2015年12月27日日曜日

今年もお世話になりました!

 今年も残り僅かとなりました。
 当博物館は、きょうが今年最後の開館日で、あす12月28日(月)から1月4日(月)まで年末年始の休館とさせていただきます。

 今年も、皆様方のご支援ご愛顧をいただきまして、誠にありがとうございました。
 博物館としては、春季特別展「戦国合戦のかたち-川中島合戦から大坂の陣まで-」、第51回企画展「よみがえる弥生のムラ-大中の湖南遺跡 発掘五〇年-」、秋季特別展「倭五王 海を渡る」と展覧会を積み重ね、県内外から多くの観覧者にお越しいただきました。
 また、展覧会に関連する講座や、入門編など連続講座にも熱心な歴史ファンが駆けつけていただきました。
 その他、歴史探訪や様々なイベントにも多くの方のご参加が得られたこと、大変ありがたく、改めて感謝致します。

 なお、個人的なことですが、私は4月に着任して以来、右も左も分からない中、スタッフに助けられながら何とか年を越せそうな所まで来ることができました。
 この場をお借りして、博物館の職員のみんなに感謝したいと思います。

 さて、来年は、1月5日(火)からのスタートとなりますが、早速1月9日(土)からは第52回企画展「大湖北展 伊香・浅井・坂田三郡の風土と遺宝」が開幕します。是非ご期待いただきたいと思います。
 当博物館にとっても、開館以来130万人目のお客様をお迎えする記念すべき日が年明け早々にやってきそうです。
 私自身もワクワクしながら、来る年に大いに希望を抱いてまいりたいと思います。

 皆様方に明るく幸多い1年が訪れますようにお祈りします。

新年の連続講座

 歴史ファンの皆様にご好評をいただいている、当博物館の講座が新年早々からスタートします!
 「秀吉の城 最新情報」と銘打った連続講座が1月10日(日)に始まります。
 滋賀県立大学の中井 均教授のコーディネートで戦国時代から安土桃山時代の城郭を考察しながら、秀吉とその家来たちの活躍した時代を振り返ります。
 来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の前史となる時代の息吹を感じていただけます。

 連続講座の内容は以下のとおり。会場は、いずれも当館セミナールーム。13:30開講。定員は先着順に140名(予約不要)で、参加費は200円です。
 ①1月10日(日)  「信長の城・秀吉の城」 中井  均氏(滋賀県立大学教授)
 ②1月23日(土)  「幻の伏見城」      福島 克彦氏(大山崎町歴史資料館館長)
 ③2月 6日(土)  「復原!聚楽第」     馬瀬 智光氏(京都市文化市民局芸術都市推進室)
 ④3月 5日(土)  「天空の城 竹田城」  田畑  基氏(朝来市埋蔵文化財センター館長)
 ⑤3月19日(土)  「秀吉の城・ザ近江」  木戸 雅寿氏(滋賀県教育委員会)

 奮ってご参加ください。

2015年12月23日水曜日

「お正月飾りをつくろう」を開催しました

 きょう、当博物館で「お正月飾りをつくろう」を開催しました。
 来年のエト「申(さる)」の置物を、まゆ玉を使って手作りするワークショップで、お年寄りから子どもたち、親子連れまで、幅広い年代の方が参加されました。
 はじめは慣れない手つきで、「どうやるの?」と尋ねる方が多かったですが、皆さん、だんだん熱中してきて、真剣な眼差しで”まゆ玉”に取り組んでおられました。
 差し渡し2cm程と小さく、紙のように軽い”まゆ玉”を、壊さないようにそうっと扱いながら、切ったり貼り合わせたりして形を作っていきます。
 最後は、皆さん、思い思いの正月飾りが出来たようです。

 皆さん方に良いお正月が訪れますように、、、。   

2015年12月22日火曜日

年末年始の休館日

 平年よりも暖かい、と言われても、やっぱり布団から出るのが辛い今日この頃です。

 当博物館は、次のとおり年末年始の休館をさせていただきます。
   12月28日(月)~1月4日(月)
 お間違えの無いようにお願いします。
 

2015年12月16日水曜日

講座のお知らせ

 冷たい雨が降っている、きょうの安土ですが、館員一同、熱いハートで皆様をお待ちしています。

 さて、12月19日(土)には、秋季特別展関連の連続講座「淀川流域の中期古墳」の第4弾、「久津川車塚古墳の造営」を開講します。
 古くに、長持形石棺をはじめ大量の遺物が出土した久津川車塚古墳は、日本を代表する中期古墳です。最近の調査成果を加えて、その築造の意味について、城陽市教育委員会の小泉裕司氏に解説していただきます。
 13:30~15:00頃(受付は13:00~)。当館セミナールームにて。予約不要で、当日先着順に140名様まで。資料代等として200円申し受けます。
 奮ってご参加ください。

