2012年1月12日木曜日

近江風土記の丘の主な史跡

   近江風土記の丘には、歴史のロマンをかきたてられる史跡がたくさんあります。簡単に紹介しますと、

①大中の湖南遺跡
   大中の湖の干拓事業に伴い、湖底から発見された一大遺跡です。断続はあるものの、縄文時代から平安時代末期までの遺跡です。
②瓢箪山古墳
   4世紀頃に、繖山の支尾根の先端を切断・成形して造営された、全長162㍍の滋賀県下最大の前方後円墳です。
③観音寺城跡
   16世紀前半頃に、近江の国のほぼ中央にそびえる標高432㍍の繖山(きぬがさやま)に築かれた、近江国守護職の佐々木六角氏の居城跡です。その特徴は、石垣を多用していることです。
④安土城跡
   安土城は、戦国期、天下統一の拠点として、織田信長によって築かれました。1582年、信長の死とともに焼失しました。我が国初の本格的な天主をもっていました。
⑤摠見寺
   天正年間に安土城築城に伴って、織田信長によって城郭内に建立されました。安政元年(1854年)に火災に遭い、三重の塔と楼門を残すのみとなりました。
⑥セミナリヨ跡
   信長の信望を得たイエズス会の宣教師たちが安土城下に開設した神学校(セミナリヨ)の跡です。安土城焼失とともに焼失しました。
⑦桑実寺
   白鳳6年に、天智天皇の勅願寺院として創建されました。藤原鎌足の子・定恵が中国より桑の実を持ち帰り、養蚕をこの地で始めたことから、この名があると伝えられています。

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