夏みたいな強い日差しに照らされた安土城考古博物館では、春季特別展「信長のプロフィール」を好評開催中ですが、常設展示など他の展示も充実しています。
第2常設展示室では、今回の展示替えで、信長が使ったと伝わる南蛮風の鉄兜や皮袴など、他ではあまりお目に掛かれない品々を新たに展示しています。
特別展と合わせてご覧になれば、一層面白みが深まりますよ。
また、同じく第2常設展示室の奥まった展示ケースでは、きょう(5月20日)から「戦国時代の花器」というミニ展示を始めました。
安土城跡から出土した「黄瀬戸花器」(下の写真)など、戦国時代の遺跡から見つかった花器をそろえて展示しています。
戦国時代に広まった文化としては、信長もたしなんだと言われる茶道(茶の湯)と並んで、華道(生け花、立花)が挙げられます。
戦国末期・織豊期に生け花(立花)を大成したのが、池坊専好とされます。
この専好さん、相当気骨のある人だったようで、横暴な権力者・太閤秀吉に刃向かいますが、なんとその「武器」は花だった、というお話が映画「花戦さ」です。
6月3日に封切りを迎えるこの映画に(勝手に)タイアップしているのが、ミニ展示「戦国時代の花器」です。映画をご覧になって、この展示を観ると感動が倍増するかも。
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