2011年11月19日土曜日

GNH(国民総幸福量)!

   現在、ブータンの国王と王妃が来日されています。国会での国王の演説や被災地でのお二人の言動に感動された方も多いかと思いますが、私もその一人です。
   そのブータンの前国王が国の目標として提唱し、一躍脚光を浴びた指標に「GNH(グロス・ナショナル・ハピネス、国民総幸福量or幸福度)」というものがあります。
   この聞き慣れない言葉に私が初めて接したのは、平成17年6月滋賀県議会本会議の一般質問で取り上げられた時のことでした。その時の質問の要旨は、人々が貧しくても、心豊かであれば、それなりの幸福感のある社会が実現できるのではないかとの問題意識を示した上で、この幸福度を測定し、県政の指標として用いることについてでした。これに対して、当時の知事は、GNHの概念は国の豊かさをはかる上で、経済の成長のみがすべてではないということを改めて気づかせてくれるものとして、共感を覚えるものであるが、定量的な評価の面などで確立されていない部分も多く残されており、その具体的な指標については今後も研究していきたい、という答弁でした。
   東日本大震災という経験をした私たち日本人にとって、「真の幸せとは何か?」ということが問いかけられている今日、今一度かみしめたい言葉ではないでしょうか?

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