2016年5月31日火曜日

緑のカーテン

 初夏の陽射しが戻ってきた、きょうの博物館です。
きょうご紹介するのは、当博物館の中庭に植えたゴーヤの苗です。
お日様の光を浴びてスクスクとツルを伸ばしています。大きく育てば、夏場の陽射しを防いでくれる「緑のカーテン」が出来上がる予定です。
実がなれば、ゴーヤチャンプルーが食べられるかも。(笑)

この苗は、安土コミュニティセンターさんから頂戴しました。コミュニティセンターでは「緑のカーテン」づくりを推進しておられるそうです。
博物館に入ってこられた正面のガラス越しに見ることができます。
夏休みに入るころには、ガラス面を覆いつくしているかもしれませんね。

2016年5月28日土曜日

きょうの博物館

きょう、当館では、城郭探訪「安土城を歩く」を開催しました。
予約をいただいていた方の中から数名のキャンセルが出たので、少し少なめの人数ですが、先ほど元気にスタートしていかれました。

このほか、きょうは日野町必佐公民館から27名のお客様が特別展の観覧にお越しいただきますし、午後には地元のケーブルテレビ局ZTVの取材が予定されています。
これからお天気も回復していく予報です。
展覧会の見学だけでなく、広々とした芝生広場で思いっきり手足を伸ばして遊ぶのも楽しいですよ!

2016年5月26日木曜日

特別陳列「秀吉の五奉行と関ケ原合戦」

 当館では、あさって5月28日(土)から特別陳列「秀吉の五奉行と関ケ原合戦」を第2常設展示室で開催します。
 放送中の大河ドラマ「真田丸」で石田三成が活躍していますが、三成をはじめとする五奉行が発給した文書を中心に展示して、彼らの働きに思いを馳せる内容となります。
 大河ドラマと並行してご覧いただくと、理解が一層深まったり、ドラマの登場人物の心情に寄り添うことができるかも知れませんね。
 「常設展示なんか、いつ行っても同じ内容ばかりだろう」と思っているあなた、目からウロコの体験ができるかもしれませんよ。

 6月5日(日)まで開催中の春季特別展「信長の家臣たち」と合わせてご覧いただくと、ダブルの楽しみが味わえますよ! 
   
 

2016年5月24日火曜日

あづち信長まつり

 夏本番のような暑さが続いてきましたが、この暑さもきょうの夕方で一段落するようです。

 さて、安土エリアでは、毎年「あづち信長まつり」が信長の命日(6月2日)に近い休日に開かれています。
 ことしは、6月5日(日)にお隣の「文芸の郷」を主会場に開催されます。信長や秀吉、家康に扮した武者や姫たちが練り歩く「武者行列」のほか、”近江大中牛”まる1頭を使った大バーベキュー大会など、盛りだくさんのイベントが準備されています。
 これに伴って周辺道路の交通規制が実施されます。まもなく、当館のホームページで詳細をお知らせします。

 なお、当博物館も、まつりに協賛して、まつりのチラシを持って来られた方に団体割引をするサービスのほか、体験学習「うつけ茶屋」を開催します。
 これは、幼少時代に「大うつけ」と呼ばれた信長に因んで、信長も嗜んだといわれるお茶会を開くものです。自分で石臼で挽いた抹茶を自分で点てて飲んでいただきます。
 当日13:30から、当館エントランスホールにて。予約不要ですが先着20名様までとさせていただきます。参加料として300円(お菓子付き)を申し受けます。
 この機会に香り高いお茶をお楽しみください。

   

2016年5月22日日曜日

谷口克広先生の講演会

 本日、信長家臣団研究の第一人者、谷口克広先生の講演会「信長の部将たち」を開催しましたところ、セミナールームの定員を大きく超える206名もの方にご参加いただき、大盛況のうちに閉会することができました。
 セミナールームに入りきれない方には、急遽、エントランスホールでモニターテレビを通して聴講していただきましたが、音声が割れたり反響したりしてご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
 谷口先生には、信長の家臣たちの働きぶりや、信長家臣団の組織の在り方などについて、詳しく、また分かりやすく解説していただきました。ご参加の皆様の熱意に応えて、谷口先生も予定時間を超えて熱弁をふるっていただきました。
 ありがとうございました。
 
