2012年1月14日土曜日

効果的な広報とは?

   全国の博物館の共通の関心事は、多くの来館者を確保することですが、そのためには「広報」が重要なカギになります。
   現在、安土城考古博物館では、展覧会ごとに作成するポスター・チラシ、年4回発行する博物館広報紙「おおてみち」、当館以外の広報媒体(紙・インターネット)への情報提供、最新情報を随時更新する自前のホームページ、パブリシティ(報道関係者への情報提供)などを組み合わせて、効果的な広報に努めていますが、来館者アンケートの回答を見ますと、「せっかく面白い展覧会をしているのに、あまり(ほとんど)知られておらず、もったいない」といった趣旨の記載が少なくありません。
   県民の皆さんへの情報提供の面では、情報媒体への露出機会(記事掲載等)がかなり増えたこともあって、一定前進はあるものの、「集客」にまで結びついているかどうかは、十分な評価ができていません。
   一方、県外者向けの情報提供の面では、今年度からインターネットを通じてかなり積極的に取り組んでおり、県外者の割合が多い特別展の来館者アンケートを見ると、「ホームページ」を通じて展覧会を知り来館したと回答する人の割合が増えています。ただ、インターネット以外に有効な広報手段を持っていないことから、その効果は限定的です。
   やはり、「集客」のためには、それなりの予算(お金)を広報につぎ込むことが不可欠だとは思っていますが、限られた予算の中では悩ましいところですね。

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