2018年11月18日日曜日

近江源氏

 近江国の守護として、中世から戦国時代にかけて近江を支配した近江源氏・佐々木氏。南の六角氏と北の京極氏の歴史を辿る連続講座を下記のとおり開催します。
 佐々木六角氏の拠点となった巨大な山城=観音寺城は、当博物館の裏手にそびえる繖山(きぬがさやま)に築かれましたが、広大な山域にまたがって、中世の山城としては珍しい高石垣を用いた雄大な遺構が残されています。
 安土城跡と並んで日本百名城に選定されている観音寺城跡は、「近江風土記の丘」を構成する史跡であり、当博物館にそのジオラマを展示しています。(右の写真) 

 佐々木氏の氏神様と言えば、当博物館の近くの沙沙貴神社です。県指定有形文化財の楼門や、重厚な建物が並ぶ風格のある神社で、今も全国の佐々木姓の皆さんの崇敬を集めておられます。
 残念なことに江戸時代に建てられた本殿の屋根が、今年の台風で大きな被害を受け現在修復中ですが、皆さんの祈りとご寄付で元通り荘厳な姿によみがえるよう念じています。





 さて、佐々木氏に関する連続講座の予定ですが、次のとおりです。
⓵12月 1日(土)「戦国期京極氏守護領国における近江と出雲」 講師:松江市歴史館 西島太郎氏
⓶12月 8日(土)「近江源氏六角氏の歴史」 講師:近畿大学 新谷和之氏
⓷12月15日(土)「六角氏の守護代・伊庭氏」 講師:当館学芸員 髙木叙子
⓸ 1月12日(土)「京極氏の系譜と京極高次」 講師:長浜市 太田浩司氏
⓹ 1月19日(土)「六角氏の巨大山城 観音寺城」 講師:滋賀県教育委員会 松下 浩氏
⓺ 1月26日(土)「京極氏の城」 講師:米原市教育委員会 高橋順之氏

 いずれも、会場は当館セミナールーム、13:30~(受付は13:00~)、定員140名(先着順)、参加費は200円です。
 奮ってご参加ください。



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