安土では、厳しい寒さもようやく弱まり、春の気配が少しだけ感じられるようになってきました。
安土駅から博物館に向かう道の途中から見る安土山(安土城跡)も、心なしか春の装いへの準備を進めているかのようです。
周辺の田んぼの間を流れる水路も、一時は氷が張り詰めていましたが、いまではすっかり解けて、時折、水鳥が羽を休めています。
その水路のわきの田んぼでは、暗渠(あんきょ)排水の工事が行われています。
田んぼの水はけを良くするための工事ですが、博物館ができる前は、この一帯は湿田と湿原が広がっていたと言います。
安土山と繖山(観音寺山)に挟まれた地形で、水はけが悪い土地だったようです。
その繖山を背景に、博物館と信長の館が並んで建っています。
安土駅から博物館に至る道筋からは、安土山(安土城跡)と繖山(観音寺城跡)という、日本を代表する城郭跡が2つとも見られるという素晴らしいロケーションです。
2月24日(土)の再開館からスタートする第57回企画展や「朝鮮通信使」展においでいただく際には、是非この景観も楽しんでください。
最後に、写真のサービスです。
博物館の裏手の繖山から、博物館を撮った写真ですが、西の湖(琵琶湖の内湖)とその向こうに雪を戴いた比良の山脈が望めます。
この写真では、田んぼは一面雪景色ですが、いまではすっかり消えていますよ(念のため)。
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