2024年1月26日金曜日

 

重ね着の女集へり講習会 (あるきしちはる)

俳句ポスト365のサイトより

 

毎年1月26日は「文化財防火デー」です。

この日は、昭和24年(1949)に世界最古の木造建築物・法隆寺の金堂が炎上し壁画が損傷したことを契機に制定されたとのことです。

当館でも、消防訓練としてお客様の安全な誘導・文化財の搬出・放水訓練を実施しました。また地元消防ご指導の下、胸骨圧迫や人工呼吸など救命措置の実技指導をスタッフ全員が受けました。

胸骨圧迫30回、人工呼吸2回・・・などの処置を、救急隊に引き継ぐまで続けるのは、なかなか大変です。重ね着をして、なかなかの力仕事でした。

安心な博物館であるよう、毎年の訓練は欠かせません。ご来館をお待ちしております。



2024年1月25日木曜日

 

歩くだけ生きるだけの幅雪を掻く (寺田 京子)

ハンディ版入門歳時記より

 

今シーズン一番の雪となりました。

9時の開館に間に合うよう、雪掻きが始まりました。

お客様の歩く幅しか除雪できていませんこと、ご容赦ください。

 

安土山や、手前の案内板も雪ですっぽりとおおわれました。

雪道の運転は、十分気を付けてください。週末は、晴れの予報です。



2024年1月19日金曜日

 

「冬凪」と結ぶ日誌や駐在所 (このはる紗耶)

俳句ポスト365より

 

近くの安土駐在所から、女性警官が部下を連れてお見えになりました。

書類記載の指導もてきぱきとして、地域の治安を守っていただける安心を感じました。

 

女性活躍の時代、JALの社長や国政政党の委員長も、女性となりました。

博物館でも、様々な分野で女性が活躍していますが、さらに働きやすい職場にしていきたいと思います。

 

ご来館の際には、明治時代の安土駐在所もご観覧ください。



2024年1月16日火曜日

 

遠くまで歩きて日脚(ひあし)伸びにけり (雨宮きぬよ)

ハンディ版入門歳時記より

 

安土城跡発掘調査が一段落し、今年度の現地説明会が行われますのでお知らせします。

「安土城天主台周辺地区の発掘調査成果の公表」|滋賀県

発掘により、残存する築石の高さがほぼ揃っていたことから、自然倒壊したものではなく、天正13年の八幡山城(滋賀県近江八幡市)の築城に伴って、安土城は破城が行われた可能性が考えらるようです。(写真は昨年10月11日発掘開始のもの)

日脚は伸びてきましたが、30分ほどの登山では汗をかき、日が陰る山頂では寒風に身を縮める時候です。事前申し込みに当たっては、脚力と防寒対策をお願いします。

安土山のあとには、ぜひ博物館で安土城金箔瓦の実物をご覧ください。



2024年1月5日金曜日

 

水うつて氷る戸口やけさの春 (武石 茅)

 

ポケット版入門歳時記より

 

初春を迎え、皆様には健やかにお過ごしのことと存じます。

本年もよろしくお願いします。

 

能登半島では震度7の地震が発生し、多くの犠牲者や被災された方がおられます。

衷心よりご冥福をお祈りするとともに、早く通常の生活が戻ることを願います。

 

寒い朝になりました。園内の旧宮地家住宅も霜に覆われ、屋根まで真っ白です。

戸口も凍っていたかもしれません。

 

心あわただしいときは、博物館でのんびりと過ごすのはいかがでしょう。

1月6・7・8日の3連休は通常営業をしています。

 

職員一同、ご来館をお待ちしております。(9日火曜は休館です)