2014年9月21日日曜日

明日9月22日(月)は開館しています

当館は原則として月曜日を休館日としていますが、明日22日は開館しておりますので、お知らせします。替わりに、24日(水)が休館日となります。台風は北側へ進路を変えたようなのでとりあえず危険は去りましたが、秋雨前線がどのように活発化するかはよくわからないようです。いずれにしても、気を付けてお越し下さい。

2014年9月20日土曜日

秋季特別展始まる

  今回の秋季特別展は「造形衝動の一万年 -縄文の宇宙、円空の衝撃、アール・ブリュットの情熱-」と題して、歴史系博物館としてはこれまでにない新たな視点で、造形への衝動をテーマに展覧会に取り組みました。人は古来より土偶や埴輪に見られるように様々な造形物を制作してきました。その後現在に至るまで、鉈彫りや神像彫刻、円空作品などの木彫像、さらには近年注目を集める、正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出す「生の芸術」アール・ブリュット作品など見えざるモノを感性と衝動のもとに可視化した特異な作品が作られ続けています。
  滋賀では特に粘土を使ったアールブリュット作品が多く作られていることに着眼し、人間が自由な感性のもとに創造してきた造形物を、一万年前からたどろうという企画となりました。
表現行為は様々な形態、技法で行われますが、人間にとって極めて生理的で、ナチュラルなものだと思います。湧き上がってくる情念、情動をどのように表現するか、土偶や埴輪に表現された精神世界、鉈彫(なたぼり)・粗彫(あらぼり)の木彫像を通じての祈りの世界、民族資料に見る精霊の世界、そして人間の根源的な「造形衝動」としての表現世界を感じながら、展示を見てていただけたらと思っております。
  この展覧会は、2004年に開設された近江八幡市にあるボーダーレス・アートミュージアムNO-MAのご協力を得て開催することができました。NO-MAさんはこれまでアールブリュット作品の公開の活動を続けてこられ、2010年フランス・パリで開催された「アール・ブリュット・ジャポネ展」の日本側事務局としても活躍されました。今回の展覧会では、すべてを紹介することはできませんが、ヴェネチア・ビエンナーレに出品された澤田真一さんをはじめ、鎌江一美さん、吉川秀昭さん、伊藤喜彦さんの作品・表現をじっくり味わっていただきたいと思います。
  会期中の日曜日に開催されます関連の講演会や講座では、専門家による具体的なテーマのお話しが聴けますので、こちらもお楽しみ下さい。9月21日にははたよしこさんの「生の芸術 アール・ブリュット」、 10月13日には小林先生の「縄文の造形宇宙」、11月9日には大槻倫子さんの「滋賀の施設で生まれた土の造形」、11月23日には水野先生の「埴輪にかけた造形美」をよていしております。また、10月12日には仏像鑑賞入門で湖北方面へのツアー、11月3日には親子向けに造形体験「心を形に」も企画しておりますので、ご参加いただければ幸いです。
  皆様のご来館をお待ちしております。

2014年8月10日日曜日

夏季企画展講座「港・城・祈り-古墳・中世-」

尾上遺跡(長浜市)では木製の人形や馬形、唐崎遺跡(大津市)では弥土馬が出土しており、古代の水辺の祭祀の一端をうかがうことができます。浮御堂遺跡(大津市)では、、古代から中世にかけて大量の土錘とともに信仰に関わる多量の遺物が出ています。多景島の湖底では、縄文時代から現在に至る様々な遺物、なかには祭祀具的ものも含んで出土しています。
8月23日(土)の企画展講座には、滋賀県立大学の水野教授をお迎えして、琵琶湖に対する信仰や、漁業・湖上交通の様子についてお話しをうかがいます。13:30から2階セミナールーム。

台風11号と博物館

今朝台風11号が四国高知に上陸し、その後赤穂市に再上陸しました。上陸してからは少し進行速度が速くはなりましたが、非常にゆっくりと北上することで大雨をもたらし、今回様々な分野で大きな影響が出ていることと思います。被災された方にはお悔やみを、避難された方々には苦難を強いております。一刻も早く熱帯低気圧となることを願っております。当博物館行事で先日お知らせした親子遺跡ツアーや夏展講座も9日(土)に実施しておりますが、参加者は少なかったです。警報が出ていても、余程のことがない限り、博物館は開館しております。今日10日(日)も博物館行事として、ミュージアムコンサートを実施いたします。この天候にもかかわらず、出演者の方々は県内各所から駆けつけて下さいます。お時間の都合のつく方は是非とも来館下さい。スタートは午後3時、エントランスホールにて。
ただ、台風の状況はニュース等で必ず把握いただき、無理はしないよう、そして風や障害物等に十分注意をして、くれぐれも気を付けて来館いただきますよう、お願いいたします。

2014年8月7日木曜日

勾玉をつくろう 体験!!!

