さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺 水巴)
夏井いつきの365日季語手帖2018年版より
今年の雪は1月末に初めて積り、JR琵琶湖線や県内の新名神高速道路が長時間不通となりました。
当館メンテナンス休館中のため、お客様にご迷惑をおかけしなかったことが幸いです。
春の気配が立ち始める立春、2月4日からの春展がまもなく開幕です。
写真は、琵琶湖のさざ波を感じる刺繍の作品です。
文化館が収蔵する絵画や工芸品に表現された季節を感じていただければ幸いです。
ご来館をお待ちしています。
下萌ゆ(したもゆ)と思いそめたる一日かな (松本 たかし)
ハンディ版入門歳時記より
冬枯れの芝の下にも、春の芽が萌えることを感じる朝です。
1月27日からは、木村拓哉・綾瀬はるか主演の映画「レジェンド&バタフライ」が封切。
62万人を岐阜城下に集めたキムタク信長、多くのお客様に安土城下にもお運びいただきたく存じます。
1/23(月)から2/3(金)まで2週間の休館後、2月4日(土)からは、当館冬の展覧会「琵琶湖文化館 収蔵品にみる四季」の開幕です。
信長・安土城関連の展示もおすすめです。
春の訪れを感じる博物館で、お待ちしています。
あらたまの年のよき月吉事あれ (西嶋 あさ子)
俳句季語一覧ナビより
2022年の漢字は「戦」でした。
サッカーワールドカップ・日本代表の予「戦」通過、コロナとの3年の「戦」、何よりもロシアのウクライナ侵攻、「戦」はまだ続いています。
次の年こそ、良い年となりますように、いにしえの人々が無病息災を祈って、土器の底に「福」「吉」と墨書きした土器を展示しています。
招福と無病息災のラッキーアイテム、ご覧いただければ幸いです。
展示は1月22日まで。なお、12月27日から1月4日までは休館です。