2024年5月29日水曜日

 

春惜しむ人にしきりに訪(と)はれけり (夏目漱石)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

春の特別展が閉幕しました。

考古の常設展示を惜しむ声もたくさんいただきました。

9月以降はちがう形でご覧いただくことになりますので、再開をご期待ください。

 

27日以降リニューアルのため休館しておりますが、玄関までお運びいただいてお帰りいただくお客様を拝見します。

ご来場の節は、ぜひ芝生広場を散策して屋外展示もご覧ください。



2024年5月22日水曜日

 

廃業の貼り紙が今春夕焼 (伊藤はな)

 

俳句ポスト365入選句より

 

地元商店様から、閉店のお葉書を今いただきました。

73年間にわたり地域になくてはならないお店として、また当館に対しても親切にご対応いただきましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。

 

追伸 当館に長くお勤めいただいたアテンダントさんが、今月末で御退職されます。

春の夕焼けが終われば、夏の暑さがやってきます。ご自愛ください。

 

当館は27日以降リニューアルのためしばらく閉館いたします。

第一常設展示室が今の形で見ていただけるのは、26日までです。

ご来館をお待ちしております。

 


2024年5月17日金曜日

 

田を植えて空も近江も水ぐもり (森 澄雄)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

周辺の田植も一段落し、夕陽が水面に反射しています。

築城当時は内湖に面した城でしたので、琵琶湖から望む安土山はこのように見えていたかもしれません。

 

春の特別展は、5月26日(日)までです。

ご来館をお待ちしております。



2024年5月9日木曜日

 

中学入学鞄が重く頸(くび)ほそく (草間 時彦)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

安土中学校から、新一年生の皆様が、120名でお越しいただきました。

3月までは小学生だった皆さんが、揃いの新しい体操服で、熱心に見学していただきました。

 

説明に立った学芸員は、新人とベテランの二人。

当館の新人も、学芸員としてたくましく成長することを期待しながら、遠くから見守りました。

 

春の特別展は、5月26日(日)までです。

ご来館をお待ちしております。



2024年5月1日水曜日

 

近江路はひがな湖風麦青む (上野 弘美)

 

俳句文学館のHPより

 

安土山の前を、東海道線(琵琶湖線)が疾走しています。

 

連休後半は、良い天気になりそうで、麦の青を心地よい風が吹き抜けることでしょう。

安土山天主跡に登ると、琵琶湖も望めます。

 

安土城跡のあとは、ぜひ博物館にお越しください。

連休中も56日までは開館しています。



2024年4月26日金曜日

 

花咲いて角の取れたる躑躅(つつじ)垣 (木下 仁司)

 

俳句文学館のHPより

 

さあ、明日から大型連休が始まります。

10連休を楽しみにされている方も多いことでしょう。

 

春の特別展「稀品・逸品滋賀県出土の指定文化財を中心に が始まります。

 

展覧会毎に展示される国の重要文化財や県・市の指定文化財から、稀品・逸品を選んで陳列しています。

 

園内のつつじも見頃を迎えます。のんびりと過ごすにはちょうど良い、安土にお越しください。



2024年4月19日金曜日

 

目には青葉 山ほととぎす 初鰹 (山口素堂)

 

すごしやすい季節となりました。

安土山と観音寺山の新緑に包まれ、やわらかな日差しがそそいでいます。

 

ドウダンツツジも開花しました。

博物館から信長の館への歩道に咲いています。

 

新緑の博物館へ、ご来館をお待ちしております