2021年6月30日水曜日

 

浮雲や青芝は誰がカーペット (楠本憲吉)

 

今日は、芝生広場の手入れの日です。

ブーンと響くエンジン音が、ぐんぐん伸びた青芝を刈り取っていきます。

天気の良い日には、ごろんと寝転んでみるのもいいでしょう。

 

古墳時代中期にガラス製小玉を作っていたことを示す道具と工房跡が出土しており、現在、特別陳列「近江の遺跡発掘成果」Ⅰ「古墳時代の工芸職人―栗東市辻遺跡―」 | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)を展示しています。




2021年6月27日日曜日


 ぐんぐんと前山(ぜんざん)昏(く)るる夏至の雨 (足羽 雪野)

 

ハンディ版入門歳時記新版より

 

先日は夏至でしたが、今週は夕方に強い雨が降る日が続きました。

 

芝生広場の「いろはもみじ」に実がついています。

夏の終わりには、翼を付けた実が風に飛ばされていくそうです。




2021年6月25日金曜日

 谺(こだま)して山時鳥(ほととぎす)ほしいまま (杉田 久女)

 

ハンディ版入門歳時記新版より

 

きぬがさ山の麓にある博物館は、早朝にはウグイスとホトトギスの鳴き声が響き渡っています。

 

“ホトトギスは主にウグイスの巣に卵を産込み、ヒナを育ててもらいます。そのため、ウグイスが生息している場所に渡来します。”

ホトトギス|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動 (suntory.co.jp))より引用

 

それで、二種類の鳥の声が響くのですね。納得

梅雨の晴れ間には、園内を散策してみてください。(無料です)

 


2021年6月23日水曜日

枇杷

 

枇杷(びわ)黄なり空はあやめの花曇り (素堂)

 

ハンディ版入門歳時記新版より

 

博物館の広い芝生の中に、ビワの実が生っていました。

まもなく開館29年目を迎えますが、ビワは何年で実をつけるのでしょう。

 

10年程度はかかるようですが、桃栗三年のフレーズを、同志社女子大学の吉海 直人教授(日本語日本文学科)が紹介されいています。 

・・・長いフレーズを探してみたところ、「桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年、蜜柑のまぬけは二十年」というのがありました。(中略) この中の「梅」に代わって「枇杷は早くて十三年」というのもある・・・「桃栗三年柿八年」の続き :: 同志社女子大学 (doshisha.ac.jp) とのことです。




2021年6月16日水曜日

アオサギ

 

青鷺の川蹴つて立つ翼大き (谷 寿枝)

 

http://www.haisi.com/saijiki/aosagi.htm

 

本格的な梅雨となりました。

スイレンの池に、雨の中アオサギがじっと立ちすくんでいました。

カメラに気が付くと、大きな翼を広げて飛び去って行きました。




2021年6月10日木曜日

スイトピー


 蔓(つる)伸びて伸びてスヰートピーつけて (中村 汀女)

 

当館隣の文芸セミナリヨの庭に、蔓の伸びたスイトピーが最後の花を咲かせていました。

 

松田聖子のヒット曲(作詞 松本隆)の一節 「心の岸辺に咲いた 赤いスイトピー♪」にも出ています。

 

背景の白壁は、収蔵庫です。




2021年6月9日水曜日

かるがも

軽鳧の子の老人ホームの池泳ぐ (倉田静子)

 

https://www.haiku-kigo-ichiran.net/karunoko/

 

カルガモ(だろうと思います)が、当館の池に2羽のカモがいます。

スイレンが葉を広げ水面をおおっていますので、少し泳ぎづらそうです。

なお、小ガモはおりません。

 

春の特別展が、6月6日で閉幕しました。

コロナ禍にも関わらす、お運びいただいた皆様に厚くお礼を申し上げます。

 

特別陳列「近江の遺跡発掘成果」Ⅰ「古墳時代の工芸職人―栗東市辻遺跡―」 | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)

古墳時代中期(5世紀前半)の竪穴建物から出土した、ガラス小玉を制作した鋳型も展示しております。

 


2021年6月2日水曜日

信長忌

 隕石の燃え尽きぬまま信長忌 (沖縄県立普天間高等学校 前原 信葵)

 

公益社団法人俳人協会・俳句文学館よりhttps://www.haijinkyokai.jp/index.html

 

天正10年6月2日本能寺の変で、織田信長は亡くなりました。

本日、安土城内にある菩提寺・摠見寺で法要が執り行われました。

 

天守跡の近くに廟がございます、梅雨の晴れ間にお参りください。