2015年4月24日金曜日

明日から春季特別展

いよいよ、あす4月25日(土)から春季特別展「戦国合戦のかたち-川中島合戦から大坂の陣まで-」が開幕します。 川中島、姉川、長篠、山崎、賤ヶ岳、関ヶ原の合戦、大坂夏の陣という、誰もが知っている有名な合戦を描いた屏風絵や絵巻を一堂に展示し、迫力たっぷりに「戦国合戦のかたち」を魅せます。 このほかにも、これらの合戦に関わった人々の肖像画や、織田信長書状など貴重な歴史資料も合わせて展示し、時代と共に移り変わる戦いの様相、また、戦の主人公達の思惑や戦を糧に逞しく生き抜こうとする民衆の姿などにも触れていただける内容となっています。 これから大型連休(ゴールデンウィーク)を控え、また絶好のおでかけ日和が続くと予報されています。安土城跡や「信長の館」等と合わせて、歴史の息吹を胸一杯に感じられる安土の地に、皆様お誘い合わせの上、是非お出かけください。

2015年4月21日火曜日

桜も終わって

当博物館の周りの桜も散り果てて、山々の新緑が目にまぶしい今日この頃です。 先週(4/14~4/19)の入館者数は、計740人(1日平均123人)と低調でした。ミュージアムショプでは、「城郭」シリーズのクリアファイルや安土城跡マップが売れ筋で、書跡では「安土城への道」、「城と城下町」、「近江城郭探訪」などをよくお買い上げいただきました。 今週土曜日(4/25)からは、いよいよ春季特別展「戦国合戦のかたちー川中島合戦から大坂の陣までー」が開幕します。川中島、姉川、長篠、山崎、賤ヶ岳、関ヶ原の合戦そして大坂夏の陣という、日本人なら誰でも知っている有名な合戦の有り様を描いた屏風絵や絵巻を一堂に展示し、戦国合戦の「かたち」やその移り変わり、また戦いに巻き込まれつつも逞しく生き抜いた民衆の姿に触れていただけます。 これから天候もドンドン良くなっていくようです。是非、安土へお越し下さい。  

2015年4月14日火曜日

春雨

今日も安土は雨が降っています。しかも、少し肌寒い気候です。 それでも、きょうは小学生の団体が見えて勾玉づくりの体験学習に取り組んでいたり、シニアの皆さんの団体が来館されたりと、当博物館も徐々に賑わいを見せてきました。 なお、先週の土日の入館者は、合計470人でした。 周囲の山や田圃も美しい季節を迎えています。皆様も是非ご来館下さい。

2015年4月10日金曜日

花冷え

ここ数日、全国的に冬に逆戻りしたような寒さが続いています。 博物館の周りの桜も凍えたように、散るスピードが鈍っていて、まだまだ見頃といった状況です。 新しい職場、新しい仕事に慣れるのに大童ですが、ふと窓外の山に目をやるとみずみずしい新緑に心が洗われます(陳腐な表現ですが)。 学校も始まり、博物館も新体制でロケットスタート、と行きたいところです。

2015年4月5日日曜日

館長が交代しました

ことし4月1日に安土城考古博物館の館長に就任しました。
全く未知の新しい世界ですので、右も左もわからず大いに戸惑っていますが、利用者の皆様のお役に立てる博物館を目指して頑張りますので、よろしくお願いします。
さて、きょうは生憎の雨ですが、館の回りの桜は健気に満開の姿を保っています。きれいですよ!
いま当館では、4月25日(土)からの春季特別展「戦国合戦のかたちー川中島合戦から大坂の陣までー」に向けて、館員一同準備に追われているところです。
戦国時代の合戦のありようを肌で感じていただける内容となっていますので、是非お立ち寄り下さい。

2014年9月21日日曜日

明日9月22日(月)は開館しています

当館は原則として月曜日を休館日としていますが、明日22日は開館しておりますので、お知らせします。替わりに、24日(水)が休館日となります。台風は北側へ進路を変えたようなのでとりあえず危険は去りましたが、秋雨前線がどのように活発化するかはよくわからないようです。いずれにしても、気を付けてお越し下さい。

2014年9月20日土曜日

秋季特別展始まる

  今回の秋季特別展は「造形衝動の一万年 -縄文の宇宙、円空の衝撃、アール・ブリュットの情熱-」と題して、歴史系博物館としてはこれまでにない新たな視点で、造形への衝動をテーマに展覧会に取り組みました。人は古来より土偶や埴輪に見られるように様々な造形物を制作してきました。その後現在に至るまで、鉈彫りや神像彫刻、円空作品などの木彫像、さらには近年注目を集める、正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出す「生の芸術」アール・ブリュット作品など見えざるモノを感性と衝動のもとに可視化した特異な作品が作られ続けています。
  滋賀では特に粘土を使ったアールブリュット作品が多く作られていることに着眼し、人間が自由な感性のもとに創造してきた造形物を、一万年前からたどろうという企画となりました。
表現行為は様々な形態、技法で行われますが、人間にとって極めて生理的で、ナチュラルなものだと思います。湧き上がってくる情念、情動をどのように表現するか、土偶や埴輪に表現された精神世界、鉈彫(なたぼり)・粗彫(あらぼり)の木彫像を通じての祈りの世界、民族資料に見る精霊の世界、そして人間の根源的な「造形衝動」としての表現世界を感じながら、展示を見てていただけたらと思っております。
  この展覧会は、2004年に開設された近江八幡市にあるボーダーレス・アートミュージアムNO-MAのご協力を得て開催することができました。NO-MAさんはこれまでアールブリュット作品の公開の活動を続けてこられ、2010年フランス・パリで開催された「アール・ブリュット・ジャポネ展」の日本側事務局としても活躍されました。今回の展覧会では、すべてを紹介することはできませんが、ヴェネチア・ビエンナーレに出品された澤田真一さんをはじめ、鎌江一美さん、吉川秀昭さん、伊藤喜彦さんの作品・表現をじっくり味わっていただきたいと思います。
  会期中の日曜日に開催されます関連の講演会や講座では、専門家による具体的なテーマのお話しが聴けますので、こちらもお楽しみ下さい。9月21日にははたよしこさんの「生の芸術 アール・ブリュット」、 10月13日には小林先生の「縄文の造形宇宙」、11月9日には大槻倫子さんの「滋賀の施設で生まれた土の造形」、11月23日には水野先生の「埴輪にかけた造形美」をよていしております。また、10月12日には仏像鑑賞入門で湖北方面へのツアー、11月3日には親子向けに造形体験「心を形に」も企画しておりますので、ご参加いただければ幸いです。
  皆様のご来館をお待ちしております。