2015年12月15日火曜日

テレビ番組の撮影がありました


 きょう午後、テレビ番組の撮影が行われました。
 県教育委員会が制作される特別番組「戦国の近江」の収録の一部が当博物館で実施されたものです。
 撮影は、第2常設展示室で行われ、「築城記」に基づく中世城郭の構造、観音寺城のジオラマ、安土城跡復元模型などが次々とカメラに収められていきました。

 放映は、来年1月2日、3日にびわ湖放送であるそうです。
 私も、お正月の放送を楽しみに待ちたいと思います。

2015年12月11日金曜日

お客様アンケートから

 夕べからの雨は上がってきましたが、何やら生暖かい今朝の安土です。
 今月は、入館時のアンケートにお答えいただいた方に、抽選でもれなく「大湖北展」の招待券や当館のオリジナルグッズをプレゼントする企画を行っていますが、最初の1週間の結果をご紹介します。
 504人の入館者のうち230人の皆様に回答いただきました。県内から50人(22%)、県外から180人(78%)お越しいただき、うち95人(41%)が女性でした。年齢は、40代20%、50代23%、60代は21%で、中高年の方が大多数で、これまでの調査結果どおりでした。
 展示等に「満足」いただけた方は、183人(約80%)で、職員の応対も含めて「まずまず」の評価をいただけたと考えています。
 「満足」いただいた理由は、「ゆったりとした展示で見やすい」、「展示に工夫が見られる」などが多く、「不満足」と応えられた理由は、「説明が古い」、「古代史の部分が手薄」などでした。
 これからも、お客様に満足いただけるように、充実した展示や楽しいイベントに工夫を凝らしていきたいと思います。
 プレゼントは12月いっぱい実施する予定ですので、是非ご参加ください。

 さて、来年1月9日(日)から開催します、「大湖北展ー伊香・浅井・坂田三郡の風土と遺宝ー」のチラシが出来ました。
 年明け早々のスタートになりますが、ご期待ください。

2015年12月8日火曜日

年末年始のイベント

 突き抜けるような青空の下、新しい1日が始まりました。

 さて、当博物館では、年末年始に向けて様々なイベントをご用意していますが、その中から2つをご紹介します。
 まず、12月23日(水・祝)13:30~15:00に、「お正月飾りを作ろう」を開催します。
 毎年恒例のイベントで、来年の干支「申」の置物を「まゆ玉」で作る、珍しい催しです。もう少し枠が残っていますから、奮って申し込んでください。(0748-46-2424)
 20名様まで。参加費は材料代として300円です。

 年始には、1月11日(月・祝)に「忍者になってみよう」を開催しますが、その申込みを12月11日(金)から受け付けます。
 小学校のお子さんを主な対象に、忍者の「なりきり体験」をしていただきます。定員は15人で、参加費は1人600円です。
 申込みは、TEL:0748-46-2424、FAX:0748-46-6140で。

 

2015年12月5日土曜日

秋景色

 穏やかに晴れた秋空のもと、博物館の裏手にそびえる繖山もきれいに色づいてきました。
 温かい陽射しを浴びた博物館の建物をバックに、愛車の撮影するために若者たちがやってきてくれました。

 博物館の裏手の芝生広場では、モミジの木が風に葉をずいぶん落とされてしまっても、残った葉っぱを真っ赤に染める健気な姿を見せています。

 あすも良い天気に恵まれそうです。
 是非、博物館にお出掛けください。

2015年12月4日金曜日

安土城がテレビで紹介されます

 けさの安土は、少し雲がかかって肌寒いですが、これから晴れていくようです。 
 
 さて、12月7日(月)午後8時から放送される、BS11の「とことん歴史紀行」という番組で、安土城(跡)が紹介されます。
 県教委の城郭調査事務所の職員さんも出演して、安土城(跡)の魅力を語っているそうです。
 是非、ご覧ください。

2015年12月3日木曜日

アンケートに答えて素敵なプレゼントをゲットしよう!