 今後とも、当博物館では、皆様方の日頃のご支援に報いることができるよう、興味深い講座・講演会を企画していきますのでご期待ください。

2016年5月20日金曜日

谷口克広先生の講演会

5月22日(日)13:30から、開催中の春季特別展「信長の家臣たち」に因んだ記念講演会を開きます。
 講師は、信長家臣団の研究の第一人者と言われる谷口克広先生です。
 「信長の部将たち」というテーマで、信長の家臣たちの活躍や組織の在り方などについて、幅広くわかりやすい解説をいただきます。
 当館セミナールームにて。予約は不要ですが、先着140名様が定員となります。参加費は500円です。
 奮ってご参加ください。

2016年5月17日火曜日

安土三景

 昨日からの雨もすっきり上がって、青空に恵まれた安土界隈ですが、少し風が強いです。
 周辺の田んぼは、田植えもすっかり終わって、博物館が水城のように見えます。
 目を転じると、ようやく黄金色に染まりだした麦の穂波の上に安土山が顔を出しています。摠見寺の三重塔の先端が写っているのですが、見えますでしょうか。
 もうすぐ本能寺の変が起こった6月2日がめぐってきますが、当時の安土の風景はどんなだったのでしょうか?(旧暦と新暦の差は無視して想像してみたくなりますね。)
 写真では確認できませんが、空にはツバメが忙しく飛び回っていたり、トンビが地上を見下ろしながら悠然と旋回していて、こうした光景だけは今も昔も変わらないのだろうなあ、と思いました。
 一方、博物館の敷地内では、ハスが繁茂した池のほとりでは望遠レンズを構えた人がおられました。随分長い間粘っておられるのでお話を聞いてみると、カワセミの写真を狙っているとのこと。
 宝石のような美しい鳥ですが、なかなか姿を現してくれないので、辛抱が大事ということです。

 さて、次の日曜日(5月22日)には、信長家臣団研究の大御所、谷口克広先生の記念講演会を開催します。奮ってご参加ください。
 当日13:30~(受付は13:00頃から)、当館セミナールームにて。予約は不要ですが、先着140名様まで。参加費は500円です。

2016年5月14日土曜日

谷口克広先生の講演会

来る5月22日(日)に信長家臣団研究の第一人者、谷口克広先生をお招きして「信長の部将たち」と題した講演会を開催します。
現在開催中の春季特別展「信長の家臣たち」の記念講演会として開催するものです。
谷口先生は、「信長の家臣研究と言えばこの人」と言われる重鎮で、現在、北海道にお住まいですが、滋賀県で講演されるのは久しぶりということで、期待しておられる方が多いと聞いています。
信長の部将(一定規模以上の部隊の指揮を任された武士、という意味だそうです)に焦点を当て、その役割や組織の在り方を分かりやすく解説していただきます。
講演会は13:30開始(受け付けは13:00~)、当館2Fセミナールームにて。予約不要で先着140名、参加費は500円です。

奮ってご参加ください。

2016年5月10日火曜日

安土は観光真っ盛り!

 ゴールデンウィークも終わって、「民族大移動」とも言われる帰省・行楽も一段落といったところでしょうか?
 遠くにお出かけされた方は、お疲れ様でした。
 でも、安土エリアの「お出かけスポット」は、これからが見頃の本番ですよ! その一部をご紹介しましょう。

