2014年2月28日金曜日

天主に響くメロディ

当館の隣の安土城天主信長の館では、3月21日(金・祝)に「トイピアノ・光の輝き 天主コンサート」が開催されます。出演はトイピアノソロアルバム「ヒカリノオト」を昨年3月に出された畑奉枝(はたともえ)さんです。素朴で、ある種懐かしい音色が聴けるのを楽しみにしています。皆様も是非ご参加下さい。19:00開演(18:30開場)、入場料については 0748-46-6512 へお問い合せ下さい。

2014年2月18日火曜日

近江が国の中心だったとき

冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、当館の高木学芸員が「近江が国の中心だったとき」と題してお話しします。大津北郊を中心とした掘立柱建物や大壁建物など渡来系氏族の居住を示唆する建物遺構、木簡や墨書土器など識字層の成立を示唆する資料、港湾施設や築堤など高度な土木技術を駆使した遺構の発掘、製鉄、製陶、製瓦、製塩など膨大な木材供給に応えた田上杣をはじめとする近江杣の活動、そして壬申の乱、聖武彷徨、天平宝字の乱などの社会状況をどのように有機的に結びつけてとらえるか、おもしろいお話が聴けると思います。3月2日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。

2014年2月17日月曜日

戦国近江と茶

戦国時代において、茶の湯は客人をもてなす作法というだけではなく、政治的にも重要な意味を持っていました。由緒ある茶道具を用いた茶会を催すことは、信長や秀吉にとって、自らの権威を参会者に示すことであったわけです。戦国時代の県内の遺跡からは多くの茶道具が発掘されており、その一部(茶釜・茶臼・天目茶碗・香炉など)を御覧いただこうと企画しました。このテーマ展示「戦国近江と茶」は2月18日(火)にスタートし、4月6日(日)まで見ていただけます。(第一常設展示室)

2014年2月14日金曜日

木製品に見る古代の知恵と技術

「あの遺跡は今!Part18」はあさって2月16日(日)9:00~17:00、当館を会場として開催します。今回のテーマは「木製品に見る古代の知恵と技術」と題して、注目の出土品の展示でホンモノの魅力を味わう、そして拓本・土器の接合などの作業体験、クイズラリーへの参加など楽しめる企画が盛りだくさんです。クイズ全問正解者にはプレゼントも準備しているようです。13:30~15:30にはセミナールームで蛭子田遺跡や木製品の保存処理技術の報告会があります。16日(日)は第3日曜日でファミリーサンデーで、常設展は入場無料(県内在住の方のみ)になりますので、是非とも御家族そろっておいでください。 

2014年2月13日木曜日

テーマ展示「茶を魅る」は16日(日)まで

特別陳列「茶を魅る」では、信楽焼の水指(桃山時代)、湖東焼の煎茶碗および水指(江戸時代・彦根)、小富士焼の煎茶道具(明治時代・野洲)を、「揉み紙」技術保持者として高名な故松田喜代次氏の作品と併せて陳列しています。16日(日)までと残りわずかですが、観覧いただければありがたいです。

2014年2月11日火曜日

東近江の雛人形めぐり

2月から3月にかけて、ひな人形を巡って様々な催しが県下各地で行われます。
近江八幡市内では、江戸時代から現在に至るまでの160点を市郷土資料館、旧西川家住宅、旧伴家住宅の3カ所で展示。3月23日までの期間中、旧市街地の商店を中心に34カ所で雛飾りを展示する「節句人形めぐり」も開催されます。(近江八幡観光物産協会0748-32-7003)
日野町の市街地一帯でも町並みを散策しながら町屋や観光施設など200カ所に並ぶ雛飾りを3月9日まで楽しむことができます。今年で7年目、町独特の飾り窓「桟敷窓」のある町屋も多数会場になっています。3月1日・2日は「日野まちかど感応館」で「人間雛」のイベントもあります。(日野観光協会0748-52-6577)
東近江市五個荘金堂周辺では、3月23日までの期間中、にんげん雛まつり(2/15-16)、折り雛教室(2/22)、ひな人形制作実演とお話(3/2)などのイベントのほか、4カ所の近江商人屋敷や観峰館など8カ所で商家に伝わるひな人形に出会えます。近江商人博物館では、貝合わせ遊びも体験できます。(東近江市観光協会0748-48-2100)

