2023年4月30日日曜日


不器用も男の魅力蟇(ひきがえる) (坂本 朱実)

 

俳句文学館のHPより

 

春の特別展が始まりました。

展覧会のテーマに参考とされた、金子拓先生の著書「裏切られ信長」(河出文庫)の副題が「不器用すぎた天下人」。

 

「これほどたびたびの裏切りにあった信長は、あまりに相手を信じすぎたのではないか」と終章に書かれています。

裏切りの背景を展覧会でご覧いただき、不器用さを感じていただければ幸いです。

 

NHK大河で信長を演ずる男、岡田准一さんの魅力を等身大パネル展でぜひ。

主催 NHK大津放送局

当館エントランスにて、5月末まで展示、撮影自由、パネル展は無料。

 


2023年4月29日土曜日

 

花すぎて寂か(しずか)なりけりつつじの木 (日野 草城)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

桜も終わり、つつじの見ごろとなりました。

近郊では、蹴上にある京都市浄水場のつつじも有名ですが、当館駐車場にもつつじが沢山あります。

 

明日から、春の特別展「信長と家康」展が始まります。

NHK大河では、先週ちょうど浅井長政が裏切り姉川の合戦の放映でしたね。

長政像、姉川合戦絵図の展示もあります。

 

行動制限もなく、マスクも不要(個人の判断)となる今年の大型連休、寂かどころか一気ににぎわうことでしょう。

 

展覧会の後は、ゆっくりとつつじをご覧ください。

ご来館をお待ちしております。



 

2023年4月23日日曜日

 

階段を尻から降りる裸の子 (荒川完石)

 

俳句文学館のHPより

 

4月29日から始まる春の特別展の準備が進んでいます。

展示説明に使う貼りパネ(糊つきパネル)が階段のごとく積みあがっています。

 

今回は、当館のキャラクターの一つ、まめのぶくんに貼りパネの階段を下りてもらいました。

我が子が歩けるようになった頃、手をつきながら駅の階段を後ろ下がりに降りたことを思い出させてくれました。

 

詳しい展示説明は、特別展にて。ご来館をお待ちしております。




2023年4月18日火曜日

 

一列に自転車走る青田かな (中川雅雪)

 

俳句文学館のHPより

 

博物館へは、車利用の方がほとんどですが、安土駅前から自転車はいかがでしょうか。

観光案内所のある北口広場前には、二軒のレンタサイクル店があります。

 

そこで案内図をもらって、博物館へはチリンチリンと片道二キロ。

安土城址を経由し安土駅まで4~5キロのサイクリングはいかがでしょう。

 

春の特別展が始まるころには、田植も始まっていることでしょう。

ご家族そろって、春の安土へお越しください。




2023年4月15日土曜日

 

掘返す魂光る穀雨かな (西山泊雲)

 

夏井いつきの365日季語手帖 2018年版より

 

あいにくの雨模様です。

裏山もかすみ、肌寒い一日となりました。

 

田畑の作物にとっては、成長を促す恵みの春の雨が降る時候となります。

小麦も穂を伸ばし始め、背もぐんぐん伸びていくでしょう。

 

博物館周辺の新緑もお楽しみいただけます。

ご来館をお待ちしています。





2023年4月11日火曜日

 

書庫暗し若葉の窓のまぶしさに (竹下しづの女)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

桜と入れ替わって、あお若葉(もみじ)が美しい時期となりました。

 

執務室の窓辺からふと空を見上げると、ケヤキ・もみじ・スギなどがみずみずしい若葉を見せています。

生え出した小さな芽は、たった一日二日で木全体を包むように成長しました。

 

安土山周辺は、新緑の真っ最中です。

散策の後には、博物館内の喫茶店で、おいしいコーヒーでもいかがでしょうか。

マスターご夫妻が、ご来店をお待ちしています。

 


2023年4月7日金曜日

 

春の日のぽとりと落つる湖のくに (岸田 稚魚)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

東京からツーリズムの団体様にご来館いただきました。

展示説明をしているのは、この3日間ご一緒させていただいた当館学芸課長です。

 

小谷城址、彦根城、当博物館、最後に安土城址に登られて、ご帰京されるとのこと。

琵琶湖に陽の落ちるのを見ていただきたかったのですが、残念ながら今日は雨。

 

次の機会があれば、ぜひ琵琶湖への落陽を見ていただきたいものです。




2023年4月6日木曜日

 

ゆで玉子むけばかゞやく花曇 (中村 汀女)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

花も満開を過ぎましたが、春休みにはお子さんたちも遊びにいらっしゃいます。

桜並木の下で体が躍り出すお姉さんの後を、妹さんが懸命に追いかけています。

曇り空のどんよりとした一日でしたが、お二人にゆで玉子の輝きを感じました。

 

花もあと少し、4/28までは常設展開催中です。




2023年4月1日土曜日

 

尼寺の朱塗ご膳の土筆めし (奥山 テル子)

 

俳句文学館のHPより

 

改修工事のため休館されていた信長の館が、41日から開館されます。

朱塗り柱のむこうが、当館屋外展示(柳原学校)と当博物館本館です。

 

信長の館にお越しの節は、安土城跡と安土城考古博物館へもお越しください。

戦国時代の近江、安土城と織田信長、近世の城郭をテーマにした常設展示をぜひご覧ください。