2012年1月19日木曜日

「双方向」「対話型」!

   ご存じのとおり、博物館は「社会教育施設」ですが、この場合の「教育」の意味が、最近では「学習(学び)」というふうにシフトしてきているように思います。「一方向」から「双方向」へとシフトしてきていると言ってもいいかもしれません。
   博物館が展示を企画・構成する際には、実物資料や情報を基に、主催者(送り手)としてのメッセージを入れ込んだストーリーを設定するわけですが、来館者の皆さんへの一方的な押しつけにならないように留意しています(来館者アンケートに、そのようなお叱りのご意見を書いていただくケースが時々ありますが・・・・)。
   来館者の皆さんが、博物館が設定したストーリーとは異なった視点からの解釈なりアプローチができるように、言わば「双方向」「対話型」の仕掛けが、展示の中に組み込まれていることが大事だと考えています。現状は、まだまだそのレベルに達していませんが・・・。

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