2023年8月29日火曜日

 

苦瓜(ゴーヤー)の終焉赤く染まりけり (田下 宮子)

 

歳時記 http://www.haisi.com/saijiki/nigauri.htm より

 

今年の猛暑は異常気象と言えると、気象庁の研究会が発表しました。

緑のカーテンとして期待したゴーヤも、暑さに耐えかねて数個も実らないままに終焉を迎えています。

 

澄んだ青空と白い雲、緑の葉、ぱっくりと開いた皮、そして粘り気のある赤い実がきれいです。

今週から9月というのに、夏の暑さがまだ続きそうです。

夏の企画展は9月18日までです。ご来館をお待ちしております。



2023年8月27日日曜日

 

八月の空青すぎる日なりけり (大野 崇文)

 

俳句文学館のHPより

 

8月もあとわずか、不安定な天気も落ち着いて、青空が戻ってきました。

 

夏の企画展「発掘された近江~信長・光秀・秀吉・家康の城」も、多くのお客様にご来館いただいております。

 

ご観覧のお供に第68回企画展図録 発掘された近江Ⅲ、ぜひお買い求めください。

当館ミュージアムショップにて、販売しております。



2023年8月23日水曜日

 

ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ (木下 夕爾)

 

夏井いつきの365日季語手帖 2018年版より

 

季節の変わり目、秋雨の候となりました。しとしと降る雨で蒸し暑い日が続きそうです。

 

学校の夏期休暇もそろそろ終わり、新学期が間もなく始まります。

学芸員資格取得を目指す大学生を対象に、当館での実習が始まりました。

 

考古学や歴史学を学ぶ若い学生の皆さんに刺激を受けて、当館学芸員も丁寧な講義を心がけています。

6日間の講義と実習で、一人でも学芸員として働こうとする方が出てくることを期待しています。



2023年8月17日木曜日

 

法師蟬いつせいに鳴く雨後の道 (山崎 郁子)

 

俳句文学館のHPより

 

台風の通過後は、一斉にトンボの乱舞とツクツクボウシの合唱が始まりました。

そっと近づくと、鳴くのを止めるセミもいますが、このセミは警戒しながらもツクツクオーシと鳴き続けて被写体になってくれました。

 

虫かごと網を持ったご家族も見受けます。

夏休みもあと二週間、夏の宿題はぜひ当館で。

歴史も理科も一挙に片付けましょう。



 

2023年8月14日月曜日

 

新涼や仏にともし奉る (高濱 虚子)

 

夏井いつきの365日季語手帖 2018年版より

 

お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

仏さまにろうそくを灯して、ご先祖の供養をするお盆です。

 

館内園地にも野仏があります。

猛暑が一段落しましたので、火は使えませんが、お参りいただけますと幸いです。

 

台風7号の接近により、8月15日(火曜)は臨時休館させていただきます。

翌16日は、通常営業の予定です。



2023年8月10日木曜日

 

万緑の押し上げてゐる空の雲 (永井 和子)

 

俳句文学館のHPより

 

ゴーヤのカーテンが、夏の雲を押し上げて成長しています。

今年の猛暑でゴーヤの成長が遅れていましたが、ようやく実をつけてくれました。

 

エントランス中庭にあるゴーヤが、皆様をお迎えします。

帰省の際には、当館にお立ち寄りください。

 

8/14は月曜日ですが、開館しております。

なお、夏休み期間中8/21、28月曜日は休館です。

ご注意ください。