 まずは、ご存知、国の特別史跡・安土城跡です。(写真は大手道)
 信長の野望とロマンを秘めた「つわものどもの夢の跡」は、ワクワク感満載です。
 安土観光の出発点として、是非訪れてほしい場所です。
 お次は、繖山(きぬがさやま)山上にある観音正寺です。
 西国観音霊場第32番札所で、約1400年前に聖徳太子によって開かれたと伝わる由緒あるお寺です。
 日本最大の総白檀丈六千手観世音菩薩は圧巻です。
 ここから、日本百名城に数えられる観音寺城跡へも行けます。
 左の写真は、JR安土駅から南へ徒歩10分ほどの所にある浄厳院です。
 安土城築城の時、信長が伊賀と近江の浄土宗総本山として建てたお寺です。
 天正7年(1579年)に、浄土宗と法華宗との間で争われた有名な宗教論争「安土問答(安土宗論とも)」の舞台となったことでも有名なお寺です。

 次は、浄厳院からほど近い町はずれに佇む「旧伊庭家住宅」です。
 近江兄弟社の創設者で、建築家としても名高いウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した民家で、和洋折衷の典型とも言われる名建築です。
 常時開館されているわけではないので、予めお問い合わせください。(お問合せ先TEL:0748-46-6324)

 最後は、信長が安土城下に築かせた、日本最初のキリシタン神学校「セミナリヨ」の跡地です。
 現在は、公園として整備されているほか、在りし日の姿をしのぶ石碑などが建てられています。

 このほかにも、安土エリアには魅力たっぷりのスポットが目白押しです。
 当博物館の観覧と合わせて、是非お訪ねください。

2016年5月8日日曜日

スローな博物館

「スローライフ」が言われて久しいですね。
時間に追われてアクセクすることなく、自分のペースでゆったり暮らす。あるいは、大量生産・大量消費のサイクルから抜け出て、自分らしく、また環境にやさしい「地産地消」の生活スタイルで生きていく。そのような「生活の質」を目指す人や動きがだんだん大きくなってきているようです。

それを地で行くのが、わが安土城考古博物館です!
なぜかと言えば、①アクセスが悪い、”へんぴ”である。(JRで来られると、安土駅には鈍行しか止まらないので、京都駅からは45分、米原駅からも23分もかかる) ②田んぼと山に囲まれた博物館である。③田舎の、地味で小さな博物館である、と三拍子揃って、都会のきらびやかな博物館の真逆を行っているからです。

だが、しかし!!当博物館は、
<1>日本の原風景ともいえる田んぼに囲まれたロケーションで、ゆったり、のんびり癒される。しかも、日本を代表する城跡(の山)を2つも眺めながら来られる所はほかにない。
<2>入館者が多くはないから、都会の博物館と違って、人波に押されるようなこともなく、ゆったり、じっくり観覧できる。
<3>安土城跡をはじめ、「近江風土記の丘」を構成する史跡とその時代をしっかり学べる「知の地産地消」の拠点である。

ことから、「スローライフを満喫できる博物館」=「スローな博物館」であると考えています。

(田植えのために、水を張られた田んぼ。水面に博物館の建物が写っています。)                                           
(安土駅から博物館に向かう道から望む安土山。摠見寺の三重塔の先端が見えます。)

初夏を思わせる陽気のもと、田植えの済んだ田んぼにはイネの苗が風にそよいでいます。安土城考古博物館は、「水の国」に浮かぶ浮き城のようにたたずんでいます。
日頃のストレスを忘れるために、一度、「スローな博物館」にお見えになっては如何ですか?

2016年5月6日金曜日

びわ湖放送で当館が紹介されます

 BBCびわ湖放送さんが、当館の取材に来てくださいました。
 あいにくの雨模様のため、館内の撮影が中心になりました。
 右の写真は、中庭に面した回廊展示の取材をしていただいているところです。
 
 展示室の取材の模様です。
 
 「日本まんなか直送便」という旅番組になって、5月13日(金)の「キラりん滋賀」(17:45~18:45)の中で、5~6分間放送されるそうです。
 是非ご覧ください。
 なお、岐阜放送(Station!)と三重テレビ(とってもワクドキ!)でも放送されるとのことですので、両地域の方もお見逃しなく。

2016年5月5日木曜日

信長茶会

 5月3日(火)、「信長茶会」を開きました。
 当博物館では、春と秋の2回、館内でお茶会を行っています。
 皆様の日頃のお引き立てに感謝し、少しでも還元させていただくために開いているものです。
 特に春は、開催中の春季特別展「信長の家臣たち」とリンクして、信長も嗜んだことに因んで「信長茶会」と名付けています。
 この日は、裏千家流の皆様のご協力でにぎやかに開催でき、90名ものお客様にお茶を楽しんでいただきました。 

2016年5月4日水曜日

風薫る五月!