 
勾玉(まがたま)は弥生時代から古墳時代にかけて使われた装身具で、硬い石を少しずつ削って作るものです。今回の体験は柔らかいロウ石を素材に、勾玉を本物そっくりに作り上げることで、古(いにしえ)の人々が「勾玉」に乗せた想いを体験するものです。まだ、募集枠に空きがありますので、どんどん応募下さい。               済
○開催日時: 平成25年8月23日(土) 午後1時半~午後3時頃
○募集人数: 30名程度(事前申し込み)   500円(参加実費)
○開催場所: 多目的広場 ※受付は博物館エントランスホール
○内  容: ①勾玉の実物を見学 ②勾玉についての説明 ③各自で勾玉を制作

2014年8月6日水曜日

夏季企画展講座「生業と社会の変革-弥生時代-」

針江浜遺跡(高島市)、小津浜遺跡(守山市)では弥生前期の集落、烏丸崎遺跡(草津市)では前期の集落と中期の墓域や玉造り工房が見つかっています。赤野井湾遺跡では、弥生時代後期から古墳時代にかけての鋤や鍬などの木製品が多数出土しました。また、鎌などの鉄製品、祭祀に使われた土製人形やミニチュア土器が出土しています。
8月9日(土)の企画展講座には、大阪府立弥生博物館の黒崎館長をお迎えして、稲作農耕の定着過程や集落社会の形成などについてお話しをうかがいます。13:30から2階セミナールーム。

2014年8月2日土曜日

親子で遺跡見学ツアー

遺跡見学バスツアーを企画しました。8月9日(土)9:00JR守山駅集合、15:30JR近江八幡駅解散で、親子20組(約40名)を募集しています。参加費は大人1570円、子ども1070円(昼食弁当込み)。現在まだ空きがありますので、(株)ジョイックス℡0748-34-8400まで申し込んで下さい。なお、学芸員が遺跡や古墳公園、博物館の展示などを説明しますので、貴重な機会になると思います。

2014年8月1日金曜日

毎年恒例のミュージアムコンサート

8月10日(日)15:00から1階エントランスホールで、コンサートを開催します。ピアノやヴァイオリン、ホルンの演奏、ピアノとフルートのアンサンブル、ピアノの連弾などがあります。気軽に来ていただける雰囲気で毎年開催しておりますので、散歩がてらにのぞいてみて下さい。お待ちしています。

2014年7月31日木曜日

博物館舞台裏ツアー募集中 まだ空きがありますよ!

学校の先生方向けに考古学関係の舞台裏を紹介するツアーを企画しました。8月6日(水)9:00JR安土駅集合、16:00JR瀬田駅解散、訪問先は、古墳公園、銅鐸博物館、歴史民俗資料館、埋蔵文化財センターなどです。参加料金は1,680円、申込先は(株)ジョイックス(℡0748-34-8400)、滋賀県ミュージアム活性化委員会が実施いたします。
先生方、夏休み中でお忙しいかもしれませんが、是非ともこの機会を活用下さい。

2014年7月30日水曜日

「あの遺跡は今!Part19」に参加して夏休みの宿題を!

 
毎年実施しています「あの遺跡は今!」が8月3日(日)安土城考古博物館で開催されます。発掘成果の調査報告会「古代の知恵と技」が13:30~14:30、2階セミナールームであります。最近発掘された遺物の展示もあり、考古ファンは必見です。整理作業室の特別公開や出土品の展示・解説、土器の接合復元や瓦などの作業体験、オリジナルグッズ「古代の鏡を作ろう」製作体験そしてクイズラリーなど親子で楽しんでいただければと思います。夏休み自由研究相談も随時受け付けています。9:00~17:00、参加は無料ですが、人数制限しているものもありますので、お早めに来館下さい。

