2014年7月19日土曜日

夏季企画展始まる

夏の企画展「湖底遺跡が語る湖国二万年の歴史」が7月19日から始まりました。
今回の展覧会は、昭和48年度から平成3年度まで琵琶湖の湖底遺跡を対象として現地で発掘調査を実施し、その後の整理調査が終了したことから、改めてその成果を振り返るものです。湖底・湖岸遺跡は114カ所記載されていますが、発掘調査を実施したのは39カ所です。収納遺物量は約5000箱になります。内訳は縄文・弥生の土器や鏃(やじり)、石斧などの石器が8割弱、丸木船、農耕具などの木製品が1割、あとは自然遺物となっています。この発掘調査の最大の成果は、琵琶湖の湖底に2万年におよぶ人々の生活の痕跡を確認したことです。このような例は世界的に見ても希有なものと言えます。
展示構成は、第1部琵琶湖との共生-縄文時代-、第2部生業と社会の変革-弥生時代・古墳時代-、第3部港・城・祈り-古代~中世-、第4部自然災害と再生の足跡の4部からなり、琵琶湖開発事業に関連するパネル展示も見ることができます。
また、展示の各部テーマ毎に4回、7/19(土)、8/9(土)、8/23(土)、8/30(土)の13:30~15:00に企画展講座を実施します。
会期は8月31日(日)までです。会期中8月13日~15日のお盆を除いた平日は無料ですので、気軽にお出掛け下さい。御来館をお待ちしています。

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