2022年10月28日金曜日

 小振りなるシャベルにリボン植樹祭 (相馬 定子)

 

俳句文学館のHPより

 

東近江市立湖東第二小学校の皆さんと来館者のご参加を得て、玄関前のサツキツツジを植え替えました。

 

3年先には中学生3年生、その頃には青春を迎えておられ、サツキも見事な花を咲かせていることでしょう。皆様のご成長を期待しております。

 

開館30周年記念植樹にあたり、苗木を寄贈いただいた(公財)三菱UFJ環境財団、お手伝下さった地元シルバー人材センターの皆様に、この場をお借りして御礼を申し上げます。

 

なお、開館してちょうど30年目となる11月1日火曜日には、入場者先着30名様に粗品をさし上げます。

ご来館をお待ちしております。



 

2022年10月23日日曜日

 彼一語我一語秋深みかも (高浜 虚子)

 

ハンディ版入門歳時記

 

秋も深まってまいりました。

 

公務の間を縫って、滋賀県知事が特別展を鑑賞されました。

学芸課長の説明を、一語一語メモしながら、考古の世界にひと時ひたっておられました

 

朝日新聞に展覧会の記事を掲載いただいたので、ご紹介します。

日本最大の銅鐸9年ぶりに里帰り:朝日新聞デジタル (2022.10.23)

 

皆様のご来館をお待ちしております。



2022年10月21日金曜日

 

猪の出ることを静かに話をり (岡田 耿陽)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

猪(しし、いのしし)は秋の季語だそうです。

鼻を使って器用に地面を掘り、秋の田畑を荒らし、落ち葉の下にいるミミズを探すようです。

 

園内の芝生にも、イノシシの被害が出始めました。

「ひどい時には、館の際まで芝生を荒らすんですよ」と、勤務の長い職員が語ってくれました。

 

用田政晴教授(神戸学院大学)の連続講座Ⅱ「水の考古学」の受付が始まりました。

長く琵琶湖博物館で考古学の研究をされてきた先生の講座、お聞き逃しなく。




2022年10月18日火曜日

 記念樹や木の実も宇宙旅する世 (佐々木建成)

 

俳句文学館のHPより

 

10月27日には、30周年記念の植樹を行います。

 

今日は、植樹の準備、整地です。

古い木を取り除いた後、休日にもかかわらず、親方お一人で古堅い土を削岩機で砕き、欅の根はチェーンソーで切断し、トラックでけん引し、小型のテイラーで耕うんなど、ご苦労いただいています。

 

ただいま、当日の植樹参加者を募集しています。

博物館入館券、粗品を差し上げます。

 

ご応募はこちらからお待ちしております。

「開館30周年記念 植樹イベント」参加者募集のお知らせ




2022年10月12日水曜日

 移りゆく世事を遠見の秋桜 (安立 公彦)

 

俳句文学館のHPより

 

岐阜県関ケ原町での大関ケ原祭2022に行ってきました。

松平健さんのトークショーは雨にもかかわらず大人気で、マツケンサンバのステップで登壇されたそうです。

 

会場には、キッチンカーを楽しまれるご近所の方だけでなく、滋賀・東京・大阪・神戸から来たという歴史好きのお客様、ステージ出演者と見紛う戦国のいでたちでコスプレを楽しむ方もいらっしゃいました。

 

422年前の争乱をよそ眼に、「決戦場」には石碑とのぼり旗。

雨に濡れたコスモスが静かに咲いています。




2022年10月9日日曜日

 銅鐸に脱穀の図や秋深し   (斎藤ふき子)

 

俳句文学館のHPより

 

秋の展覧会 「里帰り!日本最大の銅鐸―太古の響きを安土の地で― が始まりました。

開幕に先立ち、当館学芸課長から地元のボランティアガイドの皆さんにレクチャーです。

 

日本最大の銅鐸134.7センチと、日本最小の銅鐸3.4センチを同時に展示しています。

展示した大岩山銅鐸の一つには、裾に二羽の水鳥が描かれています。・・・

私の後ろにある銅鐸(模型)は、自由に鳴らして響きをお楽しみいただけます。

 

来週は、奈良国立博物館館長 井上洋一氏による講座

「大岩山銅鐸と弥生時代の祭祀」が開催されます。お申し込みはお早めに




 

2022年10月6日木曜日

 

足もとはもうまつくらや秋の暮 (草間 時彦)

 

ハンディ版入門歳時記より

 

秋の暮はつるべ落としと言いますが、夕方6時を過ぎると足もとは暗くなります。

夕焼けがきれいな中、博物館には明々と電気がついています。

 

秋の特別展の準備が佳境に入りました。

令和4年度秋季特別展 開館30周年記念「里帰り!日本最大の銅鐸―太古の響きを安土の地で―」 |

 

10月8日から開幕です。乞うご期待!



2022年10月4日火曜日

 名月や少し風ある関ケ原   (梅田郁子)

 

俳句文学館のHPより

 

関ケ原で秋の風情を楽しんでみませんか。

 

岐阜県と滋賀県の観光連携の一環で、10月8日(土)夜から3日間のイベント、大関ケ原祭2022 に出展させていただきます。

 

安土城考古博物館のオリジナルキャラクター「まめのぶくん」も関ケ原に出張します。

本当の大きさは手のひらサイズだとか、信長は1582年に没していて関ケ原の合戦1600年にはいなかったはずだとか、堅いことは言わずご来場ください。

 

会場には、博物館スタンプのほかご来館時のプレゼント券もご用意しています。




 

2022年10月1日土曜日

 

途中から変わる刈田の高さかな (遊呟)

 

夏井いつきの365日季語手帖 2022年版より

 

沿道に立てるのぼり旗を一新しました。

収穫の秋に合わせて黄金色!

 

左手の稲は、伸びた茎を稲穂ごとラッピングして、乳酸発酵した状態で牛に与える飼料用の稲(WCS)です。

主食用の稲より背が高いので、この写真と句を合わせました。

 

句の本来の意図は、鎌で刈り取った高さが途中で変わったのは、たとえば子どもがお手伝いで刈った跡かもしれないと、興味を駆り立てられたということだそうです。

 

晴天の一日、稲穂の高さを眺め、のぼり旗に誘われてご来館いただき、モデルになっていただいたお二人に感謝。

 

ご来館をお待ちしております。