2014年7月29日火曜日

連続企画展「海と洋を結ぶ湖」

琵琶湖は内陸部に位置するため閉ざされた湖と捉えられがちですが、実は日本海と太平洋を結ぶ回廊でもあります。このような湖は世界的にも例を見ません。琵琶湖と海(洋)の関係を考えることは、近江の特性を知る手がかりになると考えられます。連続企画展では4つのテーマを設定し、琵琶湖の果たしてきた役割を探ります。展示資料は、船の復元品、考古資料、美術工芸資料などです。
 1「海を渡り来た人々-湖辺に暮らした渡来人-」 6月3日(火)~ 8月 3日(日) 終了
 2「海の船と湖の船-北前船と丸子船-」        7月8日(火)~10月14日(火) 第1常設
 3「命を支えた海の幸-湖を行き交う海産物-]   8月4日(月)~10月 6日(月) 第2常設
 4「海を渡る財-日宋貿易の世界-」             10月7日(火)~12月27日(土) 第1常設

2014年7月25日金曜日

博物館のチラシでプレゼント交換

博物館の赤い色(現在は黄色の色紙のものが大半)のPRチラシにはオリジナルグッズ引換券が付いています。博物館を観覧いただいた後、チラシを提示いただくとオリジナルグッズをプレゼントしています。チラシのある場所は、安土山のガイダンス、安土駅前の観光案内所・レンタサイクル店、白雲館などです。是非チラシを持って来館下さい。

2014年7月22日火曜日

今年も節電クールライフキャンペーンで来館を!

今年も節電クールライフキャンペーンの一環として、県立文化施設の無料開放が実施されます。7月22日(月)~8月30日(金)の平日にキャンペーンチラシをおもちいただくと、当館の展示料金が無料になります。ただし、土日および8月13日(火)~8月15日(木)は除きます。是非ともこの機会に、御家族でお出かけ下さい。詳しくは滋賀県のホームページの「クールアクション2014」を検索参照下さい。

2014年7月20日日曜日

 「わたしの体験博物館」の参加者募集中!

子ども学芸員教室の参加者を募集しています。定員は10名、対象は小学校高学年~中高生、日程は7月26日(土)~27日(日)の2日間、両日とも参加出来る方。先着順ですので、事前に電話で申し込んで下さい。参加費は無料です。概要は以下の通り、申込は、℡0748-46-2424、Fax0748-46-6140 へお願いします。   
  初 日 13:30~14:00博物館探検、14:00~14:30屋外展示の見学、
       15:00~15:30資料のスケッチ
  2日目  13:30~15:00開設パネルの作成、15:00~16:00開設パネルの展示

2014年7月19日土曜日

夏季企画展始まる

夏の企画展「湖底遺跡が語る湖国二万年の歴史」が7月19日から始まりました。
今回の展覧会は、昭和48年度から平成3年度まで琵琶湖の湖底遺跡を対象として現地で発掘調査を実施し、その後の整理調査が終了したことから、改めてその成果を振り返るものです。湖底・湖岸遺跡は114カ所記載されていますが、発掘調査を実施したのは39カ所です。収納遺物量は約5000箱になります。内訳は縄文・弥生の土器や鏃(やじり)、石斧などの石器が8割弱、丸木船、農耕具などの木製品が1割、あとは自然遺物となっています。この発掘調査の最大の成果は、琵琶湖の湖底に2万年におよぶ人々の生活の痕跡を確認したことです。このような例は世界的に見ても希有なものと言えます。
展示構成は、第1部琵琶湖との共生-縄文時代-、第2部生業と社会の変革-弥生時代・古墳時代-、第3部港・城・祈り-古代~中世-、第4部自然災害と再生の足跡の4部からなり、琵琶湖開発事業に関連するパネル展示も見ることができます。
また、展示の各部テーマ毎に4回、7/19(土)、8/9(土)、8/23(土)、8/30(土)の13:30~15:00に企画展講座を実施します。
会期は8月31日(日)までです。会期中8月13日~15日のお盆を除いた平日は無料ですので、気軽にお出掛け下さい。御来館をお待ちしています。

2014年4月25日金曜日

春季特別展スタート

明日26日(土)から春季特別展「安土城への道 -聖地から城郭へ-」が始まります。今回の展覧会は、「人々の信仰を集める山岳霊場に築かれた城郭」をテーマに、世俗の権力が神仏に対する既存の信仰を取り込みながら、自身の権威を高め、権力を強固にしようとする意図に思いを馳せようといった趣向です。大津市の関津城などを例に、何故武家は山に登り、山上の聖地に城を築くのかという疑問に答え、そして佐々木六角や京極氏、浅井氏などの城館との関わりを通じて、神殿としての安土城への道のりを追う展示構成となっています。
皆様のご来観をお待ちしております。会期は6月16日(日)までです。

2014年4月12日土曜日

安土桜満開!!!!!!!

