2016年8月28日日曜日

秋の気配?

 博物館の周囲でも、稲刈りが徐々に進んできています。
 また、きょうは、寒気に伴う前線の影響か、はたまた台風の影響なのか、曇り空で気温も高くなく、そろそろ夏も終わりに近づいてきたのかな、と感じさせる天候です。

 夏休みもすでに終わって2学期に突入という地域も、あと少し残っているという所もあるようですが、季節は確実に秋に向かって進んでいきます。
 当博物館も、好評開催中の企画展「近江の古墳時代」(~9月25日)はもちろん、第1常設展示室の特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」のほか、講座や体験学習イベントを盛りだくさんにご用意して、「実りの秋」に向けて皆様をお迎えする準備ができています。
 これからも、新しい体験と感動をお届けする安土城考古博物館委ご期待ください。

 なお、あす8月29日(月)は、8月唯一の休館日となりますのでお間違いのないようにお願いします。 

2016年8月25日木曜日

夏の思い出に!

 夏休みはもう終わったという人も、まだという人も、ことしの夏の思い出づくりに安土城考古博物館へ来てみませんか?

 まずは、あさって8月27日(土)13:30~15:00に、古代人のアクセサリー「勾玉(まがたま)」を作ってみる体験学習イベントを開きます。
 ロウ石というやわらかい材料を削って、ホンモノそっくりに仕上げていきます。古代人の願いや希望に触れることができるかも。
 事前予約が必要(☎0748-46-2424)で、参加費は材料代などで1人500円です。

 また、同じ8月27日(土)には、ワークショップ「糸績(う)み体験・機織り体験」も開きます。
 今回が最終回で、午前10時からと午後1時からの2回開催します。(予約・参加被不要)
 古代の布づくりを体験できる催しです。

 ドシドシご参加ください!

2016年8月24日水曜日

夏休みも残りわずか

 安土城考古博物館の周りでも、イノシシの被害が毎年あります。
 当博物館の裏手の芝生広場が掘り返されて、土の中のミミズを狙うのでしょうが、芝生がメチャクチャにやられることがあります。
 もっと深刻なのは、近くの田んぼで実ったイネが踏み荒らされて、せっかくの収穫が減ってしまうことです。
 困った地元の農家の皆さんが、イノシシ対策の防護柵を当博物館の周辺で設置されました。
 炎天下、大汗をかきながらの作業でした。お疲れ様でした。

 さて、夏休みもあと僅かとなりました。県内でも、もう2学期が始まっている地域もありますが、当博物館の周辺では、今週一杯ぐらいまでのようです。
 宿題はもう済んだのでしょうかね? 子ども達も大変ですが、親御さんもハッパをかけたり、手伝ったりと忙しいのではないでしょうか。
 もし、宿題で困っておられるなら、当館に来て地域の歴史を調べたり、自由研究のネタを探したり、お役に立てることがあると思いますよ。
 8月27日(土)10:00からの機織り体験(予約不要・参加無料)もオススメです。

2016年8月21日日曜日

あす8月22日も開館します!

 きょうは、恒例のミュージアムコンサートを賑やかに開催しました。
 同志社女子大学OGで結成された「頌啓会」の皆さんが素晴らしい音色や歌声を披露していただき、ご来館の皆様も夏の暑さも忘れて、音楽の素晴らしさを堪能していただけたことと思います。

 

 あす、8月22日は月曜日ですが、当館は休まず開館しています。
 是非お出かけください。

始まった稲刈り

 博物館の周辺の田んぼで、早くも稲刈りが始まりました。
 農家の方々が、真夏の暑さの中で大型のコンバインを使って稲刈りに励んでおられます。
 お陰で、ことしもおいしいお米に出会えそうですね。

 まだ稲刈りが始まっていない田んぼと博物館。
 黄金色の稲穂の上に浮かんでいるようです。

自由研究にオススメ!

 学校の夏休みも、いよいよ大詰めが近づいてきたと思いますが、宿題は進んでいるでしょうか?
 自分の小中学校時代を思い返すと、自由研究と読書感想文が一番の難関だった気がします。
 そこで、耳寄りの情報です!
 安土城考古博物館にお越しになれば、自由研究のテーマになりそうなネタがゴロゴロしています。

 常設展示を観て、信長や安土城のことを調べたり、開催中の企画展「近江の古墳時代」を観て滋賀県の古墳の特徴を勉強することができます。
 展示室を見て回ると答えがわかるクイズラリーもありますよ。
 また、遺跡からの出土品の調査・整理を行っている整理室の様子も見学でき、縄文時代の貝塚から出土した貝殻を手に取って見られるコーナーもあります。

