2021年8月31日火曜日

 

ささ波の淡海音なし鰯雲 (草堂)

 

お盆の長雨と豪雨のあと、厳しい残暑が続いていますが、季節はもう秋。

中庭から望む空には、いわし雲、うろこ雲が広がっています。

 

緊急事態宣言の中、当館は通常どおり開館をしていますが、動画で展示を紹介するコーナーがあります。

 

まずは、9月20日まで開催中の企画展から、ご紹介いたします。

 

このコーナーでは、常設展示も見ていただけるよう制作を進めております。

動画でご覧いただいた後は、ぜひ博物館へお運びください。




2021年8月22日日曜日

 

白百合や憂いはいつも新しき (竹久 夢二)

 

ユリは球根でも販売されていますが、これは小さな種が風に舞ってひとり生えしたものでしょうか。

 

この夏は、コロナ禍で帰省や旅行もままならず、そのうえ長雨と豪雨、気分の晴れない日々が続いております。

 

夏休みもあと少し。

当館エントランスに、琵琶湖文化館特製の塗り絵を置いています。

おうちで塗り絵がお楽しみいただけます。ご来館の節には、どうぞご利用ください。

 

文化館チャレンジ/滋賀県立琵琶湖文化館 The Museum of Shiga Prefecture,Biwako-Bunkakan (biwakobunkakan.jp) こちらからも入手できます。




 

2021年8月17日火曜日

 

仰のけに(おおのけに)落ちて鳴きけり秋の蝉(せみ) (一茶)

 

盛夏もあっという間に過ぎ、鳴き続けた蝉の声も少なくなりました.

 

秋雨前線が日本列島に停滞し、当地でも24時間の雨量が200ミリに達し、住宅地付近では観音寺山の斜面が一部崩落しています。

 

芝生広場の園路の一部が、豪雨のため一部損壊したことから、立ち入りを制限しております。

ご理解ご協力をお願いいたします。




2021年8月11日水曜日

 

あめがあがったよ おひさまがでてきたよ

あおいそらの むこうには にじが かかったよ (坂田 修)

 

NHK「おかあさんといっしょ」を代表する曲「にじのむこうに」の一節です。

 

東京オリンピックも終わりましたが、国内に高揚感はありません。

コロナの感染者数は累計100万人を超え、第5波のピークが見えません。

 

にじのむこうに なにがあるんだろう♪

虹のかかった「きぬがさ山(観音寺山)山」の向こうには、安土城考古博物館があります。

 

アプリ「ニッポン城めぐり」企画《藤吉郎から太閤へ》に参加しています!(2022年1月19日(水)まで) | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)




2021年8月8日日曜日

 

炎天の郷土に頭(こうべ)晒し(さらし)をり (石塚 友二)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

この学校は、明治91876)年に高島郡新儀村(現・高島市新旭町)に建てられた初等科小学校校舎です。(滋賀県指定有形文化財)

 

子どもたちは、明治維新の後、洋風の建築様式を取り込んだ真新しい小学校に、心を躍らせながら通ったことでしょう。

 

お盆前の三連休、里帰りも始まっているようです。ふるさとの学校を訪ねてみるのもいいでしょう。




2021年8月2日月曜日

 

閑かさや岩にしみ入る蝉の声 (芭蕉)

 

きぬがさ山と広場の木々に囲まれた当館は、蝉しぐれの最中です。

ジージーと油を揚げるような声でなく油蝉(アブラゼミ)の姿は、なかなか見つけられませんが、木立の中に幾千匹もいるのでしょう。

 

街の喧噪もない静かな場所で、夏を楽しむのはいかがでしょうか。

 

第64回企画展「発掘された近江 -関津遺跡と関津城跡-」 | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp) は、920日まで開催中