地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天からなる六道の苦しみを説く六道思想、あるいは、冥界において閻魔王をはじめとする十人の裁判官が、死者の罪業を裁くとする十王思想など、地獄をめぐる思想・信仰は、日本人の精神生活に多大な影響を与えてきました。特に、絵画に描かれた地獄の情景は、人々に強い恐怖心を植え付けるとともに、一方では美しい極楽世界への憧憬をますますかき立てる役割をも担っていました。本展は、昨年に引き続き2回目となる企画で、県内に伝わる各時代の十王図を通して、地獄の世界を紹介します。会期は9月1日(日)までです。
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