2013年7月26日金曜日

体験学習 勾玉をつくろう


勾玉(まがたま)は弥生時代から古墳時代にかけて使われた装身具で、硬い石を少しずつ削って作ります。今回は柔らかいロウ石を素材に、勾玉を本物そっくりに作り上げることで、古(いにしえ)の人々が「勾玉」に乗せた想いを体験するものです。まだ、募集枠に空きがありますので、どんどん応募下さい。
○開催日時: 平成25年8月13日(日) 午後3時~午後5時頃
○募集人数: 30名程度(事前申し込み)   500円(参加実費)
○開催場所: 多目的広場 ※受付は博物館エントランスホール
○内  容: ①勾玉の実物を見学 ②勾玉についての説明 ③各自で勾玉を制作

2013年7月25日木曜日

今年のあづち信長まつりを振り返って

今年のまつりは実行委員会方式から協議会方式に大きく変更されました。祭を見に外から来られる方、また地域の中でも協議会に参加しておられない方にはわからなかった思いますが、これまでのやり方、特に商工会中心のやり方から、まち協中心のまつりに変わったということです。準備にはいくつもの部会で何度も会合を開いて、いつもの年より倍も時間をかけていただいたようです。1981年に開催された織田信長400年祭から32年、ようやく地域全体が参加し自ら作り上げる祭として再スタートしたと言えるのではないでしょうか。関係者の皆様ほんとにご苦労様でした、そして新しい試みの成功、おめでとうございます。まだまだ種々の問題はあるとは思いますが、来年、また再来年に向けて、一つずつじっくり対応していけばよいと思います。今後若い世代が祭に積極的に関わってくれることを期待しています。(7月23日の総括会議を終えて)

2013年7月24日水曜日

テーマ展「地獄の情景 part2」


 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天からなる六道の苦しみを説く六道思想、あるいは、冥界において閻魔王をはじめとする十人の裁判官が、死者の罪業を裁くとする十王思想など、地獄をめぐる思想・信仰は、日本人の精神生活に多大な影響を与えてきました。特に、絵画に描かれた地獄の情景は、人々に強い恐怖心を植え付けるとともに、一方では美しい極楽世界への憧憬をますますかき立てる役割をも担っていました。本展は、昨年に引き続き2回目となる企画で、県内に伝わる各時代の十王図を通して、地獄の世界を紹介します。会期は9月1日(日)までです。

2013年7月22日月曜日

日博協近畿支部幹事会

日本博物館協会の近畿支部長を昨年から引き受けています。19日には平成25年度の役員会を開催しました。今年は、長浜市域にある博物館の視察研修や情報交換・勉強の場づくり、インターネットによる会員情報の発信などの活動を計画しているところです。博物館の仲間うちの活動ですが、文化施設を取り巻く厳しい環境について、常に情報交換は欠かせません。

2013年7月21日日曜日

節電クールライフキャンペーン

節電クールライフキャンペーンの一環として、県立文化施設の無料開放が実施されます。7月22日(月)~8月30日(金)の平日にキャンペーンチラシをおもちいただくと、当館の常設展示料金が無料になります。ただし、土日および8月13日(火)~8月15日(木)は除きます。是非ともこの機会に、御家族でお出かけ下さい。詳しくは滋賀県のホームページの「クールアクション2013」を検索参照下さい。

2013年7月20日土曜日

あの遺跡は今!Part17

毎年実施しています「あの遺跡は今!」が明日7月21日(日)安土城考古博物館で開催されます。発掘成果の中間報告会「水にまつわる祈り・信仰」が10:00~と13:30~の2回あります。最近発掘された遺物の展示もあり、考古ファンは必見です。土器の接合復元や瓦などの拓本作業、オリジナルグッズ製作の体験そしてクイズラリーなど親子で楽しんでいただければと思います。夏休み自由研究相談も随時受け付けています。9:00~17:00、参加は無料ですが、人数制限しているものもありますので、お早めに来館下さい。

夏季特別展始まる

夏季特別展「華麗なる漁と美味なる食 魚・人・琵琶湖の過去・現在・未来」が7月20日から始まりました。午前9時からの観覧会には関係者・マスコミの方々が来られ、セレモニーは20分程度で終わり、展示室でのギャラリートークを楽しんでいただきました。
今回の展覧会は、「琵琶湖とその周辺が淡水域の漁法の博物館」として、発掘成果も含め、今も生き生きと存在すること、そしてどこまで遡れるかは明確ではありませんが、永く琵琶湖に棲む淡水魚を加工した料理を今も食することができることがベースになっております。漁業がいつどのように成立することとなったのか、いつ水産業となったのか、時代時代における遺物を丹念に整理することで、見えてくるものがあります。食や遺物を通して古代人の生活を具体的にイメージし、現代人とどうつながっているのか、想いを馳せていただければ幸いです。また、近江盆地は琵琶湖を中央に位置し、しばしば水の小宇宙と見立てることができ、その中で育まれる食文化の曼荼羅をイメージして、琵琶湖との絆を確認し、楽しんでいただけるかもしれません
9月16日までの会期中、博物館講座やフォーラム「沖島」、お魚体験クルーズなどを実施しますので、是非ともご参加下さい。