2023年6月29日木曜日

 

噴水の穂先のもう行きどころなく (山口誓子)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

亀田製菓ベストセラー商品「柿の種」の個装に、けなげ組が掲載されていましたね。

 

会員ナンバー003カニの細い足 「ボクの場合、特にツメの先はめんどうがって食べてもらえないことが多いんだ」

008パセリ 「ビタミンいっぱいで鮮やかなグリーンも彩りに大切なのに、 めったに食べてもらえない」

086跳び箱の一番下 「一番下で支えているボクはもう大変・・・重さに耐え続けるボクの生涯・・・」

(出所 けなげ組|亀田の柿の種スペシャルサイトより)

 

当館のけなげ組 をご紹介します。

会員ナンバー119 放水銃 「火災に備えて40年・・・出番のないことがボクの役割・・・」

 

放水銃の穂先から噴水のように水が出ることがありませんように、皆さま、ご安全に



2023年6月23日金曜日

 

紫陽花の泡立つ車窓午後の雨  (梅沢富美男)

 

夏井いつきの365日季語手帖2018年版より

 

あじさいが綺麗な時候となりました。

泡立つように揺れると表現された作者は、ご存じプレバトご出演の特別永世名人・梅沢富美男さん。

夏井先生とのバトルで視聴率も好調です。

 

当館は、戦国時代のバトルが一つのテーマです。

夏展に向けて、まもなく広報用の動画が公開されます。

ご期待ください。

 

第68回企画展「発掘された近江Ⅲ―信長・光秀・秀吉・家康の城―」 | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)



2023年6月16日金曜日

 

石垣に金糸梅(キンシバイ)咲く在家かな (吉田 冬葉)

 

俳句データベースドットコムより

原典 文芸春秋社 文藝春秋 最新俳句歳時記

 

当館入り口の垣根が、キンシバイの黄色で彩られています。

写真の安土山方向から見ていただくと、手前は緑色の早苗、館名の看板を囲む垣根は黄色のキンシバイ、背景は濃い緑色のきぬがさ山、そこに茶色の博物館。

 

梅雨の晴れ間にゆっくりと散策はいかがでしょう。

ご来館をお待ちしております。



2023年6月13日火曜日

 

新聞の淵のギザギザ蚊遣香 (坂本緑)

 

俳句文学館のHPより

 

新聞各紙で取り上げていただいた隆平永宝」の展示が始まりました。

ギザギザのある新聞紙を開いてお読みいただいた方も多いのではないでしょうか。

 

教科書にも出てくる和同開珎以降、悪銭を流通させないために改鋳が進められ、平安遷都794年直後の796年に鋳造された通貨だそうです。

 

今から1200年以上前の硬貨、博物館での展示が始まりました。

ご来館をお待ちしております。



2023年6月9日金曜日

 


花咲いて角の取れたる躑躅垣          (木下仁司)

 

俳句文学館のHPより

 

躑躅(つつじ)が今年も見事に満開です。

庭園担当Oさんたち、バリカンによる剪定、施肥や除草など日頃の手入れのたまものです。

 

背景の建物は、明治時代に建てられた旧安土巡査駐在所ですが、JR安土駅前にある現在の安土駐在所と比べると、明治の駐在所は何と味のあることでしょう。

 

博物館にお越しの節は、手の入ったつつじもお楽しみに。

周辺散策 | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)




2023年6月2日金曜日

 世を隔て人を隔てて梅雨に入る (高野 素牛)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

今年の梅雨も始まりました。

世が変わろうと、人が変わろうと、日本には梅雨があります。

台風が梅雨前線を刺激した今日は、全国で大雨が続きました。

 

本能寺で49年の生涯を閉じた信長公を供養する法要が、摠見寺で催されました。

世を隔てた信長も、この石段で梅雨の空を見たことでしょう。

 

春の特別展は、次の日曜まで。ご来館をお待ちしております。