2015年6月30日火曜日

あすは「びわ湖の日」

あす7月1日は、滋賀県では「びわ湖の日」です。びわ湖の恵みに感謝し、びわ湖を美しく守っていくために、多くの県民が湖岸清掃などに汗を流す日です。 さて、当博物館では、7月2日(木)から2つのトピック展示が始まります。第一常設展示室では、「稲作以前の食糧調達・近江の縄文」を9月30日(水)まで行います。縄文人の「食糧生産」の実態について、石器などの道具を通じて展示します。 第二常設展示室では、「懸仏の世界 新たな寄託品・今堀日吉神社懸仏群を中心に」を9月2日(水)まで行います。昨年度に当博物館に寄託された今堀日吉神社の懸仏を中心に展示し、知られざる懸仏の魅力に迫ります。 どちらのトピック展示でも関連の講座を開催しますので、ご期待ください。

2015年6月26日金曜日

夏休みのバスツアー

今日は大変な雨の中、滋賀県レイカディア大学フォトウオーククラブの皆さん65名が当博物館を訪れていただきました。60歳以上の皆様ですが、たいへんお元気で、知的好奇心も旺盛な方々で、私も見習いたいなと思いました。 さて、安土城考古博物館では、県内の博物館等と連携して夏休みのバスツアーを実施します。 ① 親子バスツアー(7月26日(日)9:00~16:00)  安土城考古博物館~琵琶湖博物館~水生植物公園みずの森~「ランシング」乗船~杢兵衛造船(大津市堅田)を巡って、普段は入れない博物館等の舞台裏を見学します。 定員:20組(40名); 参加費:大人 1900円 小人500円(弁当持参してください); お申込は6月26日から受け付けています。 ②「弥生の風景を巡るバスツアー」(8月1日(土)9:00~15:30)  安土城考古博物館~大中の湖南遺跡~野洲市銅鐸博物館~守山市下之郷遺跡~守山市埋蔵文化財センターを巡って琵琶湖の原風景とも言える弥生時代の遺跡・博物館に触れていただきます。 定員:40名; 参加費:大人 1720円 小人 1120円(弁当付き); お申込は7月1日から受け付けます。 いずれも、お申込み先は、(株)ジョイックス(TEL:0748-34-8400)まで。 なお、お問い合わせは、当博物館へお願いします。

2015年6月25日木曜日

夏に向けて

いよいよ梅雨本番の、蒸し暑い毎日がやってきました。九州地方などでは、豪雨による被害が報じられており、これ以上大きな災害が起こらないように祈るばかりです。 当博物館の入館者は、この気候に災いされてか低調でしたが、きょうは隣接市の小学生が体験学習等に訪れていただき、子ども達の元気のよい声が聞こえます。 さて、あと1月足らずに迫った夏休み期間中の当博物館の催しを2つご紹介します。まず1つめは、第51回企画展「よみがえる弥生のムラ-大中の湖南遺跡 発掘五○年-」(7月18日(土)~9月23日(水・祝))です。近江八幡市と東近江市にまたがる大中の湖南遺跡の発掘調査は、日本の低湿地遺跡調査の草分けとも言えるものです。半世紀前の調査の成果と、その後の弥生時代研究の進展を示します。大阪府立弥生文化博物館との連携による博物館講座の開催などと併せて、わかりやすく紹介します。 2つめは、体験学習「銅鐸博士になろう」です。夏休み期間中の家族向けイベントとして、銅鐸や弥生時代の遺物を使ったクイズラリーを行います。クイズに全問正解されますと「銅鐸博士」に認定し、銅鐸との記念撮影もできます。開催日時は、7月23日(木)、7月30日(木)、8月6日(木)、8月11日(火)、8月12日(水)、8月20日(木)、8月27日(木)の各日の13:30~15:00です。参加は無料で、当日13:00から当博物館ロビーで受付を行い、先着順に20組まで参加いただけます。夏休みの自由研究にも活用していただけるイベントですので、奮ってご参加下さい。

