2012年2月8日水曜日

縄文のヴィーナス

   第43回企画展「『人』・『自然』・『祈り』 共生の原点を探る~縄文人が語るもの~」が、いよいよ11日(土)から始まります。
   主な展示資料の中には、相谷熊原遺跡から出土した「土偶」も含まれています。発掘された当時、考古学の世界でビッグニュースとなったものです。この土偶は、日本各地で行われている発掘調査のうち、最新の成果を紹介する「発掘された日本列島2011」にも出陳されており、今は(2月14日まで)、高知県立歴史民俗資料館で展示されています。

   そこでの紹介文が、これです。

日本最古級の「ヴィーナス」
   見どころのひとつが、女性の土偶です。2010年5月、滋賀・相谷熊原遺跡(縄文時代)の竪穴建物から出土して、大きく報道されました。国内で最も古いものの一つとなる約1万3000年前の土偶です。高さ3.2センチ、幅2.7センチと小ぶりながら、女性の豊かな胸や腰のくびれが写実的に表現されています。縄文人がどのような目的で土偶をつくり、使用したのか。想像力をかき立てられます。

   発掘当時「縄文のヴィーナス」とも称された(嘉田知事は「愛知川ヴィーナス」と命名?)、この土偶の里帰りが間もなく実現します。是非、ご覧になりにご来館ください!

0 件のコメント:

コメントを投稿