2016年9月28日水曜日

ヨシのアート

 先日、西の湖畔で開催された「ヨシ灯り展」の入賞作品の一部をお借りして、当博物館の中庭(回廊)に展示しました。
 小学生から大人までの力作がそろっています。
 ユニークな発想から生まれた、意表を突く作品もあり、見ていてとても楽しいです。
 博物館のお立ち寄りの節は、ぜひご覧ください。

2016年9月27日火曜日

よし笛コンサート

 ことしも、当館で「よし笛コンサート」を開催します。
 琵琶湖の水と生き物の住処、そして滋賀らしい風景を守ってくれているヨシ。
 右の写真のようなアート作品にもなるヨシですが、とても優しく美しい音色を響かせるよし笛という楽器にも変身します。
 ことしも、よし笛演奏家の近藤ゆみ子さんをお招きして、心にも環境にも優しいよし笛の音楽を楽しんでください。
 10月2日(日)13:30から当館エントランスホールほかで。参加無料、予約不要ですが、座席が70席と限られていますので、お早目にお出かけください。

2016年9月25日日曜日

ヨシ灯り展

 当博物館の地元・安土地域で、市民の皆さんが実施する「ヨシ灯り展」が今年も昨日と今日の2日間開かれています。
 今年で10回目になるこの催しは、ヨシの恵みに感謝し、その保全に対する関心を呼び起こすことを目的に開催されています。
 琵琶湖の水を浄化するだけでなく、生き物に住処を与え、滋賀の原風景ともいえるヨシ原の景観を形成するなど、多様な価値を持つヨシ(群落)は、西の湖の周辺で特に良い状態で残っていますが、これを守り、未来に引き継いでいくことが必要です。
 ヨシを使ったアート作品を展示して、人々にヨシの大切さを知らせる「ヨシ灯り展」は、西の湖畔のB&G海洋センター周辺で開催されています。夕方にライトが点灯されるととても幻想的な景色が浮かび上がりますよ。

 当博物館もこのイベントの趣旨に賛同して、「ヨシ灯り展」の入賞作品の一部をお借りして、ご紹介することにしています。 
 9月末頃から中庭で展示する予定ですので、是非ご覧ください。



2016年9月21日水曜日

よし笛コンサート

 当館恒例の「よし笛コンサート」を10月2日(日)13:30からエントランスホール等を会場に開催します。
 よし笛奏者の近藤ゆみ子さんが、懐かしく美しい音色を聞かせてくださいます。

 予約は不要、参加無料ですが、定員を先着70名様に限らせていただきますので、ご希望の方はお早目にお越しください。

 なお、ことしは、地元の「ヨシ灯り展」とのコラボレーションにより、コンサート当日を中心にヨシ灯り展の入賞作品の一部を当館中庭(回廊)に展示します。
 琵琶湖の水を浄化し、生き物に住処を与えてくれるヨシの恵みに感謝し、ヨシの保存活動への関心を高めることを目的に、地元の住民の皆さんがヨシを使ったアート作品の展覧会を開いて今年で10回目になります。
 よし笛との「ヨシつながり」であり、当博物館も地域の一員であるとの思いから、ヨシの価値と地元の活動を来館者にご紹介することにしたものです。
 是非ご覧ください。

西国三十三所草創千三百年

 ことしが西国三十三所草創千三百年に当たることをご存知でしょうか?
これを記念して、10月に各札所で様々な催しが予定されていますが、当館のお近くでは、第三十一番長命寺と第三十二番観音正寺が記念行事を実施されます。

まず、長命寺では、本堂内陣の特別拝観が行われます。普段は見せていただけない本堂の内陣を見ることができます。
近江八幡市の琵琶湖岸にそびえる山の中腹にある長命寺は、1800年もの歴史があると伝わる古刹で、有名な随筆家の白洲正子も愛でたといわれる伽藍の数々が威容を誇っています。
当博物館は、長命寺に伝わる数多くの歴史資料(長命寺文書)の寄託を受け、大切に保存しています。

次に、観音正寺では、西国三十三所観音曼荼羅の公開を行われます。
当博物館がその懐に抱かれている繖山(きぬがさやま=別名「観音寺山」)の山頂近くに位置する観音正寺も、1400年以上の歴史を有すると伝えられる由緒あるお寺で、近くには、近江守護・佐々木六角氏が築いた観音寺城跡がひっそりと佇んでいます。
こちらも、白洲正子に愛された名刹です。

