2020年6月9日火曜日

銅剣の鋳型(県指定文化財)を展示します

滋賀県文化財保護協会創立50周年記念 

近江の遺跡発掘成果「ナゾの銅剣鋳型―上御殿遺跡―」

平成25年(2013年)、高島市安曇川町に所在する縄文時代から中世までの遺跡が重複する上御殿(かみごてん)遺跡から石製銅剣鋳型が出土しました。
この銅剣の柄頭には2つの環がついていて「双環柄頭短剣(そうかんつかがしらたんけん)」と呼ばれます。
国内に類例がなく、中国のオルドス式銅剣に似ていると話題になりましたが、
鋳型に彫り込まれた青銅剣は国内外にまったく例のない形であること、表裏両面の鋳型がそろっているのに実際に鋳造した形跡が認められないこと、表裏の寸法が合わないことなど不可解な点がいくつも見られます。

6月9日(火)~7月17日(金)まで、県指定文化財に指定されたこの不思議な鋳型を展示・紹介します。


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