2014年2月18日火曜日

近江が国の中心だったとき

冬季特別展「近江三都物語-大津宮・紫香楽宮・保良宮-」の関連講座として、当館の高木学芸員が「近江が国の中心だったとき」と題してお話しします。大津北郊を中心とした掘立柱建物や大壁建物など渡来系氏族の居住を示唆する建物遺構、木簡や墨書土器など識字層の成立を示唆する資料、港湾施設や築堤など高度な土木技術を駆使した遺構の発掘、製鉄、製陶、製瓦、製塩など膨大な木材供給に応えた田上杣をはじめとする近江杣の活動、そして壬申の乱、聖武彷徨、天平宝字の乱などの社会状況をどのように有機的に結びつけてとらえるか、おもしろいお話が聴けると思います。3月2日(日)13:30から当館セミナールームにおいて開催します。

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