2017年6月11日日曜日

花戦さ


 映画「花戦さ(はないくさ)」を観てきました。
 戦国時代末期に立花(華道)を大成したと言われる池坊専好が、「花」を武器にして暴君と化した豊臣秀吉に立ち向かう、というお話です。
 繊細な生け花、奇想天外な巨大な松など、目にも鮮やかな花たちが画面から溢れていました。
 一方で、専好を演じる野村萬斎のほか、市川猿之助(秀吉)、佐藤浩市(利休)など演技派俳優たちが繰り広げる緊迫の心理劇も堪能しました。
 中井貴一扮する信長も、チラッと出て来ますよ。


 この映画の公開に(勝手に)タイアップして、現在、当館ではミニ展示「戦国時代の花器」を開催中です。
 安土城跡から出土した黄瀬戸花器(滋賀県教育委員会蔵・右の写真)など、県内から発掘された花器を集めて展示しています。
 戦国時代の人の美意識に思いを馳せてみるのも一興かも。
 6月18日(日)には、担当学芸員による展示解説(ギャラリートーク)も開催します。10時30分からと13時30分からの2回開催します。
 いずれも予約不要、入館料(大人450円)以外の経費は不要です。

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