2019年2月22日金曜日

春近し

 当館の芝生広場の梅の木が満開に近づいています。
 開花からやや足踏みしていましたが、ここへきて気温が高い日が続いて、次々に花が開いてきました。
 きょうも、春の訪れを感じさせる陽射しの下、随分咲きそろってきました。

 池の水面も心なしか温かく見えて、人の影に驚いた小魚がササッと逃げていく姿も春を感じさせます。

 「光の春」というのにふさわしい陽光の下、博物館の周りの田んぼでは「田起こし」という作業が済んで、田植えの準備の第一段階が終わっています。
 田起こしは、田んぼの土を掘り返して、雑草を生えにくくしたり、土に酸素をまんべんなく吸収させる目的で行われるとのことで、田植えの前の大事な作業だそうです。
 田起こしの済んだ田んぼの向こうに博物館が見えます。

2019年2月13日水曜日

安土駅のお化粧直し

 
 当館の最寄り駅であるJR安土駅は、昨年に橋上駅として建て替えられましたが、いま南北の駅前広場の整備が急ピッチで進められています。
 この工事に合わせて、信長ゆかりの相撲モニュメントが南口広場に設置され、去る10日(日)に除幕式が挙行されました。
 「信長公記」にも、安土城下で何度も「相撲」が信長の肝いりで開催されたと記録されていますが、その史実に因んでモニュメント(力士石像)が地元の有志の皆さんの寄付で設けられたものです。

 時折雪の舞う寒い日でしたが、除幕式は地元の皆さんの熱い思いが伝わってくるものでした。

 また、同じ安土駅の北口広場には、一時引っ越しをしていた信長公の銅像が戻ってきました。
 これで、駅の南北に安土を象徴するシンボルが揃いました。
 まもなく駅前広場の整備工事も完了する見込みで、春の観光シーズンには美しくお化粧直しを終えた安土駅が皆様をお迎えすることになります。
 是非、安土の春を満喫しにお出でください。 

2019年1月25日金曜日

梅一輪


 当博物館の芝生広場の奥に梅の木が数本植わっていますが、そのうちの白梅の木にきょう、花が一輪開きました。
 去年の今頃は、雪がたくさん降り積もって駐車場の雪退けにテンテコ舞いで、梅の花が咲くこともなかったので、やはり今年は暖冬なのだと実感しました。
 1週間後くらいには紅白の梅が見頃になると思いますので、是非、お花見にお越しください。
 

 修理中だった橋の工事が終わって、何年振りかで渡っていただけるようになりました。
 橋が架かっている池はまだ冬枯れの状態ですが、こちらの方も一度ご覧になってください。

2019年1月14日月曜日

冬本番

 大寒(ことしは1月20日)を控え、これから1年で最も寒い時期を迎えますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 当博物館のある安土は気候区分では滋賀県南部に位置しますが、その中では北部に近く、また裏手の繖山(きぬがさやま=観音寺城跡が所在)の影響でしょうか、時として雪が積もりやすくなっています。
 雪がたくさん積もると博物館へのアクセスが一層困難にはなりますが、一面雪に覆われた当博物館はたいへん神秘的で厳かな雰囲気に包まれて、私はとても好きです。
 皆様も、是非一度、雪の日の博物館へお越しください。
 もちろん、お足元には十分気を付けてください。


 

2019年1月12日土曜日

修復工事


 去年の台風で大きな被害を受けた、芝生広場の藤棚と橋の修復工事が始まっています。
 藤棚は、枠が暴風で倒れたので、これを元に戻しました。あとは、フジのツルを巻き直せば完成です。
 今年の春に再び美しいフジの花が見られると最高ですが、どうでしょうか?

 庭園の池にかかる木橋も、鉄骨の枠を残して解体し、新しい木材で修復に取り掛かってもらっています。
 まもなく元通りの姿に復旧して、渡っていただくことができるようになります。
 5月頃、池のスイレンが咲き誇る季節になれば、橋の上から素敵な眺めが楽しめると思いますよ。

2018年11月18日日曜日

お正月飾りを作ろう!

 この時期の当博物館恒例のイベント「お正月飾りを作ろう」を今年も開催します。
 カイコのまゆ玉を使って、来年のえと(亥)にちなんだ可愛らしい置き物を作る体験イベントです。
 子どもから大人まで、みんな楽しめる催しで、毎年多くのお客様に参加してもらっています。
 今年は、12月16日(日)13:30~15:00まで、当館エントランスホールで開催します。(参加費 300円、定員 10名)
 現在申込み受付中ですので、急いでお申し込みください。電話(0748-46-2424)で朝8時30分から夕方5時まで受け付けています。
 ただし、小学校低学年の方は、保護者の方とご一緒にご参加ください。
 

近江源氏

 近江国の守護として、中世から戦国時代にかけて近江を支配した近江源氏・佐々木氏。南の六角氏と北の京極氏の歴史を辿る連続講座を下記のとおり開催します。
 佐々木六角氏の拠点となった巨大な山城=観音寺城は、当博物館の裏手にそびえる繖山(きぬがさやま)に築かれましたが、広大な山域にまたがって、中世の山城としては珍しい高石垣を用いた雄大な遺構が残されています。
 安土城跡と並んで日本百名城に選定されている観音寺城跡は、「近江風土記の丘」を構成する史跡であり、当博物館にそのジオラマを展示しています。(右の写真) 

 佐々木氏の氏神様と言えば、当博物館の近くの沙沙貴神社です。県指定有形文化財の楼門や、重厚な建物が並ぶ風格のある神社で、今も全国の佐々木姓の皆さんの崇敬を集めておられます。
 残念なことに江戸時代に建てられた本殿の屋根が、今年の台風で大きな被害を受け現在修復中ですが、皆さんの祈りとご寄付で元通り荘厳な姿によみがえるよう念じています。





 さて、佐々木氏に関する連続講座の予定ですが、次のとおりです。
⓵12月 1日(土)「戦国期京極氏守護領国における近江と出雲」 講師:松江市歴史館 西島太郎氏
⓶12月 8日(土)「近江源氏六角氏の歴史」 講師:近畿大学 新谷和之氏
⓷12月15日(土)「六角氏の守護代・伊庭氏」 講師:当館学芸員 髙木叙子
⓸ 1月12日(土)「京極氏の系譜と京極高次」 講師:長浜市 太田浩司氏
⓹ 1月19日(土)「六角氏の巨大山城 観音寺城」 講師:滋賀県教育委員会 松下 浩氏
⓺ 1月26日(土)「京極氏の城」 講師:米原市教育委員会 高橋順之氏

 いずれも、会場は当館セミナールーム、13:30~(受付は13:00~)、定員140名(先着順)、参加費は200円です。
 奮ってご参加ください。