今日は天気もよく、青い空とのコントラストで安土山や周辺の山々がすっきりと見えます。
桜は満開で、明日も大丈夫と思います。是非博物館周辺へお出かけ下さい。近くの八幡堀一帯では「時代劇に似合うまち近江八幡」のイベントが開催されます(10:00~15:00)。また、日牟礼八幡宮では「松明まつり」と「太鼓まつり」が4/14(月)~15(火)開かれます。






2014年3月14日金曜日

ミュージアム活性化の取組み

琵琶湖博物館さんと協働で実施している活動で、滋賀県ミュージアム活性化委員会というのがあります。会長は篠原館長で私は副会長を務めさせていたいています。琵琶湖八珍や日中講演会、文化財の舞台裏展示などを今年度は実施しています。年度末になっていますが、3月22日には日中講演会「魚米之郷を語る」(無料)を琵琶湖博物館で、3月23日には琵琶湖八珍をテーマとした湖上フォーラム(有料)をビアンカ船上で開催します。まだ、定員には余裕がありそうですので、関心のある方はお問い合わせ下さい。問合先:日中講演会077-568-4811(琵琶湖博物館)、湖上フォーラム077-524-5000(琵琶湖汽船)

2014年3月6日木曜日

戦国時代の茶

テーマ展「戦国近江の茶」(第二常設展示室)の関連で、「戦国時代の茶」と題した講座を3月9日開催します。古代から中世の日本において、茶を飲む習慣がどのように受容されていったのか、そして戦国時代には茶の文化がどのように定着していったのかなど、興味ある話が聴けること思います。講師は当館学芸員大槻暢子です。13:30から当館セミナールームで。

2014年3月1日土曜日

中央集権国家をめざした天智の都・大津京

冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、滋賀県立大学名誉教授の林博通さんに「中央集権国家をめざした天智の都・大津京」と題してお話していただきます。3月23日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。
*林博通(ハヤシヒロミチ)さんのプロフィール
1946年高知県生。1968年京都教育大学卒(考古学専攻)。滋賀県教育委員会文化財保護課技師・係長・(財)滋賀県文化財保護協会調査課長・専門員(1972~1995年)、滋賀県立大学人間文化学部助教授・教授(考古学1995~2011年)。現在、滋賀県立大学名誉教授・滋賀県立琵琶湖博物館特別研究員。博士(歴史学)
主な著書として、「さざなみの都大津京」(サンブライト出版 1978)、「大津京」(ニューサイエンス社 1984)、「古代近江の遺跡」(サンライズ出版 1998)、「大津京跡の研究」(思文閣出版 2001)、「幻の都 大津京を語る」(学生社 2005)、共著として、「図説滋賀県の歴史」(河出書房新社 1987)、「滋賀県の歴史」(山川出版社 1997)、「城と湖と近江」(サンライズ出版 2002)「地震で沈んだ湖底の村 琵琶湖湖底遺跡を科学する」(共著 サンライズ出版 2012)など。   済

2014年2月28日金曜日

天主に響くメロディ

当館の隣の安土城天主信長の館では、3月21日(金・祝)に「トイピアノ・光の輝き 天主コンサート」が開催されます。出演はトイピアノソロアルバム「ヒカリノオト」を昨年3月に出された畑奉枝(はたともえ)さんです。素朴で、ある種懐かしい音色が聴けるのを楽しみにしています。皆様も是非ご参加下さい。19:00開演(18:30開場)、入場料については 0748-46-6512 へお問い合せ下さい。

2014年2月18日火曜日

近江が国の中心だったとき

冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、当館の高木学芸員が「近江が国の中心だったとき」と題してお話しします。大津北郊を中心とした掘立柱建物や大壁建物など渡来系氏族の居住を示唆する建物遺構、木簡や墨書土器など識字層の成立を示唆する資料、港湾施設や築堤など高度な土木技術を駆使した遺構の発掘、製鉄、製陶、製瓦、製塩など膨大な木材供給に応えた田上杣をはじめとする近江杣の活動、そして壬申の乱、聖武彷徨、天平宝字の乱などの社会状況をどのように有機的に結びつけてとらえるか、おもしろいお話が聴けると思います。3月2日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。

