風の日の麦踏遂にをらずなりぬ (高浜 虚子)
ハンディ版入門歳時記より
2月も半ばとなり、もう積もることはないと思っていた雪でしたが、周囲の野山をうっすらと覆うこととなりました。
博物館の前にある麦畑も、機械化のため種まきと収穫時以外、ほとんど人を見かけませんが、丈夫な茎や根を育てるために、幼穂が形成される今頃、麦踏という農作業があったようです。
カニの横歩きのように足で麦を踏みつけていた人も、寒い風でどこかへ帰っていった情景でしょうか。
週末は気温も上昇するようです。ご来館をお待ちしています。
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