古歌よりも尚そのかみの網代かな (尾崎 迷堂)
ハンディ版 入門歳時記より
網代は網の代用という意味で、川・湖などに竹・小柴・木などを網のように組み合わせて水中に立て連ねて魚を誘い入れ、その終わりのところに籠を置き、その中に集まった魚を捕獲する。『延喜式』にも氷魚を捕える装置として出ている。万葉集以来、和歌の世界でも好まれて詠まれている。(同歳時記より引用)
今回の企画展では、漁具としてではなく、古墳時代中期の家屋の壁に使われたと推定される網代が、ほぼ原形を保った形で出土(日野町番場遺跡)したものを展示しています。
1600~1500年前の出土品を、ぜひ博物館でご観覧ください。
讀賣新聞滋賀版2022年7月28日版より転載しました
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