2015年6月16日火曜日

博物館の「売れ筋」グッズ

安土城考古博物館のミュージアムショップで、最近ひそかにブレイク中の商品が「とび太くん」文具です。 「とび太くん」は、滋賀県東近江市が発祥の地とされる「飛び出し坊や」をイメージキャラクターとして、(株)コクヨ工業滋賀が開発された商品です。 ご存知ない方のために補足しますと、「飛び出し坊や」は、滋賀県の道路沿いのあらゆる場所で目にする交通安全表示板で、ドライバーに『子どもが飛び出してくるかも知れません。注意して徐行してね』と呼びかけるために設置されています。滋賀県民なら知らない人は無いくらい有名な「地域ブランド」です。 コクヨさんは、従来から、琵琶湖のヨシ(葦のことを滋賀県ではヨシと呼びます)を使った紙を製品化してこられています。ヨシは水中の窒素、リンなどを吸収して水質の浄化に役立つ植物ですが、冬場に刈り取らないとかえって水を汚すと言われます。昔は、ヨシズ(日よけ)として盛んに利用されましたが生活様式の変化とともに廃れたため、(株)コクヨ工業滋賀では「ヨシ紙」として利用することで琵琶湖の環境保全に貢献しようと取り組んでいただいています。当館では、「ふせん」や小判ノートが人気です。 琵琶湖の環境保全に向けた企業努力と、地域のキャラクターの出会いから生まれた地域発の商品が、大きく育っていくことを期待しています。

2015年6月12日金曜日

明日の予定

梅雨空の下、子育て真っ最中のツバメたちが地面すれすれを飛び回っています。ヒナたちが元気に育つよう願っています。 さて、あす6月13日(土)、安土城考古博物館では2つのイベントがあります。 第二常設展示室で行っているトピック展示「摠見寺の寺宝」に因んだ博物館講座として、滋賀県教育委員会城郭調査事務所の松下浩氏が「織田信長の虚像と実像」と題して講演されます。 『果たして、信長は天下統一を目指した英雄だったのか?』に迫ります。当館セミナールームで午後1時30分から。定員140名ですが予約不要。参加費は200円です。奮ってご参加ください。 また、午前10時からは、5月に開催した「親子写生大会」の表彰式を当館ロビーで行います。入選者の力作の展示も合わせて行いますので、こちらも是非ご覧ください。 沖縄の梅雨明けが早くも報じられましたが、九州以北ではこれからが梅雨本番。気を付けてお出掛けください。

2015年6月7日日曜日

信長まつり

梅雨の晴れ間の陽射しに恵まれて、第31回あづち信長まつりが、本日、安土城下町一帯で盛大に開かれます。総勢400人の武者行列(11時~)、近江大中牛バーベキュー、あづち楽市等々 盛りだくさんのイベントが1日中繰り広げられます。この機会に、国の特別史跡安土城跡をはじめ、近江風土記の丘一帯の風光に接してみては如何でしょうか?今からでも間に合います!

2015年6月4日木曜日

梅雨の晴れ間

近畿地方の梅雨入りが昨日発表されましたが、きょうは早速「中休み」で、安土では爽やかな風が吹いています。 6月2日の織田信長の命日に因んで、第二常設展示室でトピック展示「摠見寺の寺宝」を行っています。信長が安土城内に建立し、その死後は信長と織田家の菩提寺となった摠見寺には信長ゆかりの文化財が多く伝わっています。信長が着用した可能性もある革袴(かわばかま)など、往時を偲ばせる品々を7月29日(水)まで展示しています。期間中には、信長や豊臣秀次などに扮した行列が安土城下町一帯を練り歩く「あづち信長まつり」が6月7日(日)に盛大に開催されるます。 このほか、6月13日(土)には博物館講座「織田信長の虚像と実像」(13:30~、定員140名、参加費200円、予約不要)も開催しますので、この機会に安土を訪れて戦国の空気を感じてみてください。