 きょうの安土は、昨日の風雨が嘘のような五月晴れに恵まれています。
 朝から数多くのお客様がお越しいただき、春季特別展「信長の家臣たち」はもちろん、ミュージアムショップやレストランも大賑わいです。
 
 また、芝生広場でも、陽気に誘われて多くの方が「親子写生大会」やピクニックを楽しんでおられます。
 
 安土の街でも、あちこちから季節の便りが聞かれます。

 右の写真は、沙沙貴神社のナンジャモンジャの木が満開を迎えました。
 近江源氏佐々木氏の氏神で、全国の佐々木姓の方々の氏神でもある沙沙貴神社に古くから伝わるナンジャモンジャの木。「何だ、この花は?」と不思議がられるところから、この名前が付いたとも言われますが、実は「ヒトツバタゴ」という木だそうです。
 遠目には粉雪が積もったようにも見える、不思議な花です。
 あと1週間くらいは見頃とのことですので、是非一度ご覧になってはいかがですか?

 また、安土城跡の駐車場の近くから「安土城外堀お堀めぐり」の手漕ぎ船が運航されています。
 百々橋(どどばし)までを40分程かけて往復するコースで、川面から見る風景は「一味違う」そうですよ。
 「のんびり、ゆったり」を絵に描いたような船旅で、日頃のストレス解消にお試しください。

  

2016年5月2日月曜日

当館の人気グッズ

今回は、当館のミュージアムショップで人気を博している「売れ筋」の図書、グッズをご紹介します。
まず、右の写真は、当館が開催した展覧会の図録です。
いま開催中の「信長の家臣たち」の図録も、好評発売中です。展示を観られた後、さらに理解を深めていただけば、楽しさも倍増します!
続いて、「近江の城」コーナーです。
静かなブームが続いているお城に関する書籍をまとめて販売しています。
中でも、滋賀県には、土塁や石垣だけが残っているところも含めると、1,300もの城(跡)があると言われていて、全国的に見ても「城大国」で、身近なところにも必ず城(跡)が1つや2つはあります。
是非、一度お手に取ってご覧ください。
右の写真は、NHKの大河ドラマ「真田丸」にあやかって、真田幸村(信繁)や真田家、石田三成に関連したグッズを集めてみました。
内容は、クリアファイル、ブックカバー、双六、トランプから手拭いまで各種取り揃えています。
観光の思い出に、是非お試しください。
最後は、滋賀県発祥の「とび太くん」をあしらったノートや付せんです。㈱滋賀コクヨ工業さんが琵琶湖のヨシ(葦)を使ったヨシ紙で、滋賀県にゆかりの深い製品を作っておられるものです。
琵琶湖の汚れを浄化するヨシを使って、滋賀県にちなんだ商品を開発しておられるコクヨさんの製品は、他にも忍者付せん(手裏剣など)も販売しており、子どもさんだけでなく大人の方にもご好評をいただいています。

このほか、当館のオリジナルキャラクター「まめのぶくん」をあしらったオリジナルグッズも各種取り揃えています。
 当館にお越しいただいたときには、魅力いっぱいのミュージアムショップにもお立ち寄りください。

2016年5月1日日曜日

信長茶会

 博物館でお茶会を楽しんでいただけます!
 その名も「信長茶会」。安土城を築いた織田信長にちなんで、信長も嗜んだというお茶を通して信長や戦国時代をしのんではいかが?
 裏千家流の皆さんのご協力で、ゆったり、まったりのお茶の世界をお楽しみください。
 10:00~15:00、当館エントランスホールで。当日受付(予約不要)で、先着100名様まで。
 料金は300円で、特製のお菓子も付いています!