2014年2月17日月曜日

戦国近江と茶

戦国時代において、茶の湯は客人をもてなす作法というだけではなく、政治的にも重要な意味を持っていました。由緒ある茶道具を用いた茶会を催すことは、信長や秀吉にとって、自らの権威を参会者に示すことであったわけです。戦国時代の県内の遺跡からは多くの茶道具が発掘されており、その一部(茶釜・茶臼・天目茶碗・香炉など)を御覧いただこうと企画しました。このテーマ展示「戦国近江と茶」は2月18日(火)にスタートし、4月6日(日)まで見ていただけます。(第一常設展示室)

2014年2月14日金曜日

木製品に見る古代の知恵と技術

「あの遺跡は今!Part18」はあさって2月16日(日)9:00~17:00、当館を会場として開催します。今回のテーマは「木製品に見る古代の知恵と技術」と題して、注目の出土品の展示でホンモノの魅力を味わう、そして拓本・土器の接合などの作業体験、クイズラリーへの参加など楽しめる企画が盛りだくさんです。クイズ全問正解者にはプレゼントも準備しているようです。13:30~15:30にはセミナールームで蛭子田遺跡や木製品の保存処理技術の報告会があります。16日(日)は第3日曜日でファミリーサンデーで、常設展は入場無料(県内在住の方のみ)になりますので、是非とも御家族そろっておいでください。 

2014年2月13日木曜日

テーマ展示「茶を魅る」は16日(日)まで

特別陳列「茶を魅る」では、信楽焼の水指(桃山時代)、湖東焼の煎茶碗および水指(江戸時代・彦根)、小富士焼の煎茶道具(明治時代・野洲)を、「揉み紙」技術保持者として高名な故松田喜代次氏の作品と併せて陳列しています。16日(日)までと残りわずかですが、観覧いただければありがたいです。

2014年2月11日火曜日

東近江の雛人形めぐり

2月から3月にかけて、ひな人形を巡って様々な催しが県下各地で行われます。
近江八幡市内では、江戸時代から現在に至るまでの160点を市郷土資料館、旧西川家住宅、旧伴家住宅の3カ所で展示。3月23日までの期間中、旧市街地の商店を中心に34カ所で雛飾りを展示する「節句人形めぐり」も開催されます。(近江八幡観光物産協会0748-32-7003)
日野町の市街地一帯でも町並みを散策しながら町屋や観光施設など200カ所に並ぶ雛飾りを3月9日まで楽しむことができます。今年で7年目、町独特の飾り窓「桟敷窓」のある町屋も多数会場になっています。3月1日・2日は「日野まちかど感応館」で「人間雛」のイベントもあります。(日野観光協会0748-52-6577)
東近江市五個荘金堂周辺では、3月23日までの期間中、にんげん雛まつり(2/15-16)、折り雛教室(2/22)、ひな人形制作実演とお話(3/2)などのイベントのほか、4カ所の近江商人屋敷や観峰館など8カ所で商家に伝わるひな人形に出会えます。近江商人博物館では、貝合わせ遊びも体験できます。(東近江市観光協会0748-48-2100)

2014年2月9日日曜日

保良宮を求めて

昨日始まった冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、大津市埋蔵文化財調査センターの松浦俊和さんに「保良宮を求めて-最近の発掘調査成果等からの検証」と題してお話しいただきます。2月23日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。
*松浦俊和(マツウラトシカズ)さんのプロフィール
1950年兵庫県生まれ。京都教育大教育学部卒(専攻:日本考古学)。1975年大津市教育委員会文化財保護課に入り、1992年から大津市歴史博物館に勤務、2002年から大津市教育委員会文化財保護課長。2004年から大津市歴史博物館館長。現在、大津市埋蔵文化財調査センター所長。主な著書として、「近江の川」(共著 京都書院 1988年)、「近江の山」(共著 東方出版 1993年)、「日本歴史地名体系25-滋賀県の地名」(共著 平凡社 1991年)、「城と湖と近江」(共著 サンライズ出版 2002年)、「古代近江の原風景」(サンライズ出版 2003年)など。(渡来人歴史館HPより)

