凍滝(いてだき)を音たてて人渡りけり (岡田一実)
夏井いつきの356日季語手帖 2020年版より
寒い朝から、防災訓練を実施しました。
お客様の避難誘導や関係部署への通報など、想定通りとはいえ、緊迫感のある訓練を経験しています。
中庭への放水訓練は、真冬の滝とその飛沫(しぶき)を思い起こすものでした。
お客様の安全と収蔵品を守る訓練は欠かさず続けていきます。
ご来館をお待ちしております。
地震の地の割れし畑より大根抜く (中川キヌヨ)
俳句文学館のHPより
阪神淡路大震災より、はや30年の日となりました。
休館日の当館への影響はなく、翌日からの営業も通常通りだったようです。
情報が伝わってきたのは、ようやく翌日になってからではなかったでしょうか。
インターネットや携帯電話が普及しても、能登半島地震のように孤立集落が発生し、復興の道のりが見えない我が国の状況は、不安なままです。
大根の成長力と、地割れを物ともしない俳人の力強さを感じつつ、災害への備えを続けたいと思います。
博物館は、耐震基準に適合した施設ですので、安心してご来館ください。
(写真の地割れは、埋立後の地盤沈下によるもので、地震とは関係ありません。)
成人の日ぞ大雪もたのもしき (細川加賀)
ハンディ版入門歳時記より
この冬初めての積雪です。
これから雪に覆われると思いますが、たのもしい新成人の皆さんに、エールをお送りします。
当館若手学芸員が企画した展示が、京都新聞に掲載されました。
ご来館をお待ちしております。