2016年12月27日火曜日

年末のご挨拶

 当博物館は、年内の開館は今日までで、あす(12月28日)から1月4日まで、年末年始の休館とさせていただきます。
 今年も、たくさんの歴史ファンや未来の歴史愛好家(子ども達)に来館いただき、ありがとうございました。
 来年も、来館いただいた皆様に、少しでも多く満足していただける博物館となるように工夫と努力を重ねていきたいと考えています。
 新年は1月5日(木)から開館しますので、是非お立ち寄りください。

 皆様が、穏やかで健やかな新年をお迎えくださるようお祈りします。

2016年12月21日水曜日

濃霧の安土

 先日に続いて、濃い霧にすっぽり包まれた安土城考古博物館です。
 気温は高めですが、霧雨が降っていて、ミストシャワーの中にいるようです。
 視界もあまり利きません。自動車でお出かけになる方は十分注意が必要ですね。

 博物館裏の繖山(きぬがさやま)もほとんど見えません。
 霧がうまく晴れて、青空になるとよいのですが、、、。

 当博物館では、まもなく外壁補修の工事が始まります。
 建物の周囲が仮囲いで覆われて、博物館の壁が見えなくなる予定です。(来年3月末まで)
 しばらくの間、秀麗な外観ともお別れですが、美しく蘇った姿にご期待ください。

2016年12月18日日曜日

連続講座は大盛況!

 当館で開催中の連続講座2⃣「信長と城 その関係を探る」(全7回シリーズ)が大好評をいただいています。
 第1回の「信長最初の城 小牧山城」(11月26日)も100名超、昨日の第2回「天下布武への城 岐阜城」は何と140名以上の方にご参加いただき、セミナールームが満杯状態になり、一部ご迷惑をお掛けしたかもしれません。
 やはり信長人気は根強いなあ、と改めて感心したところです。
 年を超えて、1月14日(土)から再開しますが、1月28日(土)には中井 均先生(滋賀県立大学)の講座「信長家臣たちの城」(第4回目)を予定していて、また沢山の方が詰めかけてくださるだろうと期待しています。

2016年12月16日金曜日

直虎に思いを寄せて

来年のNHK大河ドラマは、彦根藩初代の井伊直政の養母の半生を描く「おんな城主 直虎」です。
「真田丸」が終わったら寂しい、という方も、来年からは「直虎」で楽しみましょう。
直虎は、信長とほぼ同世代で、遠江(とおとうみ=現在の静岡県)の小豪族である井伊氏の危機に立ち向かい、直政を盛り立てた女性とされていますが、最近「実は男だった」とする新説も飛び出して、徐々に話題が盛り上がってきましたね。
彦根藩のお膝元、彦根市でも「築城410年祭」を予定されているなど、この機会に彦根を一層売り出そうと頑張っておられますので、是非彦根にお出かけください。

そして、彦根に寄られたら、安土まで足を伸ばしてみられるのがオススメです。
直虎=井伊氏の視点から戦国中期から末期の歴史を見た後は、信長の視点からも見ることで、歴史の流れをトータルに味わっていただけると思います。
また、マイカーでお越しなら、彦根と安土エリア(安土城跡、当博物館など)をグルッと回って関連スポットを1日で制覇することも可能です。(2日あれば、もっと楽しめます!)
来年は、彦根~安土の周遊がブームになるかも知れません。是非、その流れを先取りしてみてください。 

2016年12月15日木曜日

本能寺ホテル

 新春1月14日に、映画「本能寺ホテル」が封切られます。
 現代のOL(綾瀬はるか)がヒョンなことから「本能寺の変」の前日(旧暦6月1日)にタイムスリップして、織田信長(堤 真一)に巡り合って、、、というお話だそうです。
 綾瀬はるかと堤真一の強力コンビですし、以前の「プリンセストヨトミ」でも共演してコミカルな味を出していましたので、いまから楽しみです。
 映画を観たら、是非安土に来てホンモノに出会い、信長ワールドを満喫してください。
 そのオススメポイントをいくつかご紹介しましょう。

① まずは、安土城跡。信長が天下布武の野望を込めて築いた安土城の夢の跡を訪れて、歴史のロマンに浸れます。
 また、天主跡から望む琵琶湖の眺めは絶景の一言です。

② 次は、もちろん安土城考古博物館です。信長や安土城に関する資料を豊富に展示しており、知識をふんだんに仕入れて、歴史を一層深く味わうことができます。
 例えば、信長の多様な肖像画。これだけ多くの信長像を観られるのは全国でも珍しいと思います。
 安土城跡のジオラマや、金箔瓦(左の写真)など、見所満載ですよ。

 また「肉体派」の貴方には、信長軍団が用いた長槍(重さ5.9kg)を持ち上げてみるコーナーで、文字どおりの「歴史の重み」を感じてみることをお勧めします。



③ 当博物館のお隣の「信長の館」では、安土城天主の5・6階部分の精巧な実物大模型が圧巻です。金ピカと壁画の豪華さに目を奪われます。ヴァーチャルリアリティで在りし日の安土城の姿を映像で楽しむこともできます。
 
