2011年11月25日金曜日

グスコーブドリ」の伝記

   これは、12月23日(金・祝)に開催するクリスマス親子映画会の題名です。
   原作は宮沢賢治の童話ですが、今回の鑑賞の対象は、内容的に小学生高学年以上だと思います。
   その内容について、「株式会社 ティ アンド ケイ テレフィルム」のホームページから紹介しますと、 

【かいせつ】
   すでに広く知られているように、宮沢賢治の作品は、ヒューマニズムにあふれた透明度の高いものとして評価も定着しています。独特のロマンと雄大な世界をもつ賢治の童話は、日本文学の中でもきわだった光を放っています。
   「グスコーブドリ」の伝記は1932年(昭和7年)賢治は36才の時に発表した最晩年作品の同名の映画化です。苛酷な自然とのたたかい、厳しい人間世界の中をたくましく生き抜いたブドリの姿は、殺伐とした日常に流されがちな子どもたち、生きている意味を見失いがちになる私たちに、人生の意味を静かに深く語りかけてくれます。
   原作は、賢治の「あり得べかりし自叙伝」といわれています。貧しい農民のため農事指導や肥料設計に夢中になって奉仕した賢治像と、ブドリの生き方がダブってくるからでしょう。
   映画は、宮沢賢治没後60年(1993年)、生誕100年(1996年)を記念して企画製作されたものです。
   オリジナルキャラクター・脚本・監督は、テレビ、劇場アニメと活躍している新進気鋭の中村隆太郎氏。音楽は、NHK大河ドラマ「炎立つ」の音楽を担当した菅野由弘氏。

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