2014年2月8日土曜日

しゅららぼん

先月彦根で試写会が開催された映画「偉大なる、しゅららぼん」(万城目学さん原作)ですが、昨年4~5月に県内でほぼ全編を撮影したそうです。ロケ地は竹生島、長浜・彦根市内だそうですが、地元の方はスクリーン上で場所がわかるのでしょうね。パワースポット琵琶湖、どんな映画か、3月8日の公開が楽しみです。あらすじや出演者は既にホームページで公開されているようですが、見てしまうと楽しみが半減しそうです。公開記念イベントとして、竹生島ではかわらけ投げ選手権が3月9日10:00から開催されるようです。

2014年2月6日木曜日

信長と安土戦国絵巻

安土城郭資料館では、昨年12月21日(土)から2月23日(日)まで正子公也武将画展「信長と安土戦国絵巻」を開催しています。正子公也さんは、「信長の野望」や「三国志」などの武将イラストで一躍注目を集め、現在も歴史・武将イラストの第一人者として活躍しておられます。会期も残りわずかとなってきています。関心のある方は、是非とも資料館にお立ち寄り下さい。℡:0748-46-5616

2014年2月5日水曜日

信長夢街道スタンプラリー2013

スタンプラリーの話で恐縮ですが、岐阜市・小牧市・清洲市・近江八幡市で構成している信長公居城連携協議会という組織がありまして、名古屋市も共催で参加し、昨年スタンプラリーを実施されました。期間は3月30日から12月1日までで、信長に関わりのある5つの城あるいは城跡のスタンプをすべて集め、最後に訪問した城に応募用紙を提出する仕組みです。1116名が参加され、応募者地域別には愛知県593名、岐阜県209名を含めた東海地方が904名と一番多く、滋賀県28名を含めた近畿地方105名、関東地方69名という状況でした。一方提出先別でみると、安土城461名、名古屋城223名、清洲城174名、岐阜城156名、小牧城102名と安土城が多くなっています。信長賞は長良川温泉ペア宿泊券、各城毎の賞もあり、各20名、計100名の方に記念品が贈呈されました。記念品は一筆箋、まんが、グラス、箸、ハンカチなどいろいろです。今年も実施されるようなので、みなさん是非とも参加して下さい。   

2014年2月4日火曜日

彦根・長浜・安土城郭講演会

「天下をにらむ戦略」と題し、3つの博物館が連携した講演会を3月15日に開催します。「家康の天下普請戦略と彦根城」、「秀吉・勘兵衛の中国攻め」、そして「信長の安土城築城戦略」の3つの講演と各講師による鼎談で構成します。13:30から、当館セミナールームにおいで下さい。

2014年2月2日日曜日

オレガノさんと旧伊庭邸

オレガノさんは、近江八幡市指定文化財である旧伊庭家住宅(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計、1913年竣工)を公開するグループとして、2013年の夏頃から19人のメンバーで活動していると聞いてます。建物公開のための勉強会を精力的に開催されたり、修繕のため市役所など奔走されていました。秋の行楽シーズンにはやっと公開に漕ぎ着けて、昨年末はクリスマス会なども催されました。今後の公開予定ですが、修理等の関係もあって、2月末までは土日祝10:00-16:00開館、3月以降は毎日開館(月曜休館)だそうです。修繕情報;真っ赤な絨毯が蘇った。サンルームの窓枠も修理完了。駐車場がないので,沙沙貴神社に駐車して徒歩でおいで下さいとのこと。(住所:近江八幡市安土町小中191、0748-46-6324)

2014年1月31日金曜日

琵琶湖八珍湖上フォーラム

3月23日(日・祝)は湖上フォーラムが開催されます。湖上フォーラムでは琵琶湖八珍と近江の地酒を味わう会や「琵琶湖の魚食文化」と題した講演会、パネルディスカッションが企画されています。国立民族学博物館の元館長、石毛直道さんや国士舘大学21世紀アジア学部教授の原田信男さんなども参加され、興味深いお話が聴けると期待しています。集合は9時30分大津港、10時には出港予定です。募集枠が残り少なくなってきているようですので、お申込みは早めに。申込・問合せは 077-524-5000 琵琶湖汽船(株)まで。

2014年1月30日木曜日

聖武彷徨と紫香楽宮・難波宮

2月8日から始まる冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、斎宮歴史博物館の榎村寛之さんに「聖武彷徨と紫香楽宮・難波宮」と題してお話しいただきます。2月9日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。
*榎村寛之(エムラヒロユキ)さんのプロフィール
1959年大阪生まれ。大阪市立大文学部卒、岡山大文学研究科前期博士課程卒、関西大文学研究科後期博士課程単位取得修了、「律令天皇制祭祀の研究」で、博士(文学)。現在、斎宮歴史博物館学芸普及課長。著書に『律令天皇制祭祀の研究』『伊勢斎宮と斎王──祈りをささげた皇女たち』『伊勢斎宮の歴史と文化』(以上、塙書房)、『古代の都と神々──怪異を吸いとる神社』(吉川弘文館)ほか。(筑摩書房HPより)

