2012年9月29日土曜日

安土信長まつりに新しい風を!

来年の安土信長まつりは6月9日(日)に開催されます。当博物館でも来年春には戦国、城を取り上げた特別展を企画していこうと検討中です。今年度の祭りの人の出は3万人と過去最高だったと聞いています。ただ、人の出が多いことはよいことばかりではありません。自家用車で直接来られる方が9割以上のため、交通事故の発生や迷惑駐車や駐車トラブルなどが発生した模様です。JRなどの公共交通機関の利用促進、安土山からは一定の距離をおいた駐車スペースの確保とシャトルバスの運行(有料でもよい)、レンタサイクル・バイクの駐輪場の確保などアクセス面での検討課題が多いです。課題はこれだけではありませんが、参加するみなさんが祭を心から楽しめるよう、来年に向け、地元の中心メンバーの方々が喧々諤々の議論をしておられます。頼もしい限りです。よい祭となるよう微力ながら博物館も応援していきます。

2012年9月28日金曜日

東近江地域の観光活性化

昨日、ホテルニューオーミで開催された旅行エージェント商談会に参加しました。出席いただいた旅行会社の担当者の方々に観光関連団体がそれぞれの観光資源のプレゼンテーションをしまして、旅行商品の企画として県内の観光資源を組み込んでいただくことをねらいとしています。当博物館では、「まんなかの会」や「颯々繖」、安土町商工会・観光協会などとコラボで、「安土信長饗応膳」や「近江戦国三昧」、「戦国の膳<繖>」など、いくつかの観光商品開発をサポートしているところです。地域振興や地域観光の活性化につながる商品の開発を大いに期待するところです。

2012年9月27日木曜日

西の湖ヨシ灯り展

「秋の気配が深まった西の湖湖畔の宵に造形の灯りが浮かび上がる「西の湖ヨシ灯り展」が22日、23日の二日間、安土町下豊浦のよしきりの池と安土B&G海洋センターで開かれた。市内の小・中学生を中心に一般、大学生らがヨシで制作した灯りの作品会わせて480点が並べられたよしきりの池では、夕闇の訪れと共に各作品に備え付けられた電球が一斉点灯し、湖畔の宵に幽玄の世界を演出。訪れた人々が西の湖から快い秋風が吹く中、柔らかな灯りに照らし出された一つ一つの作品を見て回るそぞろ歩きを楽しんだ。安土B&G海洋センターでは、ヨシペン画教室、ヨガの夕べ、物産品の販売コーナーが設けられ、人気を集めていた。」(滋賀報知新聞H24年9月27日より)

2012年9月22日土曜日

夏から秋への風景

博物館周辺では、稲穂の刈り取りがそこかしこで見られ、コンバインで稲穂を刈る跡に白鷺やすずめが群がっています。また、ひまわりが一面に植わっている田んぼを見かけます。日中の気温の変化も徐々に秋モードに変わってきています。

2012年9月21日金曜日

安土観光関連団体ネットワーク会議9月

秋風が肌に気持ちよく過ぎていく季節。ベンチや芝生でお昼のお弁当を広げる風景もたまに見られるようになりました。昨日、月1回のネットワーク会議ですが、安土山を中心とした秋の様々なイベントの情報が交換されました。当博物館の行催事はさておき、あげていきますと、西の湖ヨシ灯り展9/22&23、信長の館天主コンサート9/29、安土山の映画ロケ9/30、近江源氏祭10/7、安土文芸の郷歴史講座10/13&11/10、安土がんばります隊清掃草刈り10/26、カフェらんまるat安土山ガイダンス10/28、安土城VR体験ツアー10/30、安土ほんまもんツアー11/2&12/2、繖三観音サイクリング11月17・18・23・24・25日などです。安土地域、いろいろやってます。

2012年9月19日水曜日

「信長侵攻す!その時近江衆は!」

信長と近江衆の戦いの跡を辿り、戦国の膳<繖(きぬがさ)>を味わうツアーを企画しています。安土城考古博物館の特別展と特別講座の鑑賞、昼食(納屋孫)、井元城と百済寺を探訪します。10/14(日)、朝9時JR能登川駅集合、16:30解散、参加費用は5000円、募集定員40名です。参加申込は休暇村近江八幡(0748-32-3138)で受け付けています。