2014年2月9日日曜日

保良宮を求めて

昨日始まった冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、大津市埋蔵文化財調査センターの松浦俊和さんに「保良宮を求めて-最近の発掘調査成果等からの検証」と題してお話しいただきます。2月23日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。
*松浦俊和(マツウラトシカズ)さんのプロフィール
1950年兵庫県生まれ。京都教育大教育学部卒(専攻:日本考古学)。1975年大津市教育委員会文化財保護課に入り、1992年から大津市歴史博物館に勤務、2002年から大津市教育委員会文化財保護課長。2004年から大津市歴史博物館館長。現在、大津市埋蔵文化財調査センター所長。主な著書として、「近江の川」(共著 京都書院 1988年)、「近江の山」(共著 東方出版 1993年)、「日本歴史地名体系25-滋賀県の地名」(共著 平凡社 1991年)、「城と湖と近江」(共著 サンライズ出版 2002年)、「古代近江の原風景」(サンライズ出版 2003年)など。(渡来人歴史館HPより)

2014年2月8日土曜日

しゅららぼん

先月彦根で試写会が開催された映画「偉大なる、しゅららぼん」(万城目学さん原作)ですが、昨年4~5月に県内でほぼ全編を撮影したそうです。ロケ地は竹生島、長浜・彦根市内だそうですが、地元の方はスクリーン上で場所がわかるのでしょうね。パワースポット琵琶湖、どんな映画か、3月8日の公開が楽しみです。あらすじや出演者は既にホームページで公開されているようですが、見てしまうと楽しみが半減しそうです。公開記念イベントとして、竹生島ではかわらけ投げ選手権が3月9日10:00から開催されるようです。

2014年2月6日木曜日

信長と安土戦国絵巻

安土城郭資料館では、昨年12月21日(土)から2月23日(日)まで正子公也武将画展「信長と安土戦国絵巻」を開催しています。正子公也さんは、「信長の野望」や「三国志」などの武将イラストで一躍注目を集め、現在も歴史・武将イラストの第一人者として活躍しておられます。会期も残りわずかとなってきています。関心のある方は、是非とも資料館にお立ち寄り下さい。℡:0748-46-5616

2014年2月5日水曜日

信長夢街道スタンプラリー2013

スタンプラリーの話で恐縮ですが、岐阜市・小牧市・清洲市・近江八幡市で構成している信長公居城連携協議会という組織がありまして、名古屋市も共催で参加し、昨年スタンプラリーを実施されました。期間は3月30日から12月1日までで、信長に関わりのある5つの城あるいは城跡のスタンプをすべて集め、最後に訪問した城に応募用紙を提出する仕組みです。1116名が参加され、応募者地域別には愛知県593名、岐阜県209名を含めた東海地方が904名と一番多く、滋賀県28名を含めた近畿地方105名、関東地方69名という状況でした。一方提出先別でみると、安土城461名、名古屋城223名、清洲城174名、岐阜城156名、小牧城102名と安土城が多くなっています。信長賞は長良川温泉ペア宿泊券、各城毎の賞もあり、各20名、計100名の方に記念品が贈呈されました。記念品は一筆箋、まんが、グラス、箸、ハンカチなどいろいろです。今年も実施されるようなので、みなさん是非とも参加して下さい。   

2014年2月4日火曜日

彦根・長浜・安土城郭講演会

「天下をにらむ戦略」と題し、3つの博物館が連携した講演会を3月15日に開催します。「家康の天下普請戦略と彦根城」、「秀吉・勘兵衛の中国攻め」、そして「信長の安土城築城戦略」の3つの講演と各講師による鼎談で構成します。13:30から、当館セミナールームにおいで下さい。

2014年2月2日日曜日

オレガノさんと旧伊庭邸

オレガノさんは、近江八幡市指定文化財である旧伊庭家住宅(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計、1913年竣工)を公開するグループとして、2013年の夏頃から19人のメンバーで活動していると聞いてます。建物公開のための勉強会を精力的に開催されたり、修繕のため市役所など奔走されていました。秋の行楽シーズンにはやっと公開に漕ぎ着けて、昨年末はクリスマス会なども催されました。今後の公開予定ですが、修理等の関係もあって、2月末までは土日祝10:00-16:00開館、3月以降は毎日開館(月曜休館)だそうです。修繕情報;真っ赤な絨毯が蘇った。サンルームの窓枠も修理完了。駐車場がないので,沙沙貴神社に駐車して徒歩でおいで下さいとのこと。(住所:近江八幡市安土町小中191、0748-46-6324)