2011年8月11日木曜日

ヒンヤリ「霊界巡り」

  これは、本日付の毎日新聞滋賀版の記事のタイトルです。安土城考古博物館では、お盆の13日(土)~15日(月)の3日間、開館時間を午後7時まで延長し、霊界と関わる遺跡の遺物を展示します。名付けて「れい感博物館」、当館初の試みです。


  午後5時から7時まで、第一常設展示室(考古関係)の照明を落とし、懐中電灯(各自持参)で照らしながら鑑賞してもらいます。
  普段とは違った表情を見せる博物館をどうぞお楽しみください。

                                                      

こんなにもたくさんのメッセージを!

 現在開催中の夏休み特別展示・東日本大震災復興祈念展示「時空を駆ける馬たち」において、国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追(そうまのまおい)」の復興を祈念する取り組みを行っています。
具体的には、「馬と祈り」のコーナーに、「復興祈念絵馬」(紙製)と記帳台および義援金箱を設置し、ご協力をお願いしています。
ご記入いただきました「復興祈念絵馬」は、博物館入り口に設けた絵馬棚に会期中懸け、来館者にご覧いただいていますが、それが、こんなにもたくさんになりました。

この取り組みは、会期が終了する10月23日(日)まで続けていきますので、引き続きご協力をお願いいたします。

2011年8月7日日曜日

個人(家族)利用者で賑わう!

 安土城考古博物館(県立)の駐車場は、本日午後2時現在、ほぼ満杯状況になっています。企画展関連シンポジウムの参加者(約100人)もあって、本日の博物館は多くの利用者の皆さんで賑わっています。本当にありがたいことです。


  当館の利用者の特徴の一つとして、「個人(家族)利用が多い」ということが言えます。反面、団体利用が少ないわけで、観光ルートにしっかりと組み入れられたお隣の「信長の館(近江八幡市の施設)」とは対照的です。
大型観光バスも13台駐車できるスペースがありますので、観光目的の団体利用の掘り起こしに向けて、今、作戦を練っているところです。

図録の陳列方法を工夫~ 売り上げ急増 ~

安土城考古博物館ではこの4月から、ショップコーナーを拡充しましたが、グッズの販売が好調の一方で、図録の売り行きが伸び悩んでいる状況が続いています。
先日行われた職場会議でも、この問題が取り上げられ、試みに陳列方法を変えてみてはどうかという提案がありました。そこで、この4日(木)から図録を人目につきやすい場所に移動し、平積みにした上で、オススメPOP(簡単な読みどころ解説)をつけたところ、3日連続で売れ行きが急増しました。

まだまだ効果を評価するには、時期尚早ですが、利用者の皆さんの行動を観察していると、明らかに変化しているように感じます。
みんなでいろいろ工夫したことに結果が伴った場合には、本当にモチベーションが上がりますね。また、頑張ろう!

一生懸命やったことに 無駄なことなんて一つもない

最近、ある新聞でこの言葉に出合い、私もまったくそのとおりだと思いました。
仕事でも趣味でも、どんなに頑張ってもすべてが報われるわけではありません。新しいことに挑戦するとき、今までの慣習というか、固定観念はなかなかすぐには変わらないのですが、それでも、「何か始めないことには、何も変わらない」というのが、私の持論です。
  一生懸命やったことなら、たとえ失敗体験だとしても、後になって役立つ。人生とは、そういうものなのだと思います。
博物館の館長という職は、いわば「現場の指揮者」であるわけですが、私自身は、「自分たちも、そしてもちろん利用者の皆さんから見ても、どうすれば現場が面白くなるか」を常に考えて、工夫しています。
一生懸命やったことに、無駄なことは何もありません。そして、近道もなければ、回り道もありません。

2011年8月2日火曜日

県立5施設~節電無料開放で盛況

 これは、本日の毎日新聞滋賀版の記事のタイトルです。先月21日~31日までの間の来場者数が、県立5施設すべてにおいてかなり増加したとの内容です。
安土城考古博物館では、同期間で来場者が約1000人増え、無料来場者が全体の約3割に上っています。
取材にもお答えしましたが、今回の無料開放は一時的には減収になるものの、博物館が魅力的な所だと知ってもらい、リピーターが増えればいいと思っています。そのために、いろいろな企画・仕掛けを用意していますので、是非ご来館ください。お待ちしています。 

勾玉キット

 安土城考古博物館の体験博物館プログラムの一つに「勾玉づくり」がありますが、時間がかかるため挑戦しづらいという問題点がありました。
このため、素材である「ろう石」の荒割り工程をあらかじめ済ませておき、ヤスリ(棒・紙)と紐をセットにしたキットを作成し、販売(500円)を始めたところ、初日に、いきなり8セットのお買い求めがありました。

夏休みということもあり、ニーズにマッチしたタイムリーな提供であったように思います。これからも、博物館にふさわしい良質なオリジナルグッズを開発し、利用者の皆さんに提供していきたいと思います。