 夏休みの思い出づくりと宿題制覇を兼ねて、是非お出かけください。

2016年8月20日土曜日

あすの博物館

 きょうは、エントランスホールで4回目の「糸績(う)み体験・機織り体験」のワークショップを行いました。
 折から当館に来ておられた子供連れのお客様たちが、興味を惹かれて参加しておられました。

 このワークショップは、8月27日(土)に、もう1回開催しますので、是非ご参加ください。(予約・参加料不要)




 さて、あす8月21日(日)13:30から、お待ちかねの「ミュージアムコンサート」を開催します。
 毎年恒例となった、同志社女子大学の「頌啓会」の皆さんによる、美しいアンサンブルを無料でお楽しみいただけます。
 ブラームスやサン=サーンス、ショパンやシューマンの名曲を、夏の午後のひと時に、心ゆくまで堪能していただけます。
 当館のエントランスホールにて。事前予約は不要ですが、座席が約70席となっていますので、お早目にお出かけください。(開場は13:00)

2016年8月18日木曜日

ミュージアムコンサート


お盆の「民族大移動」も終わり、ようやく日常が立ち戻ってきた感じがしますね。
「また仕事かあ」と疲れた気分の方もおられるかも知れませんが、お互い頑張りましょう!

そんな中、この週末は当博物館でクラシックの音色に浸ってみるチャンスが巡ってきますよ。
8月21日(日)13:30から恒例のミュージアムコンサートを開催します。
同志社女子大学音楽学会「頌啓会(しょうけいかい)」の皆さんによる、本格的なクラシックコンサートです。
毎年、この時期に当館で美しい音楽を披露していただいていますが、ことしもご出演いただくことができました。
名曲や親しみやすい曲目も交えて、大人から子供までみんなが楽しめるミニ・コンサートです。

当館エントランスホールで行います。予約も参加費も不要ですが、座席は約70席となりますので、お早目にお越しください。

2016年8月17日水曜日

自由研究のヒント満載!

 8月20日(土)にワークショップ「糸績(う)み体験・機織り体験」の5回目を開催します。
 古代から受け継がれてきた布づくりを自分の体で体験できます。「からむし」という植物の繊維から糸をつむいで、その糸で機織りをし、古代人の生産技術を直に体験することで、昔の人の暮らしや思いまで想像できるかもしれません。
 夏休みの自由研究のヒントを得られること、間違いなしです。
 当日10:00からと13:00からの2回開催します。予約も参加費も要りませんので、奮ってご参加ください。

 また、博物館で開催中の「近江の古墳時代」では、県内の古墳を地域別にまとめて展示していて、地域ごとの違いや個性を知ることができます。
 滋賀県の古墳時代の社会や文化の有り様を手っ取り早く理解することができますので、お子さんたちの勉強や自由研究のネタにもなりますよ。
 なお、第一常設展示室では特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」も同時開催中です。県内の遺跡から発見された品ばかりで、まばゆい光を放つ金製品や「皇朝十二銭」という銅銭など普段はなかなか見られない金属製の文化財をコンパクトにまとめてあります。
 
 当博物館に来ていただければ、夏休みの宿題や自由研究に役立つ知識や情報がきっと手に入ります。
 ご家族お揃いでお出かけください。

 

2016年8月15日月曜日

平和の尊さ

 きょう8月15日は、終戦記念日。
 平和の尊さ、ありがたさをかみしめる日にしたいと思います。

 当館で好評開催中の「近江の古墳時代」の展示品の中にも、武具、兵器の類が多く含まれています。古墳時代にも争いは絶えることがなかったのだなあ、と考え込んでしまいます。
 それでも人間は、困難の中でも命をつなぎ、文明をつないできたのですから、希望はあると思います。
 きょうも開館している当館で、そんな人間と文明の在り方に思いを馳せてみては如何ですか?

2016年8月14日日曜日

チビッコ忍者

恒例の体験学習「忍者になってみよう」を開催ました。
小学校高学年までの子どもさん達13名が参加してくれました。

右の写真は、「忍者走り」の特訓です。お腹につけた新聞紙が落ちないように素早く走る修行です。
本当は、同じ側の手足を交互に出して走るのが忍者走りと言われますが、まあ大目に見ておきましょう。

次は、「手裏剣投げ」の修行の様子です。
小さいお子さんには少し難しかったようですが、暑い中、真剣に挑戦していました。

親御さんたちは、わが子の夏休みの思い出づくりに協力とばかり、炎天下をものともせず写真撮影に走っておられました。
お疲れ様でした!