2014年1月29日水曜日

東おうみスタンプラリーでプレゼント

近江八幡市・東近江市・日野町・竜王町の東近江地域では、観光地のスタンプを4つ集めるとスタンプラリーに応募できます。応募箱を設置している場所は、当館の他、近江八幡駅北口案内所・安土城城郭資料館(JR安土駅前)・信長の館・あいとうマーガレットステーション・ぷらざ三方よし(五個荘)・日野まちかど感応看・日野駅前観光案内所・竜王かがみの里・アグリパーク竜王など12カ所です。金賞はホテルペア宿泊券(12組)、銀賞は近江牛(2名)、体験賞は42名に特産品などが抽選で当たります。2月18日が応募の締切りで、郵送の場合は消印有効だそうです。スタンプは同一市町内で4カ所集めてもよいそうで、すぐに集まり応募できますので、みなさんチャレンジしてみて下さい。お問合せは東近江観光振興協議会 0748-22-7621 まで。

2014年1月25日土曜日

近江三都物語

古代には、この滋賀にも天皇の住まう宮が置かれたことがありました。天智天皇が作った大津宮、聖武天皇が大仏造立を志した紫香楽宮、藤原仲麻呂の影響を強く受けた保良宮(大津市石山付近)の三都です。今回の冬季特別展「近江三都物語」では、近江が国の中心になった時代と宮の姿や政治的背景を、考古遺物や関係の美術・歴史資料から紹介します。会期は2月8日(土)から4月6日(日)までの50日間(休館日の月曜は除く)です。皆様の来館をお待ちしております。

2014年1月24日金曜日

琵琶湖八珍を味わう

先日提案された「琵琶湖八珍」の八珍料理を味わうツアーの企画があります。2月2日(日)はコアユとハス、2月22日(土)はニゴロブナとウロリ、3月8日(土)・9日(日)はビワマスとスジエビ(1泊2日)で、西の湖や五個荘などを訪問するツアーです。1回目の蔵元藤居本家を探訪しホンモロコとイサザを食するツアーは終了しています。お申込み等については、休暇村近江八幡 0748-32-3138 にお問い合せ下さい。感心をお持ちの皆様からの御意見をお待ちしています。

2014年1月23日木曜日

近江の古墳を巡るツアー

当館が企画協力している古墳ツアーが3月16日に開催されます。JR野洲駅集合8:40、解散17:00、定員45名、参加費5,000円(昼食付き)となっています。少しまだ肌寒いかもしれませんが、大岩山・木村・瓢箪山・雨宮・金剛寺野などの史跡指定されている古墳・古墳群を十分堪能いただければと思います。参加申込はお早めに。申込・問合せは(株)ジョイックス 0748-34-8400まで。

2014年1月19日日曜日

あの遺跡は今!Part18

年2回実施している埋蔵文化財の整理調査報告と併せて整理作業室を公開するイベントです。2月16日(日)9:00~17:00、当館が会場になります。今回のテーマは「木製品に見る古代の知恵と技術」と題して、蛭子田遺跡や保存処理技術の報告、そして注目の出土品の展示や拓本などの体験、クイズラリーへの参加など楽しめる企画が盛りだくさんです。プレゼントも準備しているようです。当日は入館料フリー(県内在住の方のみ)の第3日曜日、ファミリーサンデーですので、是非とも御家族そろっておいでください。ご来館をお待ちしております。

2014年1月18日土曜日

安土の仲間たち

年があらたまって、今年初めてのネットワーク会議は当館が会場となりました(1月17日)。安土まちづくり研究会さん、西の湖観光さん、安土町観光ボランティアガイド協会さん、安土町商工会さん、安土町観光協会さん、安土城郭事務所(県教委)さん、文化観光課(近江八幡市)さん、信長の館((公財)文芸の郷事業団)さん、調査整理課((公財)県文化財保護協会)さん、そして当館がメンバーとなっている、緩やかな情報交換の場です。オブザーバーとして滋賀銀行安土支店さんも最近参加されています。年の初めに皆さん元気な顔を合わせることができ、本当になによりでした。安土山への入山者数、各施設への入場者数は一昨年、昨年とかなり低迷しており、安土地域への観光入込をこれから増やすことがメンバー皆さんの共通の課題となっています。4月からは新しい事務局体制で臨むことになるそうですが、新しい広域的な取組みの工夫を含め、皆で頑張っていくことを確認しました。

