2024年12月25日水曜日

 

歳末の銀座の犬に無き食慾 (長谷川かな女)

 

夏井いつきの365日季語手帖 2022年版より

 

週末、お客様から資料閲覧のご要望がありました。

急にはお見せできない資料もありますので・・・と思いきや、

弥生犬を見たいというリクエストでした。

閲覧というより、ご対面でしょうか。

 

にぎやかな歳末、銀座の犬は元気がなかったようですが、

博物館の看板イヌは、元気です。後ろ脚も充実しています。ご安心を。

 

皆様のご声援が、元気の素。

新しい年も、ご来館をお待ちしております。

看板イヌの展示資料?閲覧には、できるだけお応えしたいと思います。



2024年12月18日水曜日

 

落葉風学芸員の声やさし (津々うらら)

 

俳句ポスト365より

 

博物館を駆け足でご覧いただくのは、もったいない。

近くの職員にお声掛けいただければ、学芸員がていねいに疑問にお応えします。

知的探求のきっかけとして、博物館をご活用ください。

 

琵琶湖博物館で勤務され、当館もご指導いただいた用田正晴先生が、本を出版されました。

現場の博物館学を楽しむ / 用田 政晴【著】

 

学生さんだけでなく、博物館を楽しみたい方にもお勧めします。

ご来館の節には、学芸員にもお声掛けください。





2024年12月13日金曜日

 

斧入れて香におどろくや冬木立 (蕪村)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

令和の安土城跡整備は、二年目の発掘調査が一段落しました。

天主台の付近では、木立の枝を切った後から、ドングリの若い芽が吹きだしています。

 

調査整備には若手県職員が関わっており、香り立つ成果を期待したいと思います。

発掘の成果は春展にて、乞うご期待。

 

安土城跡の見学とともに、ご来館をお待ちしております。



2024年12月11日水曜日

 

短日の梢微塵にくれにけり (原 石鼎)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

冬至も迫り、日の短さはあわただしい気持ちになります。

職場を出るころには、足元が暗くなっています。

 

葉が落ちつくしてあらわになった欅のこずえが、漆黒の夜に沈もうとしています。

職員でなければ見られない、短日の一瞬をどうぞ。

 

年末は、27日(金)まで開館しています。

ご来館をお待ちしております。



2024年12月4日水曜日

 

夜の塔を風音越ゆる散紅葉 (水原秋桜子)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

博物館の塔は、繖山(観音寺山)の遊歩道から眺めるのもよいアングルです。

 

128()の午後には、当協会・小島孝修による講座「近江の渡来銭」が開催されます。

予約不要、ご来館をお待ちしております。

 

もみじの便りから、週末には初雪のたよりに変わるようです。

そろそろ、タイヤ交換のご準備も