2013年7月20日土曜日

夏季特別展始まる

夏季特別展「華麗なる漁と美味なる食 魚・人・琵琶湖の過去・現在・未来」が7月20日から始まりました。午前9時からの観覧会には関係者・マスコミの方々が来られ、セレモニーは20分程度で終わり、展示室でのギャラリートークを楽しんでいただきました。
今回の展覧会は、「琵琶湖とその周辺が淡水域の漁法の博物館」として、発掘成果も含め、今も生き生きと存在すること、そしてどこまで遡れるかは明確ではありませんが、永く琵琶湖に棲む淡水魚を加工した料理を今も食することができることがベースになっております。漁業がいつどのように成立することとなったのか、いつ水産業となったのか、時代時代における遺物を丹念に整理することで、見えてくるものがあります。食や遺物を通して古代人の生活を具体的にイメージし、現代人とどうつながっているのか、想いを馳せていただければ幸いです。また、近江盆地は琵琶湖を中央に位置し、しばしば水の小宇宙と見立てることができ、その中で育まれる食文化の曼荼羅をイメージして、琵琶湖との絆を確認し、楽しんでいただけるかもしれません
9月16日までの会期中、博物館講座やフォーラム「沖島」、お魚体験クルーズなどを実施しますので、是非ともご参加下さい。

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