2011年9月17日土曜日

博物館・美術館が連携することの意義

   昨日、滋賀県立近代美術館の「祈りの国、近江の仏像」展の内覧会に出席してきました。これは、同館とMIHO MUSEUM 、大津市歴史博物館の3館連携特別展「神仏います近江」の一環として開催されたものです。
   これだけ多くの貴重な近江の仏像を一堂に会した展覧会は初めてであり、本当に素晴らしい内容となっています。展覧会のご成功をお祈りしつつ、同じく「祈り」をテーマの一つとした当館の秋季特別展「武将が縋った神仏たち」を魅力的な展覧会に仕上げていきたいと思います。
   さて、多くの博物館・美術館で展覧会の予算規模が抑えられるようになってきた今日、生き残り戦略、より効果的な事業展開の一つとして、複数の館がさまざまな形(方法)で連携する取り組みが増えつつあります。
   安土城考古博物館でも、今年度から、文化庁の助成制度を活用した琵琶湖博物館との連携や、城郭博物館連携としての長浜城歴史博物館および彦根城博物館との連携に乗り出しました。初年度の今年度は、「連携講座」を中心にスタートさせることとしましたが、次年度以降は連携企画展の開催や広報連携(ツールの共同制作等)などについても検討していきたいと考えています。

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