 ただいま、常設展をご覧になった方がアンケートに答えていただくと、抽選で当館オリジナルのプレゼントを差し上げています(カラクジなし!)。

 1等(博物館賞)は、来年1月9日からの「大湖北展」の招待券、
 2等(学芸員賞)は、常設展示案内(冊子)、
 3等(まめのぶA賞)は、当館のオリジナルキャラクター「まめのぶくん」をデザインしたクリアファイル、
 4等(まめのぶB賞)は、「まめのぶくん」の缶バッジ、
 5等(まめのぶC賞)は、絵葉書(1枚)
など、他では手に入らない品物ばかりです。
 この機会にご来館いただいて、素敵なプレゼントをゲットしてください。
 数に限りがありますので、是非お早めにお越しください。

2015年12月2日水曜日

きょうの博物館

 安土は、きょうも絶好の晴天に恵まれています。
 12月に入って、館内にクリスマスツリーも飾って、お客様をお待ちしています。
 
 先日閉幕した今年度の秋季特別展「倭五王 海を渡る」には、延べ38日間の会期に5,058人の観覧者をお迎えしました。
 1日当たりにすると、約133人で、昨年の秋季特別展の120人/日を少し上回りました。

 ミュージアムショップでも、多彩なグッズをご用意しています。
 以前にもご紹介した「とび太くん」文具は、相変わらず人気がありますが、最近のオススメは、左の写真の「真田グッズ」です。
 来年のNHK大河ドラマ「真田丸」にちなんで、真田幸村関連の商品を各種取り揃えています。
 真田家の家紋「六文銭」をあしらったクリアファイルや双六など、楽しいグッズがあります。


 当館の正面玄関上の壁面に、来年1月9日に開幕する第52回企画展「大湖北展 伊香・浅井・坂田三郡の風土と遺宝」のPR幕を掲げました。
 「観音の里」湖北の魅力を総合的にご紹介する展覧会の成功に向けて、館員一同張り切っていますので、どうぞご期待ください。

2015年12月1日火曜日

安土周辺の観光情報

 今回は、先月に引き続き、博物館周辺の観光情報をお知らせします。
 
 まず右の写真は、沙沙貴神社です。近江源氏・佐々木氏の氏神として古くから栄えた神社です。
 平安・鎌倉時代の建築様式を伝える大型の木造建築(重要文化財)が立ち並ぶ様は圧巻です。
 沙沙貴神社からほど近い所に、旧伊庭家住宅がひっそりと佇んでいます。
 近江兄弟社の創始者で建築家としても高名なウィリアム・メリル・ヴォーリズが設計した木造住宅で、洋風の外観の内側に、和の様式、日本人の知恵を随所にちりばめた貴重な建築物です。
 月曜日を除いて、内部の見学も出来ます。
 沙沙貴神社や旧伊庭家住宅からは、JRの線路を挟んで反対側(北西側)になりますが、町並みの外れにセミナリヨ跡があります。
 信長がイタリア人宣教師オルガンティーノに命じて建設させた、日本最初のキリシタン神学校(セミナリヨ)があったと言われています。現在は、場所を示す石碑があるばかりで、当時のものは何も残されていませんが、この場に立って往時の有り様を想像してみては如何でしょうか。
 いま、史跡公園の再整備を目指して、工事の真っ最中です。
 次は、安土駅からはぐっと離れますが、国道8号線の東側に位置する「老蘇(おいそ)の森・奥石(おいそ)神社」です。
 古代には、現在の国道8号線や新幹線も超えて広がっていた広大な老蘇の森は、人々から神聖な森として崇められてきました。右の写真のご神木に見るような巨木がたくさんあったのでしょうね。
 また、その中に鎮座する奥石神社は、霊験あらたかとして信仰を集め、特に最近では安産祈願の神社としても有名です。 

連続講座第3弾

 秋季特別展も終わり、きょうから12月です。
 師走の声を聞くと、何とはなしに気忙しくなるのが不思議ですね。

 さて、先月から始まった連続講座「淀川水系の中期古墳」(全6回)の第3弾として、「恵解山古墳と向日丘陵の古墳群」を12月5日(土)に開催します。
 宇治・木津・桂の三川合流点を望み、大量の鉄製品が出土したことで知られる恵解山古墳。向日丘陵での古墳調査の最新成果を含めて、その成立の謎を解説していただきます。
 講師は、京都府の向日市埋蔵文化財センターの梅本康弘氏です。
 13:30から当館セミナールームにて。予約不要で先着140名まで。資料代として200円かかります。

 また、きょうから第二常設展示室のコーナー展示が変わり、「織田信長の世界」と題して信長と斎藤道三の画像、江戸時代の安土城図、信長の革袴(復元品)などを展示しています。どうぞご覧下さい。