青梅の臀(しり)うつくしくそろひけり (室生 犀星)
ハンディ版入門歳時記より
梅雨のはしりというのでしょうか。雨が続く時候となります。
青々とした新緑の中に青梅を見つけました。
しりも大きくなっています。
春の特別展「信長と家康 裏切る者・裏切らざる者」は、6月4日(日)まで。
ご来館をお待ちしています。
真贋は問はぬ秘蔵の屏風かな (藤田 信義)
俳句文学館のHPより
滋賀県から副知事がバチカンを訪問し、幻の安土城屏風絵の探索を依頼されました。
もし、狩野永徳の「安土山図屏風」が残っていれば、2026年の築城開始450年に合わせて公開するVR映像が、より実物に近づくことになるでしょう。
讀賣新聞のコラム「編集手帳」(2023年5月24日)に、安土城の復元と屏風探索について取り上げていただきました。
天正10年(1582年)の正月には、町民にも自由に本丸を見せ、「大名小名によらず御礼銭百文づつ自身持参候へ」と、信長自身が入場料を受け取ったそうです。
百文は今の1万円程度だそうです。
安土城考古博物館の入館料は500円です。ご来館をお待ちしております。
(特別史跡安土城跡は、別に700円)
特別史跡安土城跡整備基本計画|滋賀県ホームページ
(shiga.lg.jp)より
短夜や逢阪こゆる牛車 (正岡子規)
俳句季語一覧ナビより
NHKブラタモリ5月20日放送「京都・山科~要衝・山科は何を生んだ?~東海道で発見した謎の石から分かる江戸時代の先進的交通システム」はご覧になりましたか。
今から約200年前、牛車の車輪がぬかるみにはまらないよう、大津-京都間3里(約12km)の道に、両輪の幅に合わせて2列に石を敷くという、一大土木工事が実施されたのです。敷かれた石には、頻繁な牛車の通行によって擦り減り、U字型の凹みが残されました。その石がいつの頃からか「車石」と呼ばれるようになったのです。(出典:大津市歴史博物館)
番組では、山科の旧街道沿いの石垣に残る溝の入った石を紹介していましたが、当館には役目を終えた車石を保存展示しています。
ご来館の節には、一度ご覧ください。信長の館に向かう通路の右手にあります。
風入れてめざめかぐわし藤の頃 (水原 秋桜子)
ポケット版入門歳時記より
連休の人気イベント・親子写生大会が始まりました。
博物館の搭を描く方、長浜の古民家・宮地家住宅をスケッチする人さまざまです。
こちらでは、藤棚のかぐわしい香りの下で、中ノ島のカキツバタとつつじに映える収蔵庫を描いておられました。良い作品となりますように。
お一人でも参加可能、5/7日曜まで開催。詳しくは、第30回 近江風土記の丘を描こう!「親子写生大会」 | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)