記念行事は、いずれも10月1日から10月末日まで。(詳細は各寺にお問い合わせください。)
当博物館ともかかわりの深い両寺の記念行事にご参加になって、併せて当博物館にもお立ち寄りください。

2016年9月19日月曜日

五個荘地域との連携

 9月17日(土)から、東近江市五個荘地区の博物館等と連携して、お互いの入館券(半券)を持参された方には(個人でも)団体割引を行っています。
 連携の相手方は、近江商人博物館・中路融人記念館、五個荘近江商人屋敷および観峰館です。
 これらの博物館等が所在する五個荘地区は、近江商人の3大発祥地(近江八幡、五個荘、日野)の一つで、数々の近江商人を輩出した土地です。全国に羽ばたいた近江商人の本宅跡が居並ぶ歴史的な街並みが残っており、それに因んだ博物館等が整備されています。
 一方、観峰館は、(公財)日本習字教育財団が運営される、中国や日本の書画を中心として展示を行っておられるユニークな博物館です。

 安土と同じく、歴史好きが訪れる五個荘地区の博物館等と連携することにより、お客様にお互いの地域を周遊していただいて互いの入館者増につなげたいと思っています。
 この機会に、歴史の香り高い繖山(きぬがさやま)周辺の博物館を巡って、秋の1日を心豊かに過ごしてみては如何でしょうか?

若狭の古墳

 今週の土曜日(9月24日)から、連続講座❶「解明!近江のとなりの古墳時代」のシリーズが始まります。
 滋賀県周辺地域の古墳時代の特徴を知ることで、近江の古墳時代をより深く理解していただくための企画です。
 これまで一般にはあまり知る機会のなかった「若狭」や「伊賀」の古墳について、それぞれの地元の文化財担当者・研究者の方からお話を伺うほか、第3回目(10月22日)には橿原考古学研究所の今尾文昭先生の「終末期古墳と天皇陵」と題した興味深い講座を開催します。

 初回の9月24日(土)は、福井県美浜町教育委員会の松葉竜司氏の「若狭の古墳」です。13:30から当館セミナールームにて。(受付は13:00~)
 予約は不要ですが、先着140名様を定員とします。参加費は200円。
 ドシドシお越しください。

2016年9月17日土曜日

日本遺産

 当館のエントランスホールで、「日本遺産琵琶湖」を紹介するパネル展示を行っています。
 日本遺産に認定された琵琶湖の魅力を、近江をこよなく愛した随筆家・白洲正子の目線を参考にしながらご紹介する展示です。

 日本遺産琵琶湖「その祈りと美」というテーマで、昔から人々の信仰を集めてきた琵琶湖にまつわる文化遺産群を「祈り」の視点から紹介し、その「美」を再発見していただこうとするものです。
 11月1日(火)まで開催中です。
 観覧は無料ですので、当博物館にお立ち寄りの際にお気軽にご覧ください。

2016年9月16日金曜日

うつけ茶屋

 今度の日曜日(9月18日)に「うつけ茶屋」を開催します。
 幼少期に「うつけ(馬鹿者)」と呼ばれていたと伝わる織田信長に因んで、信長も嗜んだとされるお茶の世界を体験していただく「うつけ茶屋」もすっかり当館の恒例行事となりました。
 ご自分で茶臼を回して茶葉を挽き、できた抹茶を楽しんでいただきます。
 当日は13:30から当館エントランスホールで開催します。予約不要ですが、先着20名様となりますので、お早めにお越しください。
 参加費として300円いただきます。(信長も食べたといわれる金平糖がお茶菓子に付きます。)

2016年9月11日日曜日

安土映像紀行

 地元在住の写真・ビデオ愛好家が撮影・編集された、地元の歴史と自然を題材にした映像作品を当博物館のエントランスホールで上映させていただいています。
 この方は、近江八幡市安土町下豊浦にお住まいの柴垣 源二さんで、安土の自然やイベントなどを撮影した作品がテレビなどでも紹介される実績の持ち主です。

 上映している作品は、柴垣さんが撮り溜めておられた映像を、今回新たに編集していただいたもので、安土城跡、観音寺城跡と西の湖の歴史と自然の魅力をタップリ詰め込んだ内容で、とっても美しく、かつ、わかりやすく仕上がっています。

