2011年9月15日木曜日

震災半年 文化財保護の今

   これは、9月14付けの読売新聞のある記事のタイトルです。福島県の南相馬市の状況を例にとり、文化財を守ることで地域社会の復興に結びつける動きを紹介しています。
   安土城考古博物館では、「相馬野馬追」の完全復活を応援する活動(メッセージと義援金募集)を続けていますが、同記事によると、南相馬市は、古い甲冑や古文書、祭りなどに関する民俗資料など、未指定の文化財を所有している人が少なくないとのことです。少なくとも人口の半分が市外に移った状況では、こうした文化財をどう保護していくか、全く展望がないとも書いています。
   市文化財課の堀課長補佐の「市民が誇りをもって住み続けるためには、祭りを含めた文化や歴史を守っていくことが大切」という言葉がとても重いだけに、現状とのギャップに心を痛めざるを得ません。

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