猪(しし)が来て空気を食べる春の峠 (金子 兜太)
夏井いつきの365日季語手帖2018年版より
暖かい霧の朝となりました。
観音寺山から昇る柔らかな朝日が、春の博物館をシルエットに仕上げています。
3月18日の開館に先立ち、今日は報道関係者への説明
日曜16日は臨時休館をさせていただいて、セレモニーが開催されます。
リニューアルオープンをお楽しみに
春めきてものの果てなる空の色 (飯田 蛇笏)
ハンディ版入門歳時記より
啓蟄となりましたが、また冷たい雨が降り寒い一日です。
3月18日のリニューアルオープンが近づき、館の正面を飾る横断幕も一新されました。
壁のレンガに合う色合いです。
冬の終わりの空と春の始まりの空が同じ色をしているという曇り空を(「俳句の教科書」より)、スカッと晴れ間に加工してみました。
リニューアルオープン後のご来館は、トップページから事前のご予約をお勧めします。
風花となりたる塔の二つかな (星野麥丘人)
近江八幡市にある安土は、気象台の区分では滋賀県南部ですが、このとおり雪も積もります。
風花の舞う朝、晴れていながら北部から流れ込む雪雲が風で流されて、博物館の塔がくっきりと見えます。
週末の三連休まで、雪は続くようです。
ご来館の節は、ご安全に。
冬ざれの捨て看板に夢の文字 (若林白扇)
俳句文学館のHPより
今冬最強最長の寒波も過ぎ、週末は少し暖かい日となりそうです。
雪も、建物の陰に少し残る程度になりました。
さてお待ちかね、当館リニューアルオープンの日が決まりました。
3月18日火曜日です。
ご来館される日の時間を、一か月前から当館HPで予約していただけるようになりました。
開館初日の入館は、2月18日から予約可能となります。
シアター入り口にデジタル看板も新設され、天下人・信長が見た夢を一緒に見ていただく事を楽しみにしております。
歩くだけ生きるだけの幅雪を掻く (寺田 京子)
この冬最強の寒気団の襲来で、当館周辺も雪景色です。
職員総出で、歩道と駐車場の区画だけを除雪しましたが、一時間後にまた除雪。
そのなかを、何人かのお客様がご来館いただきました。
ありがたいことです。
道路も滑りやすくなっています。運転には十分気を付けてください。
ご来館をお待ちしております。
凍滝(いてだき)を音たてて人渡りけり (岡田一実)
夏井いつきの356日季語手帖 2020年版より
寒い朝から、防災訓練を実施しました。
お客様の避難誘導や関係部署への通報など、想定通りとはいえ、緊迫感のある訓練を経験しています。
中庭への放水訓練は、真冬の滝とその飛沫(しぶき)を思い起こすものでした。
お客様の安全と収蔵品を守る訓練は欠かさず続けていきます。
蝋梅に雀の来啼く日和かな (内藤 鳴雪)
朝は冷え込みますが、暖かい日が続いています。
いつもなら、何回目かの雪かきに疲れている頃ですが、積もったのはわずかに一日だけ。
雪が少ない中、集中豪雪の地域があったりするのも、温暖化の影響だそうです。
園内の蝋梅が、咲き始めました。
宮地家住宅の脇にありますので、芳しい香りをお楽しみください。
さて、安土城考古博物館のリニューアルオープンが決定しました。
3月18日より、皆様にご覧いただけます。
詳しくは、2月18日の予約開始とあわせ、お知らせします。