2014年1月17日金曜日

「湖」 №118 より

哲学者の鷲田清一さんへの大道頭取のインタビュー記事が印象的でした。①「人生の中で本当に大切なものは何か」を考える学問が哲学、②滋賀をみんなの美術館に-近代の思想の外側にあった仏像等の伝統的な美、近代美術館が収蔵する現代美術、そしてアールブリュット、③私達にできることは「東北のことを忘れないこと」、④人口減少に伴う縮小社会では「しんがり」タイプのリーダーが重要
また、吉川英治『黒田如水』(新潮文庫)からの転載を主とした近江の文学風景の編集記事もたいへんよかったです。みなさんも一読されてはどうでしょうか。

2014年1月15日水曜日

特陳「茶を魅る」

琵琶湖文化館で所蔵している茶道具を見ていただくテーマ展です。信楽焼や湖東焼きの水指・茶碗そして、「揉み紙」技術保持者として高名な故松田喜代次氏の作品を展示しています。会期は本日から2月16日(日)までです。関連イベントとして、2月2日(日)にお茶会を開催せていただきます。ぜひ10:00から15:00の間に、お立ち寄り下さい。




2014年1月14日火曜日

「文化財の舞台裏」を見るのは1月26日まで

11月23日に始まった第48回企画展も1月26日で終了します。発掘現場での調査作業や出土した遺物の整理作業、遺物の保存処理作業の技(わざ)を紹介する展示は、当博物館始まってい来初めて取り組みました。この機会を逃すと、またしばらくは見ることが出来ません。普段、博物館で展示されている遺物(文化財)は、様々な技を駆使し、様々な作業工程を経て展示物となります。会期は残りわずかですが、文化財の保存・継承を支えるプロフェッショナルの技や作業工程をぜひとも見て下さい。 







2014年1月9日木曜日

テーマ展「近江の古墳」

年末までのテーマ展「新開古墳の世界」に替わって「近江の古墳」を現在展示しています。近江には数多くの古墳がありますが、今回は鴨稲荷山古墳(高島市)と当館寄託品である県指定文化財山津照神社古墳(米原市)を中心に、北牧野古墳群(高島市)、大津北郊古墳群の副葬品などを展示しています。期間は4月11日(金)までです。






2014年1月8日水曜日

琵琶湖八珍?

琵琶湖八珍という言葉を聞かれたことはありますか?近江八景や琵琶湖八景はあるかもしれませんが、ない方がほとんどではないかと思います。湖魚料理の新ブランドとして、琵琶湖博物館やみずの森、民間の方々そして当館がメンバーとなっている「滋賀県ミュージアム活性化推進委員会」が提案しており、3月までに、試食できるイベントを5回企画しています。料理として八つ提案するのでなく、素材の魚介類として、ビワマス、コアユ、ニゴロブナ、ハス、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリ、スジエビの八つを提案しています。今後調理方法を含め、いろいろな所で、様々な議論がわき起こることを大いに期待しております。
 カルチャー&ツアー4回のお問い合せ:休暇村近江八幡 0748-32-3138
湖上フォーラムのお問い合せ:琵琶湖汽船(株) 077-524-5000


2014年1月7日火曜日

琵琶湖で初詣

今年初めての企画協力イベントのクルーズです。琵琶湖汽船さん主催で1月5日に実施いただいていますが、船上では当館のイベントが盛りだくさんでした。9:30出港、学芸員の解説付きで遊覧し、竹生島にも少しだけ上陸、正月飾りづくりやお茶会、ヨシ笛コンサートなども楽しんでいただきました。参加費6,500円(昼食付き)、16:30には浜大津港に帰ってきました。90人弱の方に参加いただいようです。

2014年1月6日月曜日

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。館長ブログも3年目に入り、変わりばえしない内容でお叱りを受けそうですが、年5回の展覧会、連続講座、文化財探訪、体験イベントなど今年も職員一同頑張りますので、引き続き当館をご愛顧いただきますよう、よろしくお願いします。