なお、「忍者になってみよう」は来春にもう1回開催する予定ですので、参加ご希望の方は年明けごろに当館までお問い合わせください。

信長現る!

 きょう、当博物館に織田信長が現れました!
 「信長隊 安土衆」として「なりきりファッション」で観光客に安土をアピールしていただいているメンバーのうち、「信長公」と「徳川家康公」が当館を訪問していただき、来館者との写真撮影など、盛り上げに一役買ってもらいました。
 
        (左が信長公、右が家康公です。念のため)

 館内で、展示をバックに子どもたちと記念撮影。
 たまたま館内におられたお客様は、はじめビックリした様子でしたが、次々に写真撮影をリクエストしておられました。
 
 「信長隊 安土衆」は去年から本格的に活動を始められたとのことで、当館に来ていただいたのは今日が初めてですが、全くのボランティアで地域おこしのために衣装も自前で活動しておられるとのこと、頭が下がる思いです。
 こうした方々の熱意にお応えできるよう、私たちも頑張っていきます。

あすも開館します!

 あす8月15日は月曜日ですが、当博物館はもちろん開館しています。(8月は、29日のみ休館です。)
 お盆で故郷に帰ってこられた皆様もご一緒に、当館で、古代や戦国のロマンに浸ってみては如何でしょうか。
 
 また、リオ五輪での連日の日本人選手の活躍でいささか寝不足気味という方もおられるかも知れませんが、当館の特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」も見所がありますよ。
 安土城下町で発見された、信長の時代の大判・小判や、高島市の鴨稲荷山古墳から出土した金の飾りのついた冠など、人々を魅了した品を展示して、日本の歴史の中で金属製品がどのように利用されてきたかをご紹介しています。

 是非、一度お立ち寄りください。
 PS.ポケモンGOのキャラクターもいくつかゲットできるようですよ。

2016年8月12日金曜日

週末の博物館

 この週末も、安土城考古博物館は催し物がテンコ盛り!

 まず、あす8月13日(土)には、開催中の特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」の担当学芸員が、展示物の内容を詳しくご説明する”ギャラリートーク”を開催します。
 10:30からと13:30からの2回行います。いずれも予約不要・無料ですが、入館料が必要です。

 8月14日(日)には、お待ちかね、「忍者になってみよう!」を開催します。
 子どもたちに大人気の体験イベントで、忍者衣装に身を包み、忍者走りや手裏剣投げに挑戦してもらいます。
 事前予約が必要(☎0748-46-2424)で、参加料は600円です。

 お盆で帰省されたお孫さんとご一緒に、是非お越しください。

2016年8月9日火曜日

企画展講座 第2弾

 あす8月10日(水)13:30から、好評開催中の企画展「近江の古墳時代」にちなんだ講座「湖西の古墳」を開催します。
 湖西・高島市には、鴨稲荷山古墳などの、日本の歴史全体の中でも重要な位置を占める特徴的な古墳があります。
 高島市内で数多くの古墳の調査に携わってこられた、高島市の宮﨑 雅充氏から、その特徴を紹介していただきます。
 当館セミナールームにて。事前予約は不要で、先着140名様を定員とします。受付は、セミナールーム前で13:00から行います。参加費は200円です。
 あすも猛暑が予想されますので、気を付けてお出かけください。

2016年8月6日土曜日

きょうの博物館

きょうは、3回目のワークショップ「機織り体験」を行いました。
小さな子どもさんも参加してくれて、「弥生機(やよいばた)」に挑戦してもらいました。
ちょっと難しい手順にてこづっているかな?

横から、妹さん(?)が興味津々の様子で見つめていました。
将来は、「織り姫」になるのかな。

また、きょうは「子ども学芸員」も開催しました。
残念ながら、参加は1人だけでしたが、構内の「旧柳原学校」で明治時代の小学校の様子を調べました。
建物の外観をカメラに収めます。

調べた事柄をまとめて、展示パネルにしていきます。
真剣な表情ですね。
未来の学芸員です。

月曜日も開館します!

 毎日、ホントに暑い日が続きますね。
 こんな時は、涼しい博物館でゆっくり過ごしながら、展示を観て心の栄養補給をするのがオススメです。

 当館は、夏休みの期間中は無休で、普段は休館している月曜日も開いています。
 開催中の企画展「近江の古墳時代」や常設展示も充実している安土城考古博物館へお越しください。

2016年8月5日金曜日

顔出し看板

 当館の中庭の回廊に、ユニークな顔出し看板が並んでいます。
子ども達には大人気で、親子連れが記念撮影する姿がよく見られます。
そのラインアップをご紹介しましょう。

お馴染み、ひこにゃんと彦根城です。(博物館と何の関係があるの?とツッコマないで。)

左は、浅井長政とお市の方、右のほうに小さく見えているのは「茶々・初・江」の三姉妹ですね。
浅井長政とお市の方の肖像画は、当館で折に触れて公開しています。

戦国時代には、近江でも大活躍した忍者。
バッと消え失せたり、水遁の術を使ったり、妄想を膨らませながら...。 

2016年8月4日木曜日

この週末は博物館で自由研究を!