 皆さんも是非「本能寺ホテル」をご覧になって、安土にお越しください。

2016年12月14日水曜日

連続講座

 冷たい風がずっと吹き続けている、きょうの安土です。

 さて、今週土曜日(12月17日)に連続講座2⃣の第2弾「天下布武への城 岐阜城」を開催します。
 信長が美濃国を征服して居城とし、天下布武を目指し始めた拠点である岐阜城。
 この岐阜城について、長く調査研究に携わっておられる岐阜市教育委員会の内堀 信雄氏から最新の調査研究成果をご紹介いただきます。
 13:30~15:00頃、会場は当館2階セミナールームにて。予約不要で、定員は先着140名様。当日13:00頃から受付を行います。
 参加費は200円です。
 寒くなりましたので、当館までの道中は暖かくしてお出かけください。

2016年12月11日日曜日

お正月飾りを作ろう

 年末恒例の体験学習イベント「お正月飾りを作ろう」を開催しました。
 ことしも人気が高くて、ほぼ定員一杯のご参加をいただきました。
 カイコの作った「まゆ玉」を使って、かわいい置き物を作ります。
 ことしは、来年のエトである「酉」にちなんで、トリの飾り物を作りました。

 大人も子供も真剣な表情で取り組んでおられました。
 自分だけのオリジナルなお正月飾りができて、皆さんとても楽しそうでした。

2016年12月9日金曜日

お正月飾りを作ろう

 年末を控えて、来年のエト(トリ)にちなんだお正月飾りを作ってみませんか?
 あさって12月11日(日)に、まゆ玉を使ったかわいいトリの置物を作るイベントを行います。
 14:15からの回にまだ少し余裕がありますので、この機会に参加されては如何でしょうか?
 小さいお子さんでも、保護者の方がついていただければ十分作れますよ。 

 会場は当館エントランスホールで、所要時間は45分くらいです。参加費は300円。
 お早目に ☎0748-46-2424までお申し込みください。

2016年12月8日木曜日

きょうの博物館

 秋季特別展も終わって、すっかり静かになってしまった安土城考古博物館です。
 でも、常設展示は内容を入れ替えながらずっと続けていますし、修復された文化財(金字銀字の美しいお経など)の特別展示も年末まで行っていますので、入館者が少なくてゆっくり観られるこの時期に、是非お立ち寄りください。
 博物館の正面玄関前にきれいな鉢植えを飾っています。
 シルバー人材センターの皆さんが丹精して植えていただいたものです。

 さて、12月17日(土)には、連続講座2⃣の第2弾「天下布武への城 岐阜城」を開催します。
 織田信長が「天下布武」を目指し始めた拠点である岐阜城について、その調査研究に携わってこられた岐阜市教育委員会の内堀 信雄氏から最新の調査研究の成果を紹介していただきます。
 13:30から当館セミナールームにて。予約不要で、当日先着順に140名様まで。参加費は200円です。
 奮ってご参加ください。
 

2016年12月4日日曜日

秋季特別展 フィナーレ

 きょう、秋季特別展が遂にフィナーレを迎えます。
 これまで大勢の方にご覧いただき、「なぜ近江・大津に都が営まれたのか?」という古代史の謎に新たな光を投げかけてきたこの展覧会も、きょうが最終日となりました。
 閉幕日に当たって、皆様のご声援に感謝して、きょう午後から担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)をもう一度行います。
 13:30から企画展示室で行いますので、それまでに企画展示室前(望楼下のロビー)にご集合ください。
 予約不要、参加無料(特別展の入館料は必要です)ですので、奮ってご参加ください。
 午後からは雨が予想されている安土ですが、めげずに来てくださいね。

2016年12月2日金曜日

お正月飾りを作ろう

 来年の干支「酉」にちなんで、トリのお正月飾りをつくる催しを、12月11日(日)に行います。
 カイコの作った「まゆ玉」を使って、とても可愛い置物を作っていただきます。
 小さなお子さんでも、親御さんの助けがあれば十分作れます。
 14:15からの回に若干余裕がありますので、当博物館(☎0748-46-2424)までお問合せ・ご予約下さい。
 参加費は、300円です。

2016年12月1日木曜日

国宝級の中尊寺経

 いま第2常設展示室で、地元の浄厳院さんから寄託を受けている文書の修復を記念した特別公開を行っています。
 そのうち中尊寺経は、奥州藤原氏初代の清衡が中尊寺に奉納した「一切経」(国宝)から、いつの頃にか散逸した一巻で、元の一切経が国宝なのですから、この一巻も国宝級と言えると思います。
 文化財修復の専門家の手によって見事に蘇った中尊寺経の、Before(写真右上)とAfter(右下)を見比べてください。紺紙に金字と銀字で交互に描かれたお経の文字がなんとも有難く見えてきます。

 改めて、職人技の冴えを感じますね。

 このほか、近江源氏佐々木氏の六角高頼書状も美しく蘇った姿を展示しています。
 六角高頼は、15世紀に活躍した近江守護で、観音寺城主でした。

 この特別公開は年内いっぱい(12月27日(火)まで)第2常設展示室で行っています。
 是非、この機会にご覧ください。