今回は、先月に引き続き、博物館周辺の観光情報をお知らせします。
まず右の写真は、沙沙貴神社です。近江源氏・佐々木氏の氏神として古くから栄えた神社です。
平安・鎌倉時代の建築様式を伝える大型の木造建築(重要文化財)が立ち並ぶ様は圧巻です。
沙沙貴神社からほど近い所に、旧伊庭家住宅がひっそりと佇んでいます。
近江兄弟社の創始者で建築家としても高名なウィリアム・メリル・ヴォーリズが設計した木造住宅で、洋風の外観の内側に、和の様式、日本人の知恵を随所にちりばめた貴重な建築物です。
月曜日を除いて、内部の見学も出来ます。
沙沙貴神社や旧伊庭家住宅からは、JRの線路を挟んで反対側(北西側)になりますが、町並みの外れにセミナリヨ跡があります。
信長がイタリア人宣教師オルガンティーノに命じて建設させた、日本最初のキリシタン神学校(セミナリヨ)があったと言われています。現在は、場所を示す石碑があるばかりで、当時のものは何も残されていませんが、この場に立って往時の有り様を想像してみては如何でしょうか。
いま、史跡公園の再整備を目指して、工事の真っ最中です。
次は、安土駅からはぐっと離れますが、国道8号線の東側に位置する「老蘇(おいそ)の森・奥石(おいそ)神社」です。
古代には、現在の国道8号線や新幹線も超えて広がっていた広大な老蘇の森は、人々から神聖な森として崇められてきました。右の写真のご神木に見るような巨木がたくさんあったのでしょうね。
また、その中に鎮座する奥石神社は、霊験あらたかとして信仰を集め、特に最近では安産祈願の神社としても有名です。
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