2025年1月31日金曜日

 

凍滝(いてだき)を音たてて人渡りけり (岡田一実)

 

夏井いつきの356日季語手帖 2020年版より

 

寒い朝から、防災訓練を実施しました。

お客様の避難誘導や関係部署への通報など、想定通りとはいえ、緊迫感のある訓練を経験しています。

 

中庭への放水訓練は、真冬の滝とその飛沫(しぶき)を思い起こすものでした。

お客様の安全と収蔵品を守る訓練は欠かさず続けていきます。

 

ご来館をお待ちしております。



2025年1月23日木曜日

 

蝋梅に雀の来啼く日和かな (内藤 鳴雪)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

朝は冷え込みますが、暖かい日が続いています。

いつもなら、何回目かの雪かきに疲れている頃ですが、積もったのはわずかに一日だけ。

雪が少ない中、集中豪雪の地域があったりするのも、温暖化の影響だそうです。

 

園内の蝋梅が、咲き始めました。

宮地家住宅の脇にありますので、芳しい香りをお楽しみください。

 

さて、安土城考古博物館のリニューアルオープンが決定しました。

3月18日より、皆様にご覧いただけます。

詳しくは、2月18日の予約開始とあわせ、お知らせします。

 

ご来館をお待ちしております。



2025年1月17日金曜日

 

地震の地の割れし畑より大根抜く   (中川キヌヨ)

 

俳句文学館のHPより

 

阪神淡路大震災より、はや30年の日となりました。

休館日の当館への影響はなく、翌日からの営業も通常通りだったようです。

情報が伝わってきたのは、ようやく翌日になってからではなかったでしょうか。

 

インターネットや携帯電話が普及しても、能登半島地震のように孤立集落が発生し、復興の道のりが見えない我が国の状況は、不安なままです。

 

大根の成長力と、地割れを物ともしない俳人の力強さを感じつつ、災害への備えを続けたいと思います。

博物館は、耐震基準に適合した施設ですので、安心してご来館ください。

(写真の地割れは、埋立後の地盤沈下によるもので、地震とは関係ありません。)



2025年1月10日金曜日

 

成人の日ぞ大雪もたのもしき (細川加賀)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

この冬初めての積雪です。

これから雪に覆われると思いますが、たのもしい新成人の皆さんに、エールをお送りします。

 

当館若手学芸員が企画した展示が、京都新聞に掲載されました。

ご来館をお待ちしております。



2025年1月7日火曜日

 

大箱の意外に軽き初荷着く (宮本たまき)

 

俳句文学館のHPより

 

新年早々、近江の名刹・聖衆来迎寺から初荷が届きました。

光秀寄進状の展示が、本日から始まります。

 

展示ケースは大きいのですが、初荷の書状は軽量級。

約450年前に書かれた文書が、約45年間不明の後、重量級の再発見。

 

ご来館をお待ちしております。