 皆さんも、是非一度、当博物館にお越しいただいて、この映像を鑑賞してみてください。もちろん、無料です。(開館時間中、エンドレスで上映しています。)

博物館の売れ筋グッズ

 最近の当博物館での「売れ筋商品」をご紹介します。

 いま人気急上昇中のグッズは、「古墳シリーズ」です。
 古墳に興味のある方が増えているのとデザインがかわいいのとで、大人から子供まで、たくさんの方がお買い求めいただいています。

 古墳ふせん、古墳クリップ、古墳のマスキングテープなど、いろいろな種類があります。

 また、㈱コクヨ工業滋賀さんが琵琶湖のヨシを使った再生紙で作られた、滋賀県発祥の「飛び出し坊や」や「忍者」の付せんも根強い人気を誇っています。

 最後に、古代人のアクセサリー「勾玉(まがたま)」をロウ石という柔らかい素材で、ホンモノそっくりに仕上げられる「勾玉セット」も、お子さんを中心にじわじわ売れています。

 皆さんも、当博物館にお越しの節は、歴史のロマンをしのぶ記念品としてお買い求めいただいてはどうでしょうか。 



2016年9月9日金曜日

日本遺産と白洲正子

 日本の文化や日本人の心をかたち作ってきた文化財の集合体である「日本遺産」に認定された琵琶湖の魅力を紹介するパネル展示を、当館エントランスホールで9月から12月まで行います。
 9月10日(土)からは、その前半分である「白洲正子の目線で楽しむ日本遺産琵琶湖『その祈りと美』」が始まります。
 近江をこよなく愛した随筆家・白洲正子の目線を参考にしながら、琵琶湖を取り囲む祈りと美の世界をご紹介する展示です。
 観覧は無料ですので、お気軽にお越しください。

 なお、9月11日(日)13:30から、関連の講演会を開催します。講師は、(公財)滋賀県文化財保護協会の大沼 芳幸さんです。
 参加無料ですので、合わせてお楽しみください。

2016年9月8日木曜日

うつけ茶屋

 曇りがちの天気が続きますが、この時期をやり過ごすと「秋本番」のさわやかな気候がやってきそうです。
 となれば、行楽シーズン到来! お出かけや歴史探訪、美術館巡りなどに最適の季節がやってきますよ。

 当博物館も、9月25日(日)まで好評開催中の企画展「近江の古墳時代」のほか、第1常設展示室での特別陳列「遺跡のなかの金・銀・銅」、第2常設展示室の展示品入れ替えなど見所がいっぱいです。
 また、9月18日(日)には恒例の「うつけ茶屋」を13:30から15:00まで、エントランスホールで開きます。茶臼を廻して自分で抹茶を作り、それを点てて楽しんでいただきます。参加費は300円で、定員は先着20名様となっていますので、お早目にお越しください。

2016年9月6日火曜日

湖南の古墳

 あす9月7日(水)は、企画展関連講座の最終回、「湖南の古墳」を開催します。
 古墳時代の研究に長年取り組んでこられた、野洲市教育委員会の花田 勝広氏から、野洲市内をはじめとする湖南地域の古墳について紹介していただきます。
 滋賀県内の古墳や集落跡から出土した遺物を数多く展示するとともに、地域ごとの違い・特性を比較できるように示した企画展「近江の古墳時代」と合わせて聴講していただけば、古墳時代の滋賀県の姿や、近江が当時の日本の中で重要な位置を占めていたことが理解していただけると思います。

 講座は、13:30~(受付は13:00~)。当館セミナールームにて。事前予約は不要ですが、当日140名様まで(先着順)となります。
 参加費は200円です。
 
 是非ご参加ください。

2016年9月1日木曜日

さあ、9月!

 いよいよ9月になりました。
 学校では2学期が本格的にスタートしましたが、9月と言えば何といっても「実りの秋」「芸術の秋」の始まりです。
 身体を動かして、美味しいものを食べて、博物館や美術館で歴史や美を堪能するのにもってこいの季節です。

 とは言え、まだまだ「残暑」と呼ぶには暑すぎる日もあるようですが、何と言っても「9月」ですから、これからは涼しくなるのが基本線でしょう。
 行楽シーズンの楽しい計画を思い描いて、今からワクワクしていましょう。

 当館でも、9月25日(日)まで開催中の「近江の古墳時代」をはじめ、歴史講座やお茶会など催し物を盛り沢山にご用意してお待ちしています。