 夏休みに入って2度目の週末は、安土城考古博物館で自由研究のネタを探してみよう!

 まずは、8月6日(土)・7日(日)の2日間、「子ども学芸員」を開催します。(6日だけの参加も可能)
 「明治時代の小学校」をテーマに、「旧柳原(りゅうげん)学校」校舎を舞台に、明治時代の教科書や学校生活の様子を『調べて、考えて、展示パネルにまとめる』という学芸員の仕事を体験します。
 そのまま、夏休みの自由研究になりますよ!
 小学校高学年から中学生にオススメです。参加費は300円で、予約が必要です。(☎0748-46-2424)

 お次は、「糸績(う)み体験・機織り体験」のご紹介です。
 自然の植物からとった繊維をつむいで糸にする「糸績(う)み体験」と、その糸で布を織る「機織り体験」をどなたでも体験できます。
 近江上布伝統産業会館のご協力を得て、午前10時からと午後1時からの2回、開催します。
 参加無料で、予約も不要です。
 昔の生産技術を身を持って体験できるイベントで、自由研究のヒントにもなると思いますよ。

夏休みの体験学習

 きょうは、近江八幡市の馬淵学区子ども体験活動協議会の皆さん総勢約50名が来館いただきました。
 夏休みの子供たちに、日頃できない体験をさせてあげようという趣旨で、今回は当博物館を選んでいただきました。
 小学生の子どもたちと引率の方で、元気よく見学がスタートしました。 

 展示見学の後、多目的広場に移動して、「勾玉(まがたま)づくり」にチャレンジしてもらいました。
 古代人のアクセサリーである勾玉を、ロウ石というやわらかい素材でホンモノそっくりに仕上げる体験ですが、低学年の子供たちが、日頃使い慣れないカッターナイフやキリを手に真剣な表情でロウ石を削る姿に、内心少しヒヤヒヤしつつも、ほほえましいものを感じました。

 皆さんも、機会があれば、当博物館の体験学習に参加してみてください。

2016年8月1日月曜日

スローな博物館

 安土城考古博物館は、田舎のちっぽけな博物館です。
 普通電車しか止まらないJR駅から、歩けば25分もかかるアクセスの悪さです。しかも、途中には田んぼばかり。洒落たお店も、炎天下、のどを潤す自動販売機もありません。
 
 しかし! 田んぼと山に囲まれた、田舎の博物館であればこその魅力もあると思っています。
 都会の博物館や、新しい施設にはない見所や「ほっこり」感が満載で、スローライフにつながる「スローな博物館」の魅力を四季折々にお伝えしていこうと思います。
 
 その「真夏編」は、青々と茂り、穂の出た水稲がいっぱいの水田から。
  
 目を上げると、青田の向こうに安土城考古博物館が見える。

 信長の夢の跡、安土城跡のある安土山の下にも稲穂の波が...。

 安土駅からレンタサイクルで博物館へ向かう道の途中に、安土城の外堀跡の水路があります。
 真夏の日差しを浴びて、ヨシが1本すくすくと伸びていました。

常設展示が面白い!

きょうから、第一常設展示室の一角で、特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」が始まりました。
開幕間近のリオ五輪・パラリンピックに協賛して、県内の遺跡から出土した金銀などの金属製品の遺物をピックアップして展示しています。
安土城下町出土の判金(大判小判)、鴨稲荷山古墳出土の金の王冠(レプリカ)、大中の湖南遺跡から見つかった皇朝十二銭などをご覧になれます。

また、第二常設展示室の一番奥のケースでは、これまで「神仏習合の文化と造形」を展示していましたが、きょうから近江源氏佐々木氏の関連の展示に変わっています。
佐々木氏の系譜とともに、長命寺文書に記された佐々木氏の活動の跡、観音寺城跡から発掘された器物などをご紹介しています。

このように、様々なテーマに沿って、館蔵品を中心に新たな切り口から日本の歴史に迫る展示を行っています。
開催中の企画展「近江の古墳時代」をご覧いただいた後は、常設展示もとくとご覧ください。