2012年9月17日月曜日

65歳以上が3千万を超えた

4人に1人が65歳以上となりました。これは以前から言われていたことで、数字が実態を裏付けただけのことなんですが。介護予備軍ではなく、自分なりの目標をもって健康で生き続けるシルバー世代が活躍する場が必要です。これまでは、消費者としての側面しか問題なってきていませんが、生活労働者としての側面をクローズアップしていかないとだめなような気がします。博物館運営へのサポートや公民館などへの出前博物館の企画運営など、市や町と協働して様々な活動を企画していくことが大切なのかもしれません。

2012年9月16日日曜日

テーマ展「お茶の文化史」

お茶は中国に渡った僧侶が持ち帰り、宮中や寺社で飲むようになったと言われています。第2常設展示室に設営したこのテーマ展では、室町後期(16世紀)の湖南市・夏見城遺跡や大津市・関津遺跡、彦根市・佐和山城遺跡から出土した中国の青磁や天目茶碗、茶臼、風炉などをを見ることができます。お茶が武士の生活に広まった様子がうまく伝わるといいですね。

2012年9月12日水曜日

秋の特別展「信長×信玄-戦国のうねりの中で」は10月6日から開催

秋の特別展のチラシ・ポスターが出来上がり、関係各所に配布いたしました。もうご覧になった方もあるかもしれません。この展覧会は、古文書、肖像画、屏風絵、甲州金など62件の展示物で構成し、平易で簡潔な説明文でわかりやすく、親しみのある展示とする予定です。期間は10月6日(土)~11月11日(日)までの36日間で、10月7日(日)は國學院大の藤本先生に「長篠の合戦-その虚構と現実-」と題して、また10月28日(日)には日大の柴辻先生に「織田信長と武田信玄」と題して記念講演をしていただきます。これに加え、講座を2回とクルーズを1回計画しております。信長と信玄、この二人の英雄がどのように関わり合い、戦いを繰り広げていくのか、また取り巻く諸勢力との攻防や結末など資料を読み解く楽しさを味わって下さい。皆様のご来館・ご参加をお待ちしております。

2012年9月10日月曜日

テーマ展「琵琶湖の神秘・湖底遺跡」

琵琶湖(内湖であった地域を含む)には100カ所を超える湖底遺跡が知られていますが、これは世界的に見ても希なことと言えます。第一常設展示室で縄文土器など約40点を展示していますが、長浜市湖北町尾上の葛籠尾崎湖底遺跡で、水深60mの湖底から土器が見つかっていることについてどう考えるか、遺物が水中にあったため腐敗が避けられることで、縄文や弥生の時代の暮らしの何がわかるようになったのかなど、興味ある内容となっています。想像力たくましくして、楽しんでいただければと思います。

2012年9月9日日曜日

安土駅からのアクセス レンタサイクル

安土駅にはレンタサイクルやさんが3軒あります。安土レンタサイクル(46-2072)、安土観光レンタサイクル(46-3202)、安土駅前レンタサイクル(46-3266)の3カ所で、駅前すぐ近くです。値段は500円~1500円で、時間単位、半日、全日、団体割引などで値段は違います。博物館まで自転車で10~15分です。博物館の講座や体験に行くと言っていただけると少しは安く借りられると思いますし、チラシをもらって来ていただくとグッズのプレゼントをしています。周辺はサイクリングロードが整備されており、びわ湖よし笛ロードに沿っていくと、八幡堀、長命寺、西の湖、水郷、セミナリヨ跡、安土城址、信長の館、、沙沙貴神社、また少し足をのばせば、老蘇の森、観音寺城址のある繖山、五個荘金堂の町並み,能登川伊庭の水車など楽しめる雰囲気のある場所が続いています。是非とも半日でも数時間でも試していただきたいと存じます。

2012年9月7日金曜日

安土駅・近江八幡駅からのアクセス あかこんバス

JR安土駅からバスの便があるのはご存知ですか?近江八幡市民バス(通称あかこんバス)が一日5便、「近江八幡駅北口」から「文芸の郷」まで、「安土駅南広場」を経由して運行しています。終点の「文芸の郷」で下車いただくと、徒歩7分程度です。運行コース名は「安土南・金田コース」、平日のみの運転で、「近江八幡駅北口」発は8:50、10:50、13:30、15:30、17:30で、一方「文芸の郷」発は7:45、9:45、11:45、14:25、16:25です。所要時間は時間帯によって多少遅れはあるでしょうが45分となっています。料金は区間均一で1回乗車につき200円/人で、1日乗り放題の「1日乗車券」は500円/人となっています。ちなみにJR安土駅から来られる場合は、「安土駅南広場」発は9:21、11:21、14:01、16:01、18:01です。本数は5本と少ないですが、うまく活用下さい。(バス時刻は平成23年4月1日改正)

2012年9月6日木曜日

夏の第44回企画展が終わりました

第44回企画展「湖の船が結ぶ絆-天智天皇、信長の大船、そして うみのこ」が終了し、展示物の撤去・返却の作業とともに、秋の特別展「信長×信玄 戦国のうねりの中で」の準備に鋭意取りかかっているところです。出陳など夏の企画展でお世話になりました皆様に感謝申し上げる次第です。入館者アンケートから見ますと、近畿、中京、関東地域はもとより、遠くは福岡、岩手、山形からお出でいただきました。やはり夏休みですので親子での入館が一番多かったといえます。入館者の6~7割が満足いただけてるかなと思っています。お褒めの言葉も一杯いただいたのですが、その一方で厳しいご意見もありました。「内容が多岐にわたり、扱う時代も現代までと長く、詰め込みすぎで印象が薄い」「天智天皇、信長の名に惹かれてきたが、模型が置いてあるだけでは」などのご指摘がありました。今後に向けた貴重なアドバイスとして活かしたいと考えます。声を寄せていただいた方、入館いただいた皆様方、本当にありがとうございました。秋の特別展、冬の景観展など、是非とも2度、3度と足をお運びいただきますよう、お願いいたします。館員一同、次回の出会いをお待ちしております。

2012年9月5日水曜日

琵琶湖の船と港を巡るスタンプラリー

7月14日から9月2日まで開催した第44回企画展「湖の船が結ぶ絆 天智天皇、信長の大船 そして うみのこ」と連動して応募受付をしてきた「琵琶湖の船と港を巡るスタンプラリー」が9月9日(日)をもって応募を終了します。県内6カ所の博物館と3カ所の港を巡り、スタンプを4個以上集めて応募いただくものです。応募用紙は各博物館、各港に配置しています。9日(日)の消印有効、直接当博物館に持参いただいても結構です。景品はクルーズや入館券で、抽選の後、当選者には9月中頃お届けする予定です。
本日、山形県議会文教公安常任委員会の皆様が来館されました。大内委員長さんがあいさつの中で、午前中大阪で、滋賀へ来て稲穂をみてホッとした言われたことが印象に残っています。山形の歴史博物館は昭和45年開館でリニューアルの時期に来ているようです。
また、秋の特別展で記念講演をお願いしています柴辻先生(日本大学)が資料閲覧で来館され、ごあいさつさせていただきました。

2012年9月3日月曜日

職場体験の中学生

中学生の職場体験の受け入れを今年も実施します。6人の中学生には、博物館の受付体験をしてもらうことになります。アテンダントさんのサポート、具体的にはチケットのもぎりや展示室内の監視、案内チラシの準備などです。半日だけの体験ですが、若い人たちが少しでもいろんな仕事があることに気づいてくれるといいですね。そして、単に興味や楽しさだけでなく、そこには責任と義務が伴うことをちょっとだけでも気づいてくれたらと思います。

2012年9月2日日曜日

節電クールライフキャンペーン期間中の入館状況

7月23日から8月31日までの夏休み期間中、節電クールライフキャンペーンとして、土日およびお盆の期間を除いて、キャンペーンチラシや滋賀プラスワンをお持ちいただくなどすると、入館料を無料にさせていただきました。今年の夏は暑い日が続き、夏休み中40日間の総入館者数は9,306人、入館料を無料とした平日(8/13~15は除く)27日間の入館者数は4,580人でした。この期間の平日一日当たりの入館者は170人となります。過去数年に遡って数字を見ますと、昨年の大河ドラマ「江」のような特殊な状況下の年を除いては、クールライフキャンペーンの効果はあったと考えられます。