学名誉教授・小和田哲男氏による記念講演(11月6日(日))などの関連イベントも用意しています。
どうぞ、ご期待ください。 

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