猪(しし)が来て空気を食べる春の峠 (金子 兜太)
夏井いつきの365日季語手帖2018年版より
暖かい霧の朝となりました。
観音寺山から昇る柔らかな朝日が、春の博物館をシルエットに仕上げています。
3月18日の開館に先立ち、今日は報道関係者への説明
日曜16日は臨時休館をさせていただいて、セレモニーが開催されます。
リニューアルオープンをお楽しみに
地震の地の割れし畑より大根抜く (中川キヌヨ)
俳句文学館のHPより
阪神淡路大震災より、はや30年の日となりました。
休館日の当館への影響はなく、翌日からの営業も通常通りだったようです。
情報が伝わってきたのは、ようやく翌日になってからではなかったでしょうか。
インターネットや携帯電話が普及しても、能登半島地震のように孤立集落が発生し、復興の道のりが見えない我が国の状況は、不安なままです。
大根の成長力と、地割れを物ともしない俳人の力強さを感じつつ、災害への備えを続けたいと思います。
博物館は、耐震基準に適合した施設ですので、安心してご来館ください。
(写真の地割れは、埋立後の地盤沈下によるもので、地震とは関係ありません。)
成人の日ぞ大雪もたのもしき (細川加賀)
ハンディ版入門歳時記より
この冬初めての積雪です。
これから雪に覆われると思いますが、たのもしい新成人の皆さんに、エールをお送りします。
当館若手学芸員が企画した展示が、京都新聞に掲載されました。
ご来館をお待ちしております。