2024年11月15日金曜日

 写真屋に笑顔強ひられ七五三 (坂田吉康)

 

俳句文学館のHPより


七五三参りの季節です。街の写真館では、お子さんと一緒に笑顔をつくる方もおられることでしょう。


東京大学史料編纂所の御指導により、文書史料のデジタル撮影の実技講習が行われました。(滋賀県博物館協議会主催)


100年前から続く技術を活かして、次代が使うために史料撮影と保存をしていく姿勢に感銘を受けました。


史料の実物は、ぜひ博物館で。ご来館をお待ちしております。












2024年11月13日水曜日

 


稲刈って鳥入れかはる甲斐の空 (福田甲子雄)

 

ハンディ版 入門歳時記より

 

主食米の刈り取りに続き、博物館前の田でWCS(稲発酵粗飼料)が最終盤を迎えています。

 

お隣・文芸の郷の前池に飛来している鴨が、刈田の落ち穂をついばんでいました。

(見えますかねぇ)

稲作に欠かせない水の取り合いを裁いた柴田勝家の新収蔵資料、特別公開「中津井文書と柴田勝家」展示中です。

自然豊かな安土に、ご来訪をお待ちしています。





2024年11月9日土曜日

 

夕空や切り絵のやうに鴨飛来 (ストリッチ定子)

 

俳句文学館のHPより

 

夕暮れが早くなりました。

博物館を照らす夕日が西の地平線に沈んでいく夕景も、安土の冬の楽しみの一つです。

 

その夕日に照らされたケヤキの大木が、影を切り絵のように映しています。

壁の向こうには展示室がありますので、ご来館の節には切り絵と夕空もお楽しみください。

 

鴨は、お隣・文芸の郷の前池に飛来しています。



2024年10月31日木曜日

 色鳥が摘まむオリーブ鐘の音 (せんえい)

俳句ポスト365より

 

近隣の能登川中学校から職場体験に来られて、早や3日目最終日です。

 

我々の働く姿が、フレッシュな彼ら彼女らにどのように映ったのか気になるところですが、慣れない環境に入ることが、社会への第一歩となるかもしれません。

 

職場体験で発見したことを、当館SNSに投稿してもらう予定ですので、どうぞご期待ください。

 

今年も中庭のオリーブに実がなりました。野鳥がついばみに来るので、ほんのわずかしか残っていませんが、フレッシュな緑色の実が熟した実の近くで輝いています。

 

5名の中学生の皆さん、フレッシュな気持ちを忘れず、学生生活をお送りください。

(西田敏行さん風に)応援してまーす!


ご来館をお待ちしております。


(オリーブを探せ 写真に見つけられるかな)






2024年10月24日木曜日

 

必勝の選挙事務所に実紫 (山水)

 

俳句ポスト365より

 

衆議院議員総選挙も終盤です。遠くに選挙カーの連呼が聞こえてきます。

選挙事務所にも、必勝を願う季節の花が飾られていることでしょう。

 

週末は、投票日です。ご来館の節には、お早めに投票をお済ませください。

 

(滋賀県選挙管理委員会委員長談話)

有権者の皆さんは、主権者として棄権することなく投票に参加し、責任ある一票を投じられるよう切に希望いたします。

 

写真は、熟すと赤くなる多羅葉 (たらよう)と思われます。



2024年10月18日金曜日

 

名月や少し風ある関ケ原   (梅田郁子)

 

俳句文学館のHPより

 

岐阜県関ケ原古戦場記念館とのご縁をいただき、今年も大関ケ原祭2024に出展いたします。

明日19日(土曜)から20日(日曜)まで、記念館北駐車場の戦国武将観光PRブースで博物館の広報をしています。

 

会場にお越しの節は、ぜひお声掛けください。

ご来場をお待ちしております。 (写真は、昨年のテント風景)



2024年10月10日木曜日

 

狂ひなく銀杏の実が落ちて罷む(やむ)  (萩原麦草)

 

夏井いつきの365日季語手帳 2022年販より

 

朝夕の涼しい時候となりました。

園内も紅葉が進んで、いちょう、けやきも色づいてきました。

 

ギンナンも枝がしなるほどに実っています。

あの暑かった夏も終わり、季節は着実に冬に近づいています。

 

週末は良い天気、博物館を見たあとは、ギンナンの実を探すのもよいでしょう。

 

追伸

園内の樹木は、定期的な管理と毎日の巡回で点検しております。

安心してご来館ください。