猪(しし)荒れて畳のごとき稲田かな
ハンディ版入門歳時記より
博物館には、公開・展示のほか「保存」という業務があります。
湿気による劣化や、害虫による生物被害などを防止し、永く文化財を保存することに、学芸員は注力しています。
繖(きぬがさ)山を背景にする当館では、野生生物が時折顔を出しますが、えさの少なくなる秋になると、ミミズを狙うイノシシが出現し鼻を使って芝生を掘り荒らします。
田畑では、畳のごとく稲が倒れるようですが、手入れの終わったばかりの芝生広場には、スコップで掘返したように荒れる被害が広がっています。
(なお、館内や屋外施設に影響はありません。)
昼の間は、土を掘った寝屋に住んでいるようですが、念のためご注意ください。
ご来館をお待ちしております。
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