2017年3月31日金曜日

今年度もお世話になりました!

 けさの安土は、昨日とは打って変わった寒さで、せっかく膨らみかけた桜のツボミも慌てて身を固くしたようです。
 近づいてきた春も、いったん足踏みといったところですね。

 しかし、当博物館は、春休みに合わせて見所満載で皆さんをお待ちしています。
 まず、湖南地域の宗教美術の魅力を余すところなくご紹介している「大湖南展」は、4月9日(日)の最終日まで全力で開催しています。
 展示替えを終えた後期の展示内容を堪能していただけますし、4月2日(日)には同展を担当する山下学芸員が「近江湖南における神像彫刻と狛犬を語る」と題して講座を開催します。(13:30~。参加費200円)
 さらに、4月4日(火)からは特別陳列「歴史の中の女性(考古資料編)」を望楼下の特設ケースで行います。
 女性の活躍が社会のテーマとなっている現在、そのルーツを考古資料の中に見る試みで、県内出土の女性の造形や装身具などを展示します。
 
 あすからの新年度も、信長・安土城と滋賀の考古の魅力を力一杯お伝えしますので、ご支援をお願いします。

2017年3月29日水曜日

桜のツボミ膨らむ

 春の陽ざしに恵まれて、博物館の桜のツボミが随分膨らんできました。
 ピンク色がかってきて、間もなく開花するのではないか、と思わせる風情です。
 
 さて、博物館の最寄りのJR安土駅は改修工事中です。
 橋上駅化する計画で、10月ごろの完成を目指して工事の真っ最中です。


 完成した暁には、エレベータやエスカレータなどバリアフリーの設備も完備した便利な駅に生まれ変わることになっています。
 

2017年3月23日木曜日

水ぬるむ

 まだ桜が咲くには間がありそうですが、世の中全体に春の兆しが現れてきました。
 安土城の中堀跡と言われる水路が田んぼの間に残っています。岸辺にはヨシや草が生い茂っていましたが、2月末に地元の有志の皆さんが草刈り・清掃を行われたため、護岸の石垣がよく見えるようになりました。
 信長が築いた堀の石垣がどうかは分かりませんが、何やら風情を感じさせる姿ですね。

 当博物館の芝生広場の紅梅と博物館を撮ってみました。
 天気がイマイチでしたが、この時期らしい1枚になったと自負しています。
 もうすぐ、外で遊んでいると汗ばむ気候になりそうで、いまから楽しみです。
 芝生広場は自動車も入って来ませんし、少々転んでも芝生があるのでケガもしないので、小さいお子さんでも思いっきり走り回って遊べますよ。
 皆さんも、お出かけの行き先に当博物館を加えてみてください。 
 最後に、当博物館の正面の鉢植えに新しい花を植えていただきました。
 とても春らしい明るい色の花が色とりどりに咲き誇っています。

 春を感じに、安土城考古博物館へお越しください。

2017年3月19日日曜日

きょうの博物館

 きょう3月19日(日)は、午後から企画展講座「神仏習合の文化史」を開催します。
 滋賀県で特に発展した神仏習合の思想と美術の展開について、当館学芸員の大槻暢子がご紹介します。
 13:30から当館セミナールームにて。先着順に140名様まで。参加費は200円です。

 また、15:30からは、開催中の「大湖南展」の展示内容に関して、担当学芸員の山下 立が詳しく解説するギャラリートークを行います。
 展示作品を深くご理解いただける絶好の機会ですので、奮ってご参加ください。予約は不要で、企画展入館料のほかには経費はかかりません。

 あす3月20日は月曜日ですが、「春分の日」の祝日ですので開館します。
 その代わりに3月21日(火)は休館となります。
 なお、3月22日(水)から「大湖南展」は後半となり、展示内容が一部変わりますので、既にご覧になった方も新しい展示品を楽しみにお出でください。
 

2017年3月16日木曜日

きょうの博物館

 暖かい陽射しが戻ってきて、安土城考古博物館の芝生広場でも梅が満開を迎えています。
 裏山(繖山)でウグイスが鳴いているのに、初めて気が付きました。
 ほかにも、いろんな小鳥が芝生広場で遊んでいます。
  

 開催中の「大湖南展−栗太・野洲郡の風土と遺宝−」も、まもなく折り返しです。
 3月19日(日)には企画展関連講座「神仏習合の文化史」を開催します。講師は当館学芸員の大槻暢子で、13:30から当館セミナールームにて開講します。(予約不要、参加費200円)
 また、同じ19日(日)には企画展担当学芸員の山下 立がギャラリートークを行います。展示品の詳しい紹介を行いますので、是非ご参加ください。(15:30より企画展示室にて。企画展入館料のほかには参加費は不要です。)
 展示と併せて、たっぷりと宗教美術の世界に浸ってみてはいかがですか?
 

2017年3月15日水曜日

神仏習合の文化史

きのうの暖かさから一転して、冷たい雨が降る安土です。
お隣の「文芸の郷」の池で、カモが羽を休めていました。
もうすぐ北に帰る頃ですが、しばし足踏みと言ったところでしょうか。

さて、次の日曜日、3月19日(日)13:30から企画展関連講座の第3弾として、「神仏習合の文化史」を開催します。
講師は、当館学芸員の大槻 暢子です。
近江には、神仏習合の文化がしっかりと根付いています。古代に端を発し、中世に花開いた神仏習合の思想は神像などの美術工芸品に色濃く反映し、今もなお存在感を保っています。
滋賀県内の事例を中心に、神仏習合の思想と文化が展開していく過程をたどります。
予約は不要で、当日直接、受付へお越しください。(定員は先着順に140名様です。)参加費は200円。
奮ってご参加ください。

2017年3月11日土曜日

きょうの博物館

きょうは連続講座の最終回「京都の信長」を開催しましたところ、97名の方にご参加いただきました。
奈良大学の河内 将芳先生のお話に熱心に耳を傾けておられました。

安土では今日も風が強くて冷たいですが、当館裏の芝生広場では梅が満開を迎えています。
白梅も紅梅も咲きそろい、ほんのりと甘い香りがしています。
明日もお天気が良いそうですので、梅のお花見はいかがですか?

JR安土駅近くの沙沙貴神社の境内では、ロウバイとともにキンギョバツバキが大輪の花を咲かせていました。
葉っぱの先がギザギザに分かれている様子が、金魚のしっぽに似ているところから名づけられたそうですが、沙沙貴神社は珍しい花や木が多く植えられています。
4月1日、2日には「沙沙貴まつり」が催される予定になっています。
右の写真は、田起こしの済んだ田んぼと博物館を撮ってみました。
春の田植えの準備の第一歩として、トラクターなどで田んぼの表面を掘り起こし、土壌中に酸素をたくさん取り込ませるために行われるそうです。
冬の終わりから春先にかけての風物詩ともいえる作業です。
冬枯れの景色一色だった田んぼに、春の兆しが着実に訪れています。



さて、明日の日曜日には、「大湖南展」のほか、チビッ子忍者が活躍する体験学習「忍者になってみよう」も午後に開催します。
是非、安土城考古博物館にお出かけください。