2017年2月8日水曜日

梅の川

 きのうは、博物館裏の芝生広場で梅の花が咲いた話をご紹介しましたが、きょうは「梅つながり」で安土の「梅の川」という湧水を取り上げます。
 JR安土駅前を左に進んで、旧街道へ入りますが、その入り口の角に「万吾楼」という和菓子屋さんが見えます。(右の写真)
 信長が今川義元を討ち取った桶狭間の戦いの故事に因んだ「まけずの鍔」という最中(もなか)が有名で、信長の武運にあやかれるとして合格祈願などにも贈られるそうです。
 ほかにも、「丁稚羊羹『安土問答』」や「信長軍パイ」(軍配?)など、安土や信長に因んだお菓子がたくさんあります。

 「万吾楼」の角から旧街道に入ってしばらく行ったところを右折すると、すぐ「梅の川」の案内看板が目に入ります。
 
 信長が、ここの水で点てたお茶を大変気に入ったという言い伝えの残る湧水です。
 武井夕庵という家来が信長に茶を献上したという説明書きが立っています。
 いまは、きれいな水がコンコンと湧き上がる、ということはないようですが、信長が生きていた